2011年7月12日火曜日
菅首相は本当にバカ首相か? マスコミの非難報道を検証する
大学学長、「菅首相、能力は一般人以下」とテレビで→スタジオ「ざわ…ざわ…」→学長「はっきり言う。首相は普通の人以下」
これはJ-CASTニュースの記事である。
一大学の学長が、首相を公衆の面前でバカ呼ばわりするのは極めて異常な事態である。
しかし、多くの国民はこの記事にさほど驚かない。その訳は、マスコミが既に菅首相に対して罵詈雑言に近い批判記事を連日のごとく書き立てているからだ。
一体、首相を公然とバカ呼ばわりするようになったのはいつ頃からか?
伊藤博文以来連綿と続く日本国の首相の中で、バカ首相と呼ばれた御仁は何人いたか?
一概にバカ首相と言っても、その意見や主張は主観的なものから客観的なものまで様々だ。
ネット上で「バカ首相」「馬鹿首相」で検索すると、「馬鹿首相」だと「もしかして『バカ首相』」と出るので「バカ首相」の方がメジャーなようだ。
で、実際にヒットするのは菅首相が圧倒的に多い。
しかし、麻生さんの時は麻生さんが圧倒的にヒットした。どうも現首相がその汚名を着せられる割合が多いようだ。
ネット上で「バカ首相」という語がヒットするようになったのは比較的最近の現象である。
それ以前にも「バカ首相」という語は存在したが、ヒット数は極めて少数で、そのサイトも異端的な印象があった。
尤も、今日ほどネットが盛んではなかったのでその兼ね合いを探るのは難しい。
明らかにヒット数が多かったのは森元首相である。どう見ても有能な人物という印象が薄かったので、当時流行始めた掲示板に、「森首相=バカ首相」という書き込みが目立つようになった。
それ以前の首相としては、日本を亡国に追いやった東條英機などはまさにバカ首相の最たるものだった。
年配の方はご存じにだろうが、蜂の一刺しで一躍有名になった宇野宗佑氏。
妾の手当をケチってチクられ、退職に追い込まれるという、憲政史上希有の汚点を残した首相である。
まさにバカ首相そのものだが、今にして思えば、「ハニートラップ」だったようだ。閣僚としての宇野氏の手腕はそれなりに定評があった。
実際よりも著しく評価の低い気の毒な政治家である。
小泉氏は変人との評価がされていたが、アメリカの強い支援があって支持率も高く「バカ首相」と言われることはなかった。
しかし、次の安倍氏は最初こそタカ派を全面出した強面ぶりだったが、次第にボンボンの実態が露呈し、「バカボン」と軽視されるようになり、最後はそれこそ「クソミソ」状態だった。
その次の福田氏は高齢のせいあり最初から国民の期待も薄く、「チンパン」というニックネームがすぐついた。バカ首相とまで言われる前に辞めてしまったが…。
次の麻生氏は、漫画好きを売りにし、アキバオタクに媚びを売っていたのでバカ首相のネーミングにぴったりだった。しかし、名前との語呂で「アホウ首相」の方が通りが良かった。
そして、政権交代して鳩山氏になったが、当初は「ポッポ」と愛くるしく呼ばれていたのに、アメリカから横やりが入り「ルーピー」と命名され、日本国民もそれに追従した。本当に属国根性丸出しである。
そして、菅氏だが、上記の首相らに較べて愛嬌がなく陰湿なイメージだったので、特定のニックネームが付かなかった。
「イラ菅」をマスコミは流行らせようとしたが、語呂が悪いのであまり定着せず、ネット上でもバカウヨどもが「韓首相」「姦首相」などと工夫したが、今ひとつ面白みがないまま、今日に至っている。
現在マスコミから無能呼ばわりされて満身創痍状態の菅首相だが、彼の知性の程度は実際の所どうなのだろうか?
