2011年4月12日火曜日
遂にレベル7!直ちに原発を止めろ!東南海地震で日本滅亡!①初期対応での東電と菅首相の犯罪
【原発問題】福島第一原子力発電所の事故評価引き上げ 「レベル7」へ
やむを得ないが妥当な判断だろう。日本の原発計画がここまで杜撰とは私も想定外だった。「日本の電力需要を維持するためには多少のリスクはあってもある程度原発をやるしかない」と私も考えていたが、今回の原発事故で「多少のリスク」どころの話ではないことが露呈してしまった。
私も「これまでの考えを全面的に改めなければならない」と考えざるを得なくなった。
福島第一原発 外部電源が遮断[4/11 17:52]
またしても震度6の地震が発生したのは昨日の話だが、今朝も関東地方で震度5の大きな地震があった。しかし、これも大震災の余震に過ぎず、想定されている東南海地震に関する予測は全く立っていない状況である。
「原発はもういらない!」 グループ"素人の乱"がツイッターなどで呼びかけ、1万5000人デモ行進…東京
国民の原発への不安も高まるばかりである。
菅首相 「あいつらは、正確な情報を伝えてこない。あいつらは、何か情報を隠している」
早急に原発の保全対策を講じなければならないのだが、菅首相がこれでは…。
東南海地震はいつ発生してもおかしくはない。その際、その地域の原発の安全対策が充分とはとても言えない。
菅首相「G8で原発の安全性について提言。エネルギー政策見直しを世界に発信していきたい」
こんな暢気なことを言っている間に東南海地震が起きてしまえば、日本は「はい、それまでよ」なのである。
大地震が直近で発生するリスクが極めて高く、原発の安全対策は全くの不備、今後の対応も不十分な状況下では、やるべきことはたった一つのはずである。
そう、直ちに原発を止めることだ。
こんな子供でも判るような理屈が、欲に眼の曇った馬鹿どもには理解できない。
メディアで危険を訴える「学者」の中には専門外の人もいる
福島原発避難地区住民 「原発なくすと3分の2が職を失う」
自民党を中心に、何が何でも原発を残したい連中もかなりいる。日本の電力需要を考えた場合、全部の原発を直ちに停止するのは困難だろう。既に大地震が発生してしまった東北地区の原発に関しては、今後本震を上回るような地震が発生するリスクは少ないと考えられるので、充分な対策を立てた後復旧しても良いかもしれない。日本海側の原発もとりあえずはOKである。
しかし、東南海地域の原発は直ちに運転を停止してくれ。
福島原発が復旧のめどが全く立たない状況下で、似たような、もしくはそれ以上の事故が発生したら日本中放射能まみれになってしまう。
ここで福島原発の事故対応に関する時系列的な経緯を再確認してみよう。膨大な資料があるので今回は初期対応に関してのみ取り上げる。この企画を全部完了するには相当量の書き込みが必要になり、本ブログ始まって以来の大企画になる。完成するまでに、日本が無事であってくれればいいのだが…。
2011/02/07(月) 18:55:12
東電福島原発1号機、40年超の運転認可=経産省
事故の1ヶ月前にこんな認可を出していたのも皮肉な話だ。
2011/03/01(火) 15:44:18.12
志賀原発1号機を手動停止 運転再開めど立たず
福島原発とは関係ないが、地震がなくても原発のトラブルは頻発していた。
そして、2011年(平成23年)3月11日14時46分18秒東日本大震災が発生した。
2011/03/11(金) 16:35:58.26
東電、東北電の原発など運転停止
地震発生の2時間後である。「原発に関しては事なきを得た」と思ったのだが…。
2011/03/11(金) 17:57:30.56
福島第一原発で緊急事態通報
ここで多くの国民は初めて「保安院」という聞き慣れない名前に触れることになる。
国民の間でも「大丈夫か?」という不安がよぎった。
2011/03/11(金) 18:33:34.35
政府が初の原子力「緊急事態」宣言 放射能漏れの可能性=福島第1原発が対象
ここでただならぬ事態が表面化してきた。しかし、この時点では津波の被害が甚大を極め、それどころではない状況だった。
2011/03/11(金) 19:02:45.84
女川原発のタービンビルで火災が発生
女川原発もまずい事態になった。このころ気仙沼で大火災が発生している。
2011/03/11(金) 19:15:27.97
原子力安全 保安院関係者「冷却装置は動いている。異常はあるが、ただちに危険はない」
後になって彼らは真っ先に逃げ、これらの発表は憶測を基に行われたことが発覚した。
2011/03/11(金) 21:12:08.14
福島第一原発半径2km圏1864人に避難要請
この混乱した状況下での福島県の措置は「ある程度迅速であった」評価していいだろう。
2011/03/11(金) 21:31:59.27
福島第一原発、炉内の水位低下 続けば放射能漏れの恐れ
これは2号機である。1号機に続いて2号機にも異常が発覚した。
2011/03/11(金) 23:12:15.98
政府、福島第1原発3km以内の住民に避難要請→避難指示へ
2時間後避難範囲が1km拡大され3kmになった。
2011/03/11(金) 23:40:16.46
福島第一原発で緊急炉心冷却装置が停止 炉心融解の危険
