2011年2月15日火曜日
第9狂想曲 木星の4倍ある巨大惑星「ネメシス」をNasaが発見?
太陽系に巨大な惑星(9個目)を発見!? 大きさは木星の4倍、超・遠距離軌道のため今まで気付かず?
≪太陽系に属する遥か彼方に新惑星を発見か!? 木星の4倍近くもある大きさだという。オールト星雲の周辺に、この巨大ガス惑星「Tyche」が存在するということが、今年中には発表される見込みだ。Nasaは宇宙望遠鏡「ワイズ」で既に証拠データを収集しており、現在は詳細な調査が行われているところだという。≫
以前は第10惑星発見競争で血道を上げていたが、周知のごとく冥王星が降格してしまったために、現在では第9惑星発見競争なっている。
この競争で、最もリキが入っているのはアメリカだ。理由は「悔しい」の一言に尽きる。惑星のうち、土星までは太古から知られていたが、天王星はイギリス、海王星はフランスが発見した。見栄っ張りのアメリカは意地でも新惑星を発見したくて必死だったが、遂にトンボーが冥王星を発見した。
しかし、冥王星は発見当初こそ地球よりも大きいと思われていたが、観測精度が上がるにしたがい、次第に「縮小」していき、とうとう「月」よりも小さくなってしまった。
天文学会では冥王星を降格させる話が常時話題に上ったが、アメリカが必死に握りつぶしてきた。
ところがカイパーベルト内部に冥王星クラスの惑星がゴロゴロ発見されてしまい、これらを惑星にしてしまうと惑星の数が無制限に増えてしまう事態になったために、とうとうアメリカも諦めざるを得なくなった。
(参照)
エッジワース・カイパーベルト天体
≪太陽系の中で海王星軌道より遠い天体(太陽系外縁天体、TNO)のうち、エッジワース・カイパーベルトにある天体の総称。単にカイパーベルト天体ともよばれる。≫
ところで、今回発見されたとされている第9惑星だが、そのサイズや場所がオカルトファン間で著名な死の星「ネメシス」とピッタリ符合している。
ネメシス
≪周期的な大量絶滅を説明するために、2つの独立した天文学者のグループがそれぞれ提出した仮説によると、太陽から1~2光年離れたところに暗い褐色矮星または赤色矮星があり、その星(ネメシス)が2600万年から2700万年ごとにオールトの雲を乱して莫大な氷や岩石を発生させて、地球に衝突の被害をもたらしている可能性があるという。≫
どうも太陽系の遠方にある未知の惑星は「凶星」のイメージが強いようだ。遠くにあればあるほど地球とは関係なさそうに思うのだが…。
今回の符合は「仮説が正しかったことが証明された」のか、あるいは今回の発見が「仮説をもとに捏造したものか」のどちらかだろう。
(参照)
オールトの雲
≪オールトの雲は、概ね太陽から1万天文単位 (AU) もしくは太陽の重力が他の恒星や銀河系の重力と同程度になる10万天文単位(1.58光年)の間に球殻状に広がっているとされる。その存在は彗星の軌道長半径と軌道傾斜角の分布の統計に基づく状況証拠のみであり、想定される領域に天体が直接観測された訳ではないので仮説の域を出ないが、仮説を否定する証拠も現在のところ特に無い。≫
なお「ネメシス」は同様の凶星「ニビル」と混同されがちだが、こちらはもっと太陽の近場を回っており、地球に接近するほどだ。
ニビル
記事ではこの新惑星をかってに「Tyche」などと命名しているが、既に先客が存在する。
ティケ (小惑星)
気の早い連中は、「元の小惑星の名前を変えさせてしまえ」などとも言っている。「新惑星を『冥王星』にして現『冥王星』を別名に変名させろ」などとむちゃくちゃを言う奴までいる。
しかし、実際にネメシスが存在しても「惑星」に該当するか疑わしい。仮説の「ネメシス」も「矮星」ということになっている。
褐色矮星
≪褐色矮星は天体の分類上は、恒星にも惑星にも入らない。およそ木星質量の13-75倍程度の星が褐色矮星となる。≫
話は逸れるが、今話題の暗黒物質の正体は、この褐色矮星が有力候補なのである。
暗黒物質
≪宇宙にある星間物質のうち自力で光っていないか光を反射しないために光学的には観測できない、とされる仮説的物質のことである。「ダークマター」とも呼ばれる。"人間が見知ることが出来る物質とはほとんど反応しない"などともされており、そもそも本当に存在するのか、もし存在するとしたらどのような正体なのか、何で出来ているか、未だに確認されておらず、不明のままである。≫
宇宙全体の質量のうちで、恒星全部の質量よりも暗黒物質の方が数十倍もあるといわれている。
暗黒物質の正体が矮星ならば、太陽系にもこれ以外に木星以上の巨大星がゴロゴロ転がっていなければならないことになる。
えっ、「そんなの知らないし、どうでもいい」ですか?
まあ、日常生活とは無縁の話ですからね。
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