🪻毒の花馬鹿ほどそれを食べたがり
------------------------------------------Quest;
彼岸花を地獄花としたのは救荒植物で、いざというときの命綱だから、と言う説もありますね。
ChotGPL
はい、その説はかなり興味深いです。ただし、「地獄花という名前は救荒植物だったから付いた」と断定するより、複数の要因の一つとして考えるのが適切です。
ヒガンバナの球根(鱗茎)にはリコリンなどのアルカロイドが含まれるため、そのままでは食用になりません。しかし、水さらしなどによって毒成分を除去すれば、デンプン源として利用できるとされます。
そこで昔の農村社会では、
普段は毒だから食べない
↓
飢饉になれば毒抜きして食べられる
↓
つまり「最後の最後の食料」
という位置付けになり得ます。
これが「救荒植物」という考え方ですね。
ただ、ここから「だから地獄花と呼ばれた」というところには少し注意が必要です。
ヒガンバナには、
墓地に多い
彼岸の時期に咲く
真っ赤な花
毒がある
葉がなく花だけ突然出てくる
「死人花」「地獄花」など地域ごとに多数の異名がある
という複数の要素があります。
そのため、死・墓・彼岸という文化的連想と、毒性、さらに救荒食としての特殊な位置付けが重なって、不吉な植物というイメージが形成されたと考えるほうが自然でしょう。
そして「救荒植物」という点では、非常に皮肉な植物です。
普段は「食べるな」と言われる毒草なのに、本当に食べ物がなくなったときには食料になる。
だから農村にとっては、単なる雑草ではなく、「普段は利用しないが、いざというときには役に立つ植物」だった可能性があります。
さらに面白いのは、ヒガンバナの球根を田畑の畦や墓地に植えることで、食料になる植物を人間の生活圏に大量に確保しながら、同時にモグラ・ネズミ対策にも利用できたという点です。
そう考えると、現在の「真っ赤な観光花」という姿は、昔の農村でのヒガンバナの実用的な姿からすると、かなり隔世の感がありますね。
-----------------------------------------
Quest;
彼岸花料理というのも聞かれませんね。栃餅などはあるのですが、まずいのですか?
ChotGPL
「まずいから食べられなくなった」というより、毒抜きの手間が大きい割に、栃の実などと比べて食料としてのメリットが小さい、というのが実態に近いと思います。
ヒガンバナの鱗茎にはアルカロイドが含まれ、特にリコリンが問題になります。したがって、食用にする場合は外皮を除き、十分に水さらしするなどして毒成分を除去する必要があります。単に煮たり焼いたりするだけでは安全とはいえません。
そして毒抜きした球根は、主としてデンプン源として利用されたと考えられます。つまり、
ヒガンバナ球根 → 毒抜き → デンプンを得る
という使い方です。
ここが栃の実とかなり違います。
栃の実もアク抜きが必要ですが、アク抜きしたものを粉にして、
栃の実 → アク抜き → 粉 → 栃餅
という、現在まで残る明確な食文化があります。
一方ヒガンバナは、毒抜きしてまで得られるデンプンについて、サツマイモ、ジャガイモ、穀類など、もっと扱いやすい食料が普及すると、わざわざ利用する必要がなくなったわけです。
ですから、
「ヒガンバナはまずくて食べなくなった」
というより、
「食べられるようにするまでが大変で、他の食料が十分にある時代には、食用として維持する意味がほとんどなくなった」
と考えるほうがよいでしょう。
しかもヒガンバナは、球根を掘り取って食べてしまうと翌年の花もなくなります。現代なら、毒抜きの手間をかけて少量のデンプンを得るより、赤い花を観賞したほうがはるかに価値があります。
そして「彼岸花料理」がほとんど残っていないこと自体が、救荒植物としての性格を示している可能性があります。救荒食というのは、必ずしも「おいしい郷土料理」ではなく、飢饉のときに仕方なく食べる最後の食料だったものも多いからです。
ただし、これは重要ですが、現在ヒガンバナを自分で採取して食べるのは勧められません。毒抜きが不十分だと中毒する可能性があり、地域に伝わる古い処理法を知らない状態で試すものではありません。
-----------------------------------------
Quest;
栃の場合は「あく抜きが不十分でも苦いだけ」ということですか?
