2011年6月5日日曜日

「定数削減案」「君が代・起立条例案」大阪維新の会は意外と頑張っている?


(参照記事)お金が正した朝鮮総連の歴史歪曲…日本右翼主導の反北朝鮮・反総連世論が力を発揮したからだ

韓国中央日報の変な記事だが、要するに「補助金打ち切りをちらつかせて、維新の会系の首長が朝鮮学校に圧力をかけて、反日偏向教育の一部を改めさせた」という話だ。しかし、結局補助金は払っちゃいました。何やら談合めいた話である。

(参照記事)【大阪】維新の会の定数削減案で府議会紛糾…他会派議場封鎖 副議長辞表提出

既存勢力には死活問題なのだろうが、定数削減は愚民ウケの常套手段である。鳥取県には土下座してしまったが、数を誇る大阪では強気だ。大阪府がどうなろうが、東京都民の私が知ったことではない。確かに大阪府に109もいらないな。維新の会も88とは遠慮したものである。これ以上減らすと自分たちも危なくなるのか?

しかし、バリケードに強行突破騒ぎとは、議員さんも自分のこととなると真剣だ。

(参照記事)君が代・起立条例案が府議会教育常任委員会で可決 大阪維新の会以外は反発・大阪

本来賛成しそうな自民党まで反対しているので、既存勢力と維新の会の軋轢は深刻だ。元は仲間とはいえ、ルビコン川を渡った連中と留まった連中との対立だ。遺恨が残ることだろう。

本ブログは一貫して「君が代」強要反対の立場を取ってきたが、それはそれとして、生活に直結する重要な議案もあるだろうに、わざわざ大半の大阪府民にはどうでもいい議題に血道を上げているところに、維新の会の本質があると見ていいだろう。

現在の大阪府の地盤沈下を食い止める有効な手段など存在しないのだ。この連中にできるのは騒ぐことだけ。
財政赤字も減らせないし、住民サービスも向上できない。失業率も下げられないから、どうでもいいことをごり押しして存在感を示し誤魔化しているのである。
元を正せば、選挙で議席を守るための手段としてでっち上げた組織である。
状況によっては、この連中は「安保反対」と叫んで赤旗を振り回すことだってやりかねない。

(参照記事)【大阪】 大東市議会の自民党議員団「大東維新の会」に名称変更 「大阪維新の会とは全くの無関係」

「既得権保持のためとはいえ大変ですね」と言うべきか、「このお調子者!」と言うべきか?

卒業式の話に戻るが、日教組全盛の頃の卒業式も酷かった。何やらフォークソング風の陳腐な歌を強要して学芸会形式の卒業式をやらかしていた。強要を自由とはき違えていた点ではやっていることは維新の会と代わり映えしない。公明党と共産党の体質が似ているのと同じようなものである。
いつの時代もバカが仕切ると自己満足的で小みっともない代物になる。

日本人にとって「自然体」をイメージするのは殊更苦手のようだ。

(参照記事)大阪維新の会公認の吹田市長ピンチ 府議時代に神社に寄付…公選法抵触か

記事を読むと、意図的にバカウヨを装ったわけではなく、支持団体の商工会議所へのおつきあい程度だったようだ。

騒がれていささか気の毒だが、法律に疎い人間が首長をやっているのも好ましくはない。

この御仁とは無関係の話だが、一般に保守系政治家の連中の宗教観は基本的に希薄である。この連中が利権欲と権力欲が旺盛であることくらいは誰でも解るので、この連中の脳裏には「自分の欲望を満たしてくれる神的存在」を漠然とイメージしているかもしれない。

神道系ではその手のイージーな宗教観でも容認しているので、維新の会の連中が、その名前のイメージに引き摺られて神道系宗教観を持つに至るのも納得できる。



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