菅直人
東工大に入学しているので、少なくとも10代の頃は知能が高かった。せっかく、一流大学に入学しても、その後痴呆化してしまう学生が多い中、菅氏は弁理士の資格を取っている。この資格は日本の国家資格の中でも難関度が高い。
弁護士出身者やキャリア出身者、医者出身の政治家は弁理士出身の菅氏を見下す態度を取っているが、資格的難関度は大差ない。
難関度が高い割には社会的評価が今ひとつなところは司法書士とも似ている。
若き日の菅氏は秀才で努力家だったことは明らかだ。
しかし、加齢ともに知的レベルが低下することはよくあることで、現在の菅首相の知的レベルに関しては不明である。
せっかくWikipediaのリンクを張ったので、暇な人は政治家としての菅首相の経歴を読んでみよう。
プロ市民活動から頭角を現し国会議員になったことが判る。
バカウヨには真性のバカと工作員との2種類が存在する。真性のバカウヨさんには理解できないだろうが、CIAは右翼にも左翼にも支援の手をさしのべている。攪乱工作が目的なのだから当然だ。開発途上国の内戦で対立している両派を裏で支援しているのと同じ理屈だ。
プロ市民活動は背後でCIAが密接に関与しているのである。
朝鮮人の性犯罪者が教祖になって国際的に発展していくプロセスや、一門徒団体にすぎなかった小集団に出自不詳の人物が送り込まれ突然本山と対立し発展していくプロセスなど、常識的にはあり得そうもないことが起こってしまうのは、それなりにシナリオがあったからだ。
オバマ氏が大統領になった経緯もそうだが、ある人物や団体が不自然に頭角を現していく場合、背後関係を注視する必要がある。
世の中には矛盾に満ちたことが多い。朝鮮系のエロ教団が運営している「右翼組織」から資金提供を受けている自民党の先生達を熱烈に支援し、日本がアメリカの属国である前提も無視して、「愛国」「憂国」などとほざいているバカウヨさんのオツムの構造も不思議である。
日本のマスコミも基本的にはアメリカの顔色を伺いながら記事作りをしている。
この一週間の内から菅首相に対する批判記事を抜き出してみた。
菅首相、はしごした料理店で脱原発派のイタリア人に「日本、脱原発でも電力不足対応可」と言われる→「再稼働×」に心変わりか
日経さんである。文面の雰囲気からてっきり産経さんかと思ったが、日経さんも記者の質が落ちたものだ。
いくら何でも巷間のイタリア人の意見をそのまま政策に取り入れるわけはないだろう。歪曲記事である。
細野原発担当相、「菅首相はいろんな意味で、執着心が非常に強い」…ストレステストは首相の意向
これは産経さん。菅叩きはやはり産経さんと現代さんが特に熱心である。背後組織は別々で犬猿の仲なのだが、菅降ろしに関しては利害が一致しているようだ。
これも事実関係を故意につなぎ合わせた誇張記事だ。
「菅まんじゅう」「水よ~菅」 売り上げ低迷でひと足先に退陣
これはポストさん。これは典型的な埋め草記事。菅政権に限らず政権末期の関連グッズはこの様な状態になる。いつでも転がっているネタだ。
しかし、このネタは早い者勝ちで、埋め草ながら二番煎じはためらわれる。
「しっかり者」ではなく「だめ人間」の菅首相、国民の心配は頂点
これは産経さんだが、中傷記事である。特に目新しいネタがないのに悪口をまくし立てているだけだ。
「歴史に名を残したい」・・・菅首相に「ノーベル平和賞」狙いのウワサ
これも産経さん。妄想記事とでも称するべきか?
菅直人首相の「違法献金」急展開 東京地検、捜査開始 「政治とカネ」がトドメを刺す可能性が出てきたと日刊ゲンダイ
現代さんはこの手のネタが好きである。憶測記事だ。検察はアメリカの操り人形なので、今後どうなるかはアメリカ次第だ。
菅直人政権のせいで、北朝鮮工作員が大量流入の危機
これも産経さんお得意の誇張記事。
コロンビア大学のジェラルド・カーティス氏 「脱原発解散は自殺行為になるだろう。菅首相は小泉氏ではないのだから」
エコノミストである。一般に日本の内政問題などに外国の関心は薄いが、投資家連中は一応チェックを入れている。外国でも菅首相は無能と思われているようだ。憶測記事。
菅政権による大震災の復興が、後世の史家から「最悪のミスマッチ」と糾弾されぬことを願うばかり 専門編集委員・松田喬和
毎日さんである。願望記事か? いささか陳腐な皮肉表現だ。
菅さんの政治手法は、なぜか突然切れてちゃぶ台をガチャーンとひっくり返す古い漫画の主人公を思い出させる
河北春秋さんである。中傷記事だが、星一徹のことを言っているのかな?
菅さんはあんなにかっこよくないぞ。
「日本に政治はない」…経団連会長、欧州でも菅政権批判
日経さんである。「おまえが言うな」だが、経団連なので提灯記事の分類か?
菅首相、失策に次ぐ失策で、耐性できる…「責任感じる」「責任感じる」、でも責任取りません
読売さんだ。特に目新しいネタはない。中傷記事である。
菅直人首相は「百害あって一利なし」 権力を私物化したあしき首相の実例
またまた産経さんの罵詈雑言。誹謗記事と呼ぶべきか?
公安、米情報機関も関心 売国菅の“北献金”、深まる闇
産経さんだが、中傷&妄想記事だ。新ジャンルを開拓してますね。
野村沙知代さん「ノーネクタイの菅首相は国民をバカにしてる」
女性セブンさんだが、経営合理化でポストさんと同居している。記者も大変である。中傷記事だ。しかし、ノーネクタイにまでケチがつくとは、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」の世界ですな。
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