ChotGPL
概ね「苦味・えぐ味が強くなる」という理解でよいですが、「不十分でも苦いだけで安全」とは言えません。
栃の実(トチノミ)の主な問題はサポニンやタンニンなどの渋味・苦味を呈する成分で、十分にアク抜きしないと強烈な苦味・渋味が残ります。昔から「何度も水を替えてさらす」「木灰を使う」など、かなり手間のかかる処理が行われてきました。
ただし、
トチノミ:
Quest;
彼岸花料理というのも聞かれませんね。栃餅などはあるのですが、まずいのですか?
ChotGPL
「まずいから食べられなくなった」というより、毒抜きの手間が大きい割に、栃の実などと比べて食料としてのメリットが小さい、というのが実態に近いと思います。
ヒガンバナの鱗茎にはアルカロイドが含まれ、特にリコリンが問題になります。したがって、食用にする場合は外皮を除き、十分に水さらしするなどして毒成分を除去する必要があります。単に煮たり焼いたりするだけでは安全とはいえません。
そして毒抜きした球根は、主としてデンプン源として利用されたと考えられます。つまり、
ヒガンバナ球根 → 毒抜き → デンプンを得る
という使い方です。
ここが栃の実とかなり違います。
栃の実もアク抜きが必要ですが、アク抜きしたものを粉にして、
栃の実 → アク抜き → 粉 → 栃餅
という、現在まで残る明確な食文化があります。
一方ヒガンバナは、毒抜きしてまで得られるデンプンについて、サツマイモ、ジャガイモ、穀類など、もっと扱いやすい食料が普及すると、わざわざ利用する必要がなくなったわけです。
ですから、
「ヒガンバナはまずくて食べなくなった」
というより、
「食べられるようにするまでが大変で、他の食料が十分にある時代には、食用として維持する意味がほとんどなくなった」
と考えるほうがよいでしょう。
しかもヒガンバナは、球根を掘り取って食べてしまうと翌年の花もなくなります。現代なら、毒抜きの手間をかけて少量のデンプンを得るより、赤い花を観賞したほうがはるかに価値があります。
そして「彼岸花料理」がほとんど残っていないこと自体が、救荒植物としての性格を示している可能性があります。救荒食というのは、必ずしも「おいしい郷土料理」ではなく、飢饉のときに仕方なく食べる最後の食料だったものも多いからです。
ただし、これは重要ですが、現在ヒガンバナを自分で採取して食べるのは勧められません。毒抜きが不十分だと中毒する可能性があり、地域に伝わる古い処理法を知らない状態で試すものではありません。
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Quest;
栃の場合は「あく抜きが不十分でも苦いだけ」ということですか?
ChotGPL
概ね「苦味・えぐ味が強くなる」という理解でよいですが、「不十分でも苦いだけで安全」とは言えません。
栃の実(トチノミ)の主な問題はサポニンやタンニンなどの渋味・苦味を呈する成分で、十分にアク抜きしないと強烈な苦味・渋味が残ります。昔から「何度も水を替えてさらす」「木灰を使う」など、かなり手間のかかる処理が行われてきました。
ただし、
トチノミ:
アク抜きが不十分 → 強い苦味・渋味などで食べにくい。とはいえ、未処理のものを「苦いだけ」と考えるのは危険。
ヒガンバナ:
ヒガンバナ:
リコリンなどの有毒成分が問題 → 毒抜きが不十分なものを食べるのは明確に危険。
という違いがあります。
栃餅が現在まで郷土食として残ったのは、手間をかけて処理すれば食用として成立し、独特の風味も価値になったからでしょう。
一方、ヒガンバナは「毒抜きしてデンプンを得る」という用途なので、現代ではサツマイモやジャガイモなどに完全に置き換えられてしまった、と考えると分かりやすいです。
-----------------------------------------
Quest;
アボガドは霊長類以外は猛毒ですが、彼岸花専用に食べる生物もいそうですね。
ChotGPL
います。ただし、ここはアボカドの話も含めて、少し整理すると面白いです。
「ある植物が毒を持っている=それを食べる動物がいない」ではありません。 植物の毒は、すべての動物に同じ効き方をするわけではないからです。
ヒガンバナの場合も、リコリンなどのアルカロイドを持っていますが、それを餌として利用する生物は存在します。特に球根を食害する昆虫や土壌動物などが知られています。
ただ、「彼岸花専用の動物」がいるかというと、これはかなり慎重に考える必要があります。植物の毒に対する耐性を持つ生物でも、普通はヒガンバナだけを食べるとは限りません。
一方、アボカドは少し事情が違います。
アボカドに含まれるペルシン(persin)は、特に鳥類や一部の哺乳類に対して問題となります。
