2011年5月12日木曜日

原発から30km以遠で2000万ベクレル/m2はチェルノブイリの5.2倍も汚染!政府の呆れた隠蔽実態!


福島第一原発は核爆発していないにもかかわらず、原発から30km以遠の飯館村で2000万ベクレル/m2と気の遠くなるような放射線量がカウントされている。あのチェルノブイリでも最高で380万ベクレル/m2だった。実に5.2倍である。チェルノブイリでは55万5000ベクレル/m2以上は、強制避難地域だった。 

エネ庁の若手官僚「このままいくと8日にも高濃度の放出が行われる」

8日に微量放射能含む空気、放出へ=1号機原子炉建屋から-浄化作業終了時・福島第1

8日に実施された1号機原子炉建屋からの浄化作業だが、これも情報操作だったようだ。

原発北西側地域の土壌、避難レベル超す 「すぐ体内に入るわけではない。測定場所によっても異なる」…文科省

≪文部科学省は4月、米エネルギー省と共同で航空機を使ってセシウム137(半減期約30年) の土壌蓄積量を調べたところ、原発の北西方向にあたる同県浪江町、双葉町、南相馬市、飯舘村、葛尾村などで、300万~1470万ベクレル/m2に達した。旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)で、住民避難の判断基準とされた55万ベクレル/m2以上という数値を大幅に上回った。≫

30km以内では、実に3000万ベクレル/m2超の場所もある。

≪文科省は「土壌の放射性物質が、すぐ体内に入るわけではない。測定場所によって濃度も異なる」と説明する。≫

まさに知障の一つ覚え的な言い回しである。
「すぐ」というのは時間的に「何秒」程度なのだろうか?

≪名古屋大大学院の山沢弘実教授(環境放射能)は「土壌汚染は、土に付着するセシウムから出るガンマ線による外部被ばくが問題」と指摘、放射線量低減には土の入れ替えが有効と提案する。≫

で、入れ替えた汚染土はどうするの?

福島県民はモルモット状態 「低線量被曝でもリスクがないと言い切れない」 福島大学の教員らが国、県などの安全体制に疑問


大学の先生ともあろうほどの知識人が「疑問」程度しか危機意識を感じないのだろうか?

≪現在、福島県は「現状の放射線量では安全だ」といった趣旨の発言を行う専門家を「放射線健康リスク管理アドバイザー」として招聘している。≫

「安全だ」と言うだけで金をくれるのなら私でも言える。ただし、放射能が怖いから現地入りは御免だ。
 
アサヒビール福島工場、6月に再開 夏場の出荷量確保へ[11/05/09]

この記事とは関係ないが、私は個人的にどうもアサヒビールの味が口に合わない。この夏にアサヒを飲むことはないだろうな。

【放射能漏れ】下水汚泥の焼却灰から放射性セシウム 3万2千ベクレル検出 宇都宮市の工場 [5/10 20:26]

別に福島から汚染土を引き受けたわけではあるまい。

【オランダ】日本のコンテナ19個から放射性物質

外国に陸揚げされたコンテナから放射能が出るようでは、日本のどこから輸出された以前の話である。5日に陸揚げされたコンテナから検出された放射線量は最大値が30万ベクレル/m2だったというから、オランダ人もさぞや怖かっただろう。

日本人はすぐに慣れてしまい放射能に鈍感になってしまうが、放射能は日本人の記憶ほど早く半減はしてくれない。

ちなみに3000万ベクレル/m2が薄まる計算をしてみれば、30年後に1500万ベクレル/m2。60年後に800万ベクレル/m2。90年後に400万ベクレル/m2。120年後に200万ベクレル/m2。150年後に100万ベクレル/m2。180年後に50万ベクレル/m2。…やっと、人が住むことができましたね。



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