2011年2月2日水曜日
パナソニック、車用ニッケル水素電池事業を中国企業にたった5億円で売国
パナソニック、中国商務部から競争法上の懸念を指摘され 自動車電池事業 中国に5億円で売却へ
パナソニックは、神奈川県茅ケ崎市に工場がある自動車用の電池事業を中国の電池メーカーに売却することにした。
パナソニックが売却するのはハイブリッド車に使うニッケル水素電池の事業で、
神奈川県茅ヶ崎市にある湘南工場で生産し、国内の自動車メーカー向けに主に供給していた。
ニッケル水素電池の市場では、パナソニックと、パナソニックが完全子会社化する三洋電機が、高いシェアを持っている。
ハイブリッド車に関する技術がほとんどない中国が例によって横やりを入れてきた。
中国政府はパナソニックに対し「完全子会社化が実現すると市場の独占につながるおそれがある」と脅して事業の売却を求めた。
その結果、パナソニックはその要求に屈し、中国・湖南省にある大手電池メーカーに5億円という破格値で売却することにした。
ネット上では「湘南工場を湖南省の中国企業」というだけで訳が解らなくなったバカウヨどもが、
≪ナニコレ≫
≪完全に売国やん≫
≪馬鹿ってレベルじゃない。しかもたった五億? 新技術があってこの先これを供給しなくなるならまだしも…≫
≪俺に5億で売ってくれ ≫
などと騒いでいる。
バカウヨばかりではなく、日本の自動車メーカーも危機感を募らせている。新幹線の二の舞になることは見え見えだからだ。
パナソニックが売却を決めたニッケル水素電池事業の受け入れ先は「湖南科力遠新能源」(湖南省)である。この売却には「特許を含む知的財産権を使うこともできる」契約も含まれており、これで湘南工場は湖南科力遠のものとなった。100人いた従業員はパナソニックから出向と言う形で偽装される。
政府間の合意によるヤラセが見え見えである。
湘南工場は1997年に初代「プリウス」向けにニッケル水素電池の供給を開始し、最盛期には約80億円の年間売上高があったが、最近では赤字だった。
パナソニックは売却先を中国にした言い訳として「日本企業とも交渉したが条件などで折り合わなかった」としているが、中国が圧力をかけ、日本政府が了解した可能性が高い。
ニッケル・水素充電池
≪元々、高出力、高容量、長寿命の人工衛星のバッテリーとして開発が進められていた。当初はタンクに圧縮された水素を貯蔵していた。1990年の実用化以降、それまでの代表的な小型二次電池であったニッケル・カドミウム蓄電池(略してニカド電池またはニッカド電池)の2.5倍程度の電気容量を持つこと、材料にカドミウムを使用せず環境への影響が少ないこと、電圧がニカド電池と同じ1.2Vで互換性があることが追い風となり、代替が進んだ。正極材料にニッケル、負極材料に水素の貯蔵も兼ねて水素吸蔵合金であるミッシュメタルを使用している。宇宙用等、一部では水素の貯蔵にタンクを用いる種類もある。
だがその後、より大きな電気容量のリチウムイオン二次電池が登場し、各種の携帯機器で急速に置換えが進んだ。このため、ニッケル水素電池の日本における出荷数量は2000年をピークに大幅に減少し、日本の主要メーカーは次々に撤退した。主な日本のメーカーは現在、FDK(FDKトワイセル、主に三洋電機モバイルエナジーカンパニーが販売)・パナソニック(エナジー社)・プライムアースEVエナジー(車載用途)となっている。
その一方で、ニッケル・水素蓄電池は安全性の高さからトヨタ自動車・本田技研工業のハイブリッドカーに採用された。ハイブリッドカー向けのニッケル水素電池は携帯機器よりはるかに大型であり、出荷金額は2003年を底に回復した。なおこの用途のニッケル水素電池メーカーは三洋電機(HEV事業部)のほかプライムアースEVエナジーである。
三洋電機がパナソニックの子会社となることにより世界各国の競争法当局との協議によりそれぞれの事業の一部を第三者に譲渡する必要が生じ、三洋電機は三洋エナジートワイセル・三洋エナジー鳥取をFDKに売却、パナソニックはパナソニックEVエナジーの保有株を減らした(→プライムアースEVエナジー)。
≫
旧世代技術ではあるが、まだ完全に現役を引退したわけでもなさそうだ。客観的に見てやはり売国契約だろう。どうせならインドあたりに売った方が先見の明があったかも…。
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