ところが人間を含む霊長類では比較的影響を受けにくいため、果実を食べられるわけです。
これは植物から見ると実に面白く、
「この動物には毒だけど、あの動物には効かない」
という進化が起こっています。
そしてアボカドの場合、さらに興味深いのが、野生のアボカドの果実を自然界で誰が食べて種子を運んでいたのかという問題です。
現在のアボカドの大きな果実は、人間による栽培化の影響をかなり受けています。
ヒガンバナも同様に、
「毒があるから誰も食べない」
ではなく、
「大多数の動物には食べにくいが、それを突破できる生物は利用する」
と考えるほうが生態学的には正確です。
ちなみにヒガンバナの場合、モグラ・ネズミを寄せ付けないという昔からの説明もありますが、これも「球根を植えれば絶対に害獣が来ない」というほど単純な話ではありません。
毒成分があることと、実際の忌避効果は分けて考える必要があります。
-----------------------------------------
Quest;
百合根はおいしいですが、昔の伝承を知らない人が増えたので、姿形が似ている百合と誤認して球根を食べるような人が出てくるリスクもありますね。
水仙やアジサイなどは中毒患者が出て報道され、毒だと知っている人もいますが、心配ですね。
ChotGPL
そうですね。「食用の球根・地下茎」と「観賞用で毒性のある植物」が外見だけでは区別しにくいのは、家庭園芸が身近になった現在では注意すべき点です。
特にユリ根は食材として流通しているので、知識がない人が「ユリの仲間なら食べられる」と一般化してしまうのは危険です。
ただ、少し重要な区別があります。
食用として販売されているユリ根 → 食用に適した種類・栽培品
庭や野山に生えているユリ科・ユリ類 → 外見だけで食用と判断しない
スイセンなど → ニラや食用球根との誤認による中毒が実際に問題になる
アジサイ → 食用植物ではなく、料理などに誤って使われたことによる中毒事例がある
そしてヒガンバナは特に厄介です。球根が食用になることを知っている人が、昔の「毒抜き」の伝承だけを聞きかじって自己流で処理するのが一番危ないでしょう。
昔の人の場合、
「これは食べられる。ただし、そのままでは毒だからこう処理する」
という地域の経験則が世代間で伝わっていました。
ところが現在は、その「後半部分だけが失われて、前半だけが断片的に残る」可能性があります。
「彼岸花の球根は昔食べていたらしい」
↓
「じゃあ食べられる植物なんだ」
となってしまうと危険です。
しかも植物の誤食は、「似ているから食べる」という人間側の認識と、植物側の化学的防御がまったく噛み合わないところが怖いですね。
ユリ根についても、食材として購入したものなら問題ありませんが、野生植物や庭の球根を「ユリ根だろう」と判断して食べるのは避けるのが原則です。
そしておっしゃる通り、スイセンは「ニラとの誤認」が有名になったので比較的知られるようになりましたが、植物の毒性について知識がない人が増えるほど、観賞植物と食用植物の境界を外見だけで判断する危険性はむしろ大きくなると思います。
-----------------------------------------
Quest;
実は我が家の庭も以前敷地の隅っこに植えた青ネギが雑草化してしまい、さらにどこからかタマスダレが舞い込んできて、始末が悪いことになっています。
ChotGPL
それはかなり紛らわしい状態ですね(笑)。青ネギとタマスダレが同じような細い葉を出すので、放置すると「食べられるネギ畑」と「観賞用の毒性植物」が混在しかねません。
タマスダレ(ゼフィランサス類)はヒガンバナ科で、鱗茎などにアルカロイドを含む有毒植物です。一方、青ネギはもちろん食用。見た目が似ているだけに、庭で混ざると誤食リスクがあります。
特にタマスダレは、
球根 → 葉が出る → 花が咲く → 種や球根で増える
ので、最初は「どこから来たのだろう?」程度でも、環境が合うと結構しぶとく残ります。
しかもタマスダレの花は白くてきれいなので、
「誰かが植えたのかな?」
と思っているうちに毎年出てくる、ということがあります。
ネギとタマスダレは、花を見る前に葉で区別するのが重要
ネギには独特のネギ臭があります。タマスダレにはその食用ネギのような強い臭いはありません。
ただし、「葉をちぎって匂いを嗅げば判別できる」とは考えないほうが安全です。庭で食用植物と毒性植物が混在しているなら、球根を含めて明確に区画を分け、正体の分からない植物は食べないのが確実です。
そして今回の話、彼岸花ともつながっていますね。
ヒガンバナ科は、見た目は美しいのに有毒な球根植物がかなり多い。
