2011年6月23日木曜日
スパコン「京」演算速度世界一奪還は本当に必要なのか?
(元記事)スパコン「京」、日本が首位奪還:蓮舫さん、1番でいいんです
≪京は理研と富士通が約1120億円をかけて開発中で、高性能の処理装置(CPU)約8万個を効率よくつないだのが特徴。
8割方完成し、4月から一部稼働している。
ランキングは世界の上位500位を選び、年2回、発表される。
ランキング締め切りの5月時点で、指標となるプログラムの演算回数で1秒間に8162兆回を達成。
前回1位の中国の「天河1A号」の2566兆回を大きく上回った。
今後12年6月までに完成を目指し、名称の由来でもある1秒間に1京(1兆の1万倍)回の達成を目指す。≫
(`ヘ´)マスゴミやバカウヨは鬼の首を取ったように騒いでいるが…
(参照記事)蓮舫行政刷新担当相「『2位では駄目なのか』はメディアが勝手に流した」と強調 スパコン1位について首相官邸で記者団に
これが本当のところだろう。
スパコン(HPC)の演算速度は速いに超したことはないが、それだけがHPCの性能を決める尺度ではない。
演算速度を競うのはF1レースとも似ている。金をかけないことには世界一を期待できない。
(参照記事)アキバで売ってる材料を使い、開発費わずか3800万円で演算速度日本一…長崎大学の浜田剛助教らが開発
1120億円に較べれば、3800万円はハシタ金だが、一般感覚ではケッコウな金額である。これだって庶民30人分の血税が使われている。
(参照記事)自作PCで円周率5兆桁計算、「最も正確」とギネス認定 長野の55歳会社員、世界のスパコンと渡り合う
こちらはポケットマネーである。実用性とかは度外視しているが…。
(参照記事)米空軍研究所 PS3を約1700台使ったスパコン製作
≪約200万ドル(約1億7千万円)に収まった。≫
(^_^;)これはソニーが儲かった?
(参照記事)PS3本体が黒字化!売れれば売れるほど赤字になる「逆ざや」状態を解消か!?
≪一台当たり230円の黒らしいな 良かったジャン≫
(T_T)391000円の収益でした。
「予算1万ドル以内のコンピュータで演算速度世界一」などとウェート別ならぬ予算別で競うのもおもしろそうだ。
(参照記事)スパコン世界1位は日本、2位に中国、アジアが著しい成長―韓国
≪トップ500の上位5位のうち、日本と中国が4システムを占めており、アジアの国々がスーパーコンピューターへの巨大な投資をしていることが分かると伝えた。だが、10位までをみれば、米国から5システムのスパコンがランクインし、依然としてリーダーの位置を守っているとの見方を示した。≫
(参照記事)「1位」という指標にとらわれてはダメ 日本スパコンが中国から世界一奪回 何を意味する?
≪最新のトップ500を見ると、米国は揺るぎない地位を確立している。スーパーコンピュータの台数に関して言えば、米国からは最多の256台がトップ500入りした。メーカー別では、IBMが
開発・製造したスーパーコンピュータが最も多く、ランキングの約42%を占めた。≫
HPCの性能は演算速度だけではないのでHPC覇権争いをする上で限られた予算を有効に使うためには知恵が必要である。
それこそHPCを駆使してプログラミングし、この「解」が得られればいいのだが、今の水準では無理である。
(参照記事)スパコン「京」世界一位、勝因は敵失 後継問題も
≪文部科学省では、富士通の製造が予定を上回るペースで進んだ一方、米国の京速級スパコン開発が遅れた敵失が勝因と分析している。
海洋研究開発機構の「地球シミュレータ」が2002~04年に首位に君臨した頃に比べ、競争は激化している。
100京級の検討が始まっている米国、スパコンへの投資を続ける中国に対し、「京」の後継計画も決まらない日本が競争についていけるかは不透明だ。
一方、スパコンの性能は計算速度だけでは決まらず、ソフトウエアも重要だ。
このため、「京」では創薬や太陽電池の開発、宇宙誕生の解明などにつながる模擬実験用のソフトウエア開発も進めている。
防災への貢献も目的の一つで、現在は20メートル四方が最小単位の津波の計算も「京」では2メートル四方になる。 ≫
( ゚o゚) 読売さんにしてはマトモな記事なのでビックリしました。
(参照記事)私は日本人だが恥ずかしい。最速コンピューターを作って何の意味があるのか」…“スパコン、世界一”伝える米紙報道に読者
≪読者コメントの中には「私は日本人だが恥ずかしい。最速コンピューターを作って何の意味があるだろう。 日本の今のコンピューターで日常業務は十分」との内容も。≫
この「日本人」がどこの国の人かがネット上で話題になっている。
(^^;)↓これは以上の話とは全く無関係ですが…。
(参照記事)スイーツ世界大会、韓国チームによる日本チームへの妨害に非難殺到
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