予備電源のバッテリがこの時点で切れている。
2011/03/12(土) 00:14:14.27
福島第一原発 電源車到着、2号機の一部電源確保 水位は保たれている
意外と早く電源車が到着している。今回の地震の教訓ということで、全国の原発に電源車が派遣されたとのことだが、福島原発のその後の推移を見ていると、この電源車がどれだけ役立ったかは疑問である。
福島第二原発の2、4号機でも津波の影響で海水冷却ポンプが止まったことが判った。
2011/03/12(土) 02:03:02.98
福島原発炉内蒸気、外に逃す作業検討 実施すれば外部に放射能が出る可能性
1号機である。この判断がその後のターニングポイントになる。
2011/03/12(土) 06:36:48.90
首相 ヘリコプターで原発含め被災地の視察へ
2011/03/12(土) 06:57:23.94
中央制御室で放射線量が通常の1000倍 避難指示拡大 福島第一原発周辺
これで避難区域は半径10kmに拡大された。この時点で1号機の制御の失敗が明らかになったのである。
2011/03/12(土) 09:51:05.34
福島第一原発1号機 放出開始
菅首相のパフォーマンスのおかげで、放出が6時間も遅れてしまったのは否めない事実である。
事情を知っていればいくら菅首相といえども、パフォーマンスを控えたかもしれない。
後に菅氏も怒り狂ったように、この時東電は事態を政府に隠蔽していたのである。
しかし、少し頭が働けば、これだけマスゴミが情報を流していたのだから、事態を類推することは可能だったはずだ。
2011/03/12(土) 11:46:54.55
菅首相、被災地・原発を視察「改めて津波の被害が大きいと実感した」
確かに津波の被害は甚大を極めていたので、菅首相の注意のほとんどが津波に向けられていたのもやむを得ないかもしれない。
2011/03/12(土) 13:27:57.23
福島第一原発の緊急事態、想定上回る危険水域 スリーマイル島原発事故と同様の最悪のケースになる恐れも
この時点で1号機が操作不能状態に陥ったことが確定した。
2011/03/12(土) 14:36:31.31
福島第一原発1号機、炉内の燃料溶融か セシウム検出
そして、恐れていた炉心溶解が始まった。
2011/03/12 16:09
炉心溶融を起こした1号機は現時刻をもって破棄 海水を直接注入へ
これは保安院の判断である。この段階で東電側はまだ抵抗していた可能性がある。
2011/03/12(土) 16:48:00.28
福島第二原発3号機、原子炉停止に成功 東電
第一原発同様危機的状況が続いていた二原発で安定化の兆しが見えてきた。東電側もこれで気がゆるみ「欲」が出てきたのかもしれない。
2011/03/12(土) 17:15:08.25
福島第一原発1号機から爆発音 煙を確認、社員負傷 一号機が骨組みだけになっている
そして水素爆発が起きた。
2011/03/12(土) 17:29:43.97
「現実には起こりえない」とされてきた炉心溶融(メルトダウン)に、福井県内関係者「起きてはいけないことが」と絶句
この水素爆発は本当に防げなかったのだろうか?
原子力専門家ならば、建屋内に水素が充満する事態を予測できたはずである。世界的にこのような事例はなく対処法も存在していなかったのだろうが、シナリオとしては想定していなければまずいだろう。原子力専門家と称される連中は机上の空論を振りかざすのは得意かもしれないが、実践的判断力がまるでないことも露呈してしまった。こんな無能な連中が危険極まりない原子力行政に関与していたのである。「御用学者」やっている分にはそれでそれで用が足りたのだろうが、いざ非常事態になると、結果は周知のごとしである。
2011/03/12(土) 23:28:18.08
党首会談中に福島原発が爆発 菅首相、野党に伝えず
実際に菅氏は情報を集約できていなかったようだが、それはそれで情けない話である。これでは挙国一致もあったものではない。
2011/03/12(土) 19:05:17.15
福島第一原発と第二原発から半径20キロ以内に避難指示
このあたりで日本に同情的だった世界の目も冷淡になり、「日本政府は何をやっているんだ?」という声が聞こえ始めた。
2011/03/12(土) 20:01:29.15
枝野長官 「菅首相が今朝、福島第1原発を視察したが、東電側の作業が遅れたりしたことは私はなかったと思っている」
実態は致命的な失態だったのだが、東電側が隠蔽して菅首相に適切な情報を伝えなかった事情も考慮するべきである。
バカウヨどもは「自民党政権だったらこんな事態にならなかった」と口をそろえて言っているが、ある意味では正しいだろう。東電と自民党はドロドロの利権で結託していた。気心が知れていたのである。そこに政権交代があって関係が薄い民主党と付き合わなければならなくなった。それまで、民主党とは労組を通じての付き合いだったから、東電側も保身に汲々としていたのである。
「何を考えているか判らない奴らに不都合な情報は伝えられない」この思いが強かったのだろう。
そして、その姑息な保身術が最悪の結果を招いたのである。
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