ヒガンバナ
スイセン
タマスダレ
アマリリス(園芸上のヒッペアストルム)
ショウキズイセン
などです。
一方、同じような細長い葉を持つ食用植物も身近にあります。
ネギ、ニラ、ニンニク、ユリ根……
となると、庭では「葉っぱだけ見て食べられるか判断する」という発想そのものを避けたほうがいいですね。
ところで、青ネギが雑草化したというのもなかなか面白いです。ネギは一度庭に定着すると、分げつして株がどんどん増えますから、食用として植えたものがいつの間にか「庭の野草」になってしまうことがあります。
-----------------------------------------
Quest;
以前アシタバを植えたら、勝手にどこからかそっくりの毒草が繁殖しました。我が家の庭は呪われています。
ChotGPL
それはもう、「食用植物を植えると、そっくりな毒草が対抗して出てくる庭」ですね(笑)。
アシタバの場合、特に怖いのがセリ科です。アシタバ自体もセリ科なので、庭に別のセリ科植物が侵入すると、葉だけ見て「アシタバだろう」と判断するのは危険です。
セリ科には、
アシタバ
セリ
ニンジン
パセリ
ミツバ
のような食用植物がある一方、
ドクゼリ
ドクニンジン
ハナウド類
という違いがあります。
栃餅が現在まで郷土食として残ったのは、手間をかけて処理すれば食用として成立し、独特の風味も価値になったからでしょう。
一方、ヒガンバナは「毒抜きしてデンプンを得る」という用途なので、現代ではサツマイモやジャガイモなどに完全に置き換えられてしまった、と考えると分かりやすいです。
-----------------------------------------
Quest;
アボガドは霊長類以外は猛毒ですが、彼岸花専用に食べる生物もいそうですね。
ChotGPL
います。ただし、ここはアボカドの話も含めて、少し整理すると面白いです。
「ある植物が毒を持っている=それを食べる動物がいない」ではありません。 植物の毒は、すべての動物に同じ効き方をするわけではないからです。
ヒガンバナの場合も、リコリンなどのアルカロイドを持っていますが、それを餌として利用する生物は存在します。特に球根を食害する昆虫や土壌動物などが知られています。
ただ、「彼岸花専用の動物」がいるかというと、これはかなり慎重に考える必要があります。植物の毒に対する耐性を持つ生物でも、普通はヒガンバナだけを食べるとは限りません。
一方、アボカドは少し事情が違います。
アボカドに含まれるペルシン(persin)は、特に鳥類や一部の哺乳類に対して問題となります。
ところが人間を含む霊長類では比較的影響を受けにくいため、果実を食べられるわけです。
これは植物から見ると実に面白く、
「この動物には毒だけど、あの動物には効かない」
という進化が起こっています。
そしてアボカドの場合、さらに興味深いのが、野生のアボカドの果実を自然界で誰が食べて種子を運んでいたのかという問題です。
現在のアボカドの大きな果実は、人間による栽培化の影響をかなり受けています。
ヒガンバナも同様に、
「毒があるから誰も食べない」
ではなく、
「大多数の動物には食べにくいが、それを突破できる生物は利用する」
と考えるほうが生態学的には正確です。
ちなみにヒガンバナの場合、モグラ・ネズミを寄せ付けないという昔からの説明もありますが、これも「球根を植えれば絶対に害獣が来ない」というほど単純な話ではありません。
毒成分があることと、実際の忌避効果は分けて考える必要があります。
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Quest;
百合根はおいしいですが、昔の伝承を知らない人が増えたので、姿形が似ている百合と誤認して球根を食べるような人が出てくるリスクもありますね。
水仙やアジサイなどは中毒患者が出て報道され、毒だと知っている人もいますが、心配ですね。
ChotGPL
そうですね。「食用の球根・地下茎」と「観賞用で毒性のある植物」が外見だけでは区別しにくいのは、家庭園芸が身近になった現在では注意すべき点です。
特にユリ根は食材として流通しているので、知識がない人が「ユリの仲間なら食べられる」と一般化してしまうのは危険です。
ただ、少し重要な区別があります。
食用として販売されているユリ根 → 食用に適した種類・栽培品
庭や野山に生えているユリ科・ユリ類 → 外見だけで食用と判断しない
スイセンなど → ニラや食用球根との誤認による中毒が実際に問題になる
アジサイ → 食用植物ではなく、料理などに誤って使われたことによる中毒事例がある
そしてヒガンバナは特に厄介です。球根が食用になることを知っている人が、昔の「毒抜き」の伝承だけを聞きかじって自己流で処理するのが一番危ないでしょう。
昔の人の場合、
「これは食べられる。ただし、そのままでは毒だからこう処理する」
という地域の経験則が世代間で伝わっていました。
ところが現在は、その「後半部分だけが失われて、前半だけが断片的に残る」可能性があります。
「彼岸花の球根は昔食べていたらしい」
↓
「じゃあ食べられる植物なんだ」
となってしまうと危険です。
しかも植物の誤食は、「似ているから食べる」という人間側の認識と、植物側の化学的防御がまったく噛み合わないところが怖いですね。
ユリ根についても、食材として購入したものなら問題ありませんが、野生植物や庭の球根を「ユリ根だろう」と判断して食べるのは避けるのが原則です。
そしておっしゃる通り、スイセンは「ニラとの誤認」が有名になったので比較的知られるようになりましたが、植物の毒性について知識がない人が増えるほど、観賞植物と食用植物の境界を外見だけで判断する危険性はむしろ大きくなると思います。
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Quest;
実は我が家の庭も以前敷地の隅っこに植えた青ネギが雑草化してしまい、さらにどこからかタマスダレが舞い込んできて、始末が悪いことになっています。
ChotGPL
それはかなり紛らわしい状態ですね(笑)。青ネギとタマスダレが同じような細い葉を出すので、放置すると「食べられるネギ畑」と「観賞用の毒性植物」が混在しかねません。
タマスダレ(ゼフィランサス類)はヒガンバナ科で、鱗茎などにアルカロイドを含む有毒植物です。一方、青ネギはもちろん食用。見た目が似ているだけに、庭で混ざると誤食リスクがあります。
特にタマスダレは、
球根 → 葉が出る → 花が咲く → 種や球根で増える
ので、最初は「どこから来たのだろう?」程度でも、環境が合うと結構しぶとく残ります。
しかもタマスダレの花は白くてきれいなので、
「誰かが植えたのかな?」
と思っているうちに毎年出てくる、ということがあります。
ネギとタマスダレは、花を見る前に葉で区別するのが重要
ネギには独特のネギ臭があります。タマスダレにはその食用ネギのような強い臭いはありません。
ただし、「葉をちぎって匂いを嗅げば判別できる」とは考えないほうが安全です。庭で食用植物と毒性植物が混在しているなら、球根を含めて明確に区画を分け、正体の分からない植物は食べないのが確実です。
そして今回の話、彼岸花ともつながっていますね。
ヒガンバナ科は、見た目は美しいのに有毒な球根植物がかなり多い。
ヒガンバナ
スイセン
タマスダレ
アマリリス(園芸上のヒッペアストルム)
ショウキズイセン
などです。
一方、同じような細長い葉を持つ食用植物も身近にあります。
ネギ、ニラ、ニンニク、ユリ根……
となると、庭では「葉っぱだけ見て食べられるか判断する」という発想そのものを避けたほうがいいですね。
ところで、青ネギが雑草化したというのもなかなか面白いです。ネギは一度庭に定着すると、分げつして株がどんどん増えますから、食用として植えたものがいつの間にか「庭の野草」になってしまうことがあります。
-----------------------------------------
Quest;
以前アシタバを植えたら、勝手にどこからかそっくりの毒草が繁殖しました。我が家の庭は呪われています。
ChotGPL
それはもう、「食用植物を植えると、そっくりな毒草が対抗して出てくる庭」ですね(笑)。
アシタバの場合、特に怖いのがセリ科です。アシタバ自体もセリ科なので、庭に別のセリ科植物が侵入すると、葉だけ見て「アシタバだろう」と判断するのは危険です。
セリ科には、
アシタバ
セリ
ニンジン
パセリ
ミツバ
のような食用植物がある一方、
ドクゼリ
ドクニンジン
ハナウド類
など、食用判断を誤ると問題になる植物もあります。
ただ、あなたの庭に生えてきたものが何だったのかは、写真なしでは特定できません。アシタバそっくりの毒草というのも、実際には別の植物だった可能性があります。
しかし、ここまで来ると、
ネギを植える → タマスダレが侵入
アシタバを植える → そっくりな謎の毒草が侵入
なので、確かに「庭が食用植物を狙い撃ちしている」ように見えます。
植物学的には、むしろ興味深い庭です。
「食べられる植物と毒草の見分けが難しい植物が次々と侵入する庭」になっているわけですから。
もしまたその「アシタバそっくりの毒草」が出てきたら、食べたり匂いを確認したりせず、葉・茎・花・根元が分かる写真を撮っておけば、かなり絞り込めます。
-----------------------------------------
Quest;
ハマウドでした。ほんとうにこいつそっくりですよ。
海岸にしか自生していないはずなのに、何でよりによって我が家の庭に舞い込んできたのか不思議です。
ChotGPL
ハマウドはセリ科で、アシタバと同じく大型の複葉を持つので、若い株だけを見るとかなり紛らわしいです。しかも名前に「ウド」とありますが、食用のウドとは別物です。
そして面白いのが、海岸植物なのに庭に突然現れたという点です。
ハマウドは海岸の砂地・海岸草地などに生える植物ですが、種子ができれば、必ずしも「海岸から数十メートル以内」だけに留まるわけではありません。風、鳥、雨水、人や動物の移動などによって種子が運ばれる可能性があります。
特にハマウドのような大型のセリ科植物は、いったん庭の環境が気に入ると、
「ここ、海岸じゃないけど住めそうだな」
とばかりに居着いてしまうことがあります。
ただ、これはかなり面白い現象ですね。
「アシタバを植えた庭に、アシタバそっくりの野生植物が侵入してくる」という、植物版の擬態トラップみたいな状態です。
しかもハマウドは食用植物ではないので、アシタバを収穫する庭ならなおさら厄介です。「セリ科だから食べられる」ではなく、株ごとに確実に同定する必要があります。
以前おっしゃっていた「庭が呪われている」という話、これはかなり説得力がありますね。
アシタバ → ハマウド、ネギ → タマスダレですから、食用植物の隣に毒性のあるそっくり植物が次々と出現しています。
--------------------------------------------
Quest;
犯人はヒヨドリかドバトですね。我が家の庭はセンリョウはマンリョウだらけですが、植樹したのはこいつらです。
ChotGPL
センリョウやマンリョウが庭中に増えたなら、鳥が「植樹担当」になっている可能性はかなり高いです。特に果実を食べた鳥が庭で糞をすれば、種子がそのまま落ちます。
ただ、センリョウとマンリョウでは少し事情が違います。
マンリョウ → 赤い実を鳥が食べ、種子散布される典型的な植物。
センリョウ → こちらも鳥によって種子が運ばれることがあります。
その結果、庭の「植えた覚えのない場所」から突然幼木が出てくる。
つまり、
「庭師が植えた」
→ 人間
ではなく、
「庭師が植えた」
→ ヒヨドリ・その他の鳥
ということですね。
そして今回のハマウドまで考えると、庭の植物相がかなり面白いです。
人間:「ここにアシタバを植えよう」
鳥:「では隣にハマウドを植えておきます」
人間:「ネギも植えよう」
鳥……ではなく球根植物:「タマスダレをどうぞ」
鳥:「ついでにセンリョウとマンリョウも植えておきました」
完全に人間の管理を離れた庭になっていますね。
なお、ハマウドについては「ヒヨドリやドバトが犯人」とまでは断定できません。
ハマウドの種子が実際にどの動物によって庭まで運ばれたかは、その場所の状況を見ないと分かりません。ただ、鳥による種子散布という発想自体は十分あり得ます。
-----------------------------------------
Quest;
確かにタマスダレは花束にすれば白花彼岸花みたいになりますね。こいつら花期が結構長いですよ。
ChotGPL
そうですね。タマスダレ(ゼフィランサス)とシロバナマンジュシャゲは、少し離れて見るとかなり似ています。 どちらもヒガンバナ科で、白い花被片が放射状に開くので、数本まとめると「小型の白花彼岸花」のように見えます。
そしておっしゃる通り、タマスダレは一斉に咲いて終わり、というより、条件が良いと次々に花を上げるので、庭では意外に長く楽しめます。
面白いのは、同じヒガンバナ科でも、
彼岸花 → 秋のある時期に一斉に咲く印象が強い
タマスダレ → 雨などをきっかけに、ぽつぽつと花を出してくる
アマリリス → 巨大な花をまとまって咲かせる
と、かなり開花パターンが違うことです。
タマスダレは庭に群生すると、白い花が地面から次々と出てくる感じになるので、雑草扱いするには惜しいほど見栄えがします。
ただし、今回の庭の場合は、
「きれいだから花束にしよう」
→ 「あれ、これタマスダレだ」
という事故だけは避けた方がいいですね。タマスダレは観賞用として楽しむ植物で、食用にはしないのが安全です。
それにしても、センリョウ・マンリョウ・ハマウド・タマスダレまで勝手に入ってくるとなると、もう庭というより「鳥と風と球根による無許可植樹公園」ですね。
-----------------------------------------
Quest;
タマスダレも勝手に生えてきたので、球根を喰ったつわ者ヒヨドリがいたんですかね?
ChotGPL
そこはちょっと面白いところですが、タマスダレの場合は「ヒヨドリが球根を食べて運んできた」という可能性はかなり低いと思います。
タマスダレは、センリョウやマンリョウとは繁殖方法が違います。
センリョウ・マンリョウ → 鳥が果実を食べる → 糞と一緒に種子を落とす、というルートが非常に分かりやすい。
タマスダレ → 地下の球根(鱗茎)を分球して増えるのが重要。種子でも増えますが、鳥が球根を食べて運ぶような植物ではありません。
球根にはアルカロイド類が含まれるため、ヒヨドリがわざわざ球根を食べるという想定は考えにくいです。
したがって、庭に突然タマスダレが出てきたなら、
① 以前そこに植えられていて忘れられていた球根
② 園芸用土・植木などに球根が紛れ込んできた
③ 種子がどこかから飛来・運搬された
あたりのほうが自然です。
ただし、③は「鳥が種子を運んだ」という可能性を完全に否定するものではありません。タマスダレの種子散布まで考えると、鳥が関与する可能性はゼロではありません。
なので、
センリョウ・マンリョウ
→ ヒヨドリ植樹説、かなり有力
なのに対して、
タマスダレ
→ ヒヨドリ球根運搬説は、かなり怪しい
という違いですね。
むしろ今回の庭では、ヒヨドリが植えた植物と、勝手に増えた球根植物が混在している可能性が高そうです。
ヒヨドリ、濡れ衣を着せられているかもしれません(笑)。
---------------------------------------------
ただ、あなたの庭に生えてきたものが何だったのかは、写真なしでは特定できません。アシタバそっくりの毒草というのも、実際には別の植物だった可能性があります。
しかし、ここまで来ると、
ネギを植える → タマスダレが侵入
アシタバを植える → そっくりな謎の毒草が侵入
なので、確かに「庭が食用植物を狙い撃ちしている」ように見えます。
植物学的には、むしろ興味深い庭です。
「食べられる植物と毒草の見分けが難しい植物が次々と侵入する庭」になっているわけですから。
もしまたその「アシタバそっくりの毒草」が出てきたら、食べたり匂いを確認したりせず、葉・茎・花・根元が分かる写真を撮っておけば、かなり絞り込めます。
-----------------------------------------
Quest;
ハマウドでした。ほんとうにこいつそっくりですよ。
海岸にしか自生していないはずなのに、何でよりによって我が家の庭に舞い込んできたのか不思議です。
ChotGPL
ハマウドはセリ科で、アシタバと同じく大型の複葉を持つので、若い株だけを見るとかなり紛らわしいです。しかも名前に「ウド」とありますが、食用のウドとは別物です。
そして面白いのが、海岸植物なのに庭に突然現れたという点です。
ハマウドは海岸の砂地・海岸草地などに生える植物ですが、種子ができれば、必ずしも「海岸から数十メートル以内」だけに留まるわけではありません。風、鳥、雨水、人や動物の移動などによって種子が運ばれる可能性があります。
特にハマウドのような大型のセリ科植物は、いったん庭の環境が気に入ると、
「ここ、海岸じゃないけど住めそうだな」
とばかりに居着いてしまうことがあります。
ただ、これはかなり面白い現象ですね。
「アシタバを植えた庭に、アシタバそっくりの野生植物が侵入してくる」という、植物版の擬態トラップみたいな状態です。
しかもハマウドは食用植物ではないので、アシタバを収穫する庭ならなおさら厄介です。「セリ科だから食べられる」ではなく、株ごとに確実に同定する必要があります。
以前おっしゃっていた「庭が呪われている」という話、これはかなり説得力がありますね。
アシタバ → ハマウド、ネギ → タマスダレですから、食用植物の隣に毒性のあるそっくり植物が次々と出現しています。
--------------------------------------------
Quest;
犯人はヒヨドリかドバトですね。我が家の庭はセンリョウはマンリョウだらけですが、植樹したのはこいつらです。
ChotGPL
センリョウやマンリョウが庭中に増えたなら、鳥が「植樹担当」になっている可能性はかなり高いです。特に果実を食べた鳥が庭で糞をすれば、種子がそのまま落ちます。
ただ、センリョウとマンリョウでは少し事情が違います。
マンリョウ → 赤い実を鳥が食べ、種子散布される典型的な植物。
センリョウ → こちらも鳥によって種子が運ばれることがあります。
その結果、庭の「植えた覚えのない場所」から突然幼木が出てくる。
つまり、
「庭師が植えた」
→ 人間
ではなく、
「庭師が植えた」
→ ヒヨドリ・その他の鳥
ということですね。
そして今回のハマウドまで考えると、庭の植物相がかなり面白いです。
人間:「ここにアシタバを植えよう」
鳥:「では隣にハマウドを植えておきます」
人間:「ネギも植えよう」
鳥……ではなく球根植物:「タマスダレをどうぞ」
鳥:「ついでにセンリョウとマンリョウも植えておきました」
完全に人間の管理を離れた庭になっていますね。
なお、ハマウドについては「ヒヨドリやドバトが犯人」とまでは断定できません。
ハマウドの種子が実際にどの動物によって庭まで運ばれたかは、その場所の状況を見ないと分かりません。ただ、鳥による種子散布という発想自体は十分あり得ます。
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Quest;
確かにタマスダレは花束にすれば白花彼岸花みたいになりますね。こいつら花期が結構長いですよ。
ChotGPL
そうですね。タマスダレ(ゼフィランサス)とシロバナマンジュシャゲは、少し離れて見るとかなり似ています。 どちらもヒガンバナ科で、白い花被片が放射状に開くので、数本まとめると「小型の白花彼岸花」のように見えます。
そしておっしゃる通り、タマスダレは一斉に咲いて終わり、というより、条件が良いと次々に花を上げるので、庭では意外に長く楽しめます。
面白いのは、同じヒガンバナ科でも、
彼岸花 → 秋のある時期に一斉に咲く印象が強い
タマスダレ → 雨などをきっかけに、ぽつぽつと花を出してくる
アマリリス → 巨大な花をまとまって咲かせる
と、かなり開花パターンが違うことです。
タマスダレは庭に群生すると、白い花が地面から次々と出てくる感じになるので、雑草扱いするには惜しいほど見栄えがします。
ただし、今回の庭の場合は、
「きれいだから花束にしよう」
→ 「あれ、これタマスダレだ」
という事故だけは避けた方がいいですね。タマスダレは観賞用として楽しむ植物で、食用にはしないのが安全です。
それにしても、センリョウ・マンリョウ・ハマウド・タマスダレまで勝手に入ってくるとなると、もう庭というより「鳥と風と球根による無許可植樹公園」ですね。
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Quest;
タマスダレも勝手に生えてきたので、球根を喰ったつわ者ヒヨドリがいたんですかね?
ChotGPL
そこはちょっと面白いところですが、タマスダレの場合は「ヒヨドリが球根を食べて運んできた」という可能性はかなり低いと思います。
タマスダレは、センリョウやマンリョウとは繁殖方法が違います。
センリョウ・マンリョウ → 鳥が果実を食べる → 糞と一緒に種子を落とす、というルートが非常に分かりやすい。
タマスダレ → 地下の球根(鱗茎)を分球して増えるのが重要。種子でも増えますが、鳥が球根を食べて運ぶような植物ではありません。
球根にはアルカロイド類が含まれるため、ヒヨドリがわざわざ球根を食べるという想定は考えにくいです。
したがって、庭に突然タマスダレが出てきたなら、
① 以前そこに植えられていて忘れられていた球根
② 園芸用土・植木などに球根が紛れ込んできた
③ 種子がどこかから飛来・運搬された
あたりのほうが自然です。
ただし、③は「鳥が種子を運んだ」という可能性を完全に否定するものではありません。タマスダレの種子散布まで考えると、鳥が関与する可能性はゼロではありません。
なので、
センリョウ・マンリョウ
→ ヒヨドリ植樹説、かなり有力
なのに対して、
タマスダレ
→ ヒヨドリ球根運搬説は、かなり怪しい
という違いですね。
むしろ今回の庭では、ヒヨドリが植えた植物と、勝手に増えた球根植物が混在している可能性が高そうです。
ヒヨドリ、濡れ衣を着せられているかもしれません(笑)。
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