2011年1月3日月曜日

関西国独立宣言!じり貧日本は旧国鉄と同じ、もはや分割しか策はないか?


関西は日本国から独立せよ

冗談記事だが、これが冗談では済まされないほど日本経済は追い込まれている。

【中国】なぜ日本はどんどん貧しくなっていくのか?1990年に62兆円もあった税収が09年は37兆円。20年で税収40%も減少

中国では「なぜ日本が零落したのか?」の研究が盛んに行われている。後発国の特権である。
中国経済は完全に日本のパクリであるため、日本の状況への関心はとりわけ高い。明日は我が身であることを中国人は熟知しているのである。特に日本衰頽の最大要因である「高齢化」は、一人っ子政策をやっていた中国の方が深刻だ。
日本も後発国だった時代はパクリをやってリスク回避をしていたが、先進国グループになったとたん、ボコボコ状態になってしまった。「経済一流、政治三流国家」と言われ続けてきた日本だが、「政治三流」が招いた必然的結果とも言える。
勿論、三流政治を放任し続けていた国民の責任が大きいから自業自得だ。
「この国民にしてこの政府あり」ということだ。

労働生産性の国際比較2010年版 


【1】 日本の労働生産性は65,896ドル(755万円/2009年)。1998年以来11年ぶりに前年水準を割り込み、順位もOECD加盟33カ国中第22位と前年から1つ低下。

【2】 製造業の労働生産性は米国水準の70.6%、OECD加盟主要22カ国中第6位と上位を維持。

【3】 サービス産業の労働生産性は、卸小売(米国水準比42.4%)や飲食宿泊(同37.8%)で大きく立ち遅れ。

【4】 日本の実質労働生産性上昇率は、金融危機を境に大幅に低下。低下幅はG7で最大。



日本の労働生産性の低さは第3次産業もしくは第4次産業の非効率性に原因があることは明白である。第1次産業が非効率なのは以前から変わらないし、むしろ集約化で改善されている。
つまり日本は第2次産業のみに依存した奇形経済の様相を呈しているのである。そして、皮肉にも不況のあおりをもろに受けているのがこの第2次産業である。

第2次産業の場合、機械化によりそれほど多くの労働者を必要としないし、その労働者も人件費が安い外国人の方が有利である。そもそも、国内に工場を置く必然性もない。外国に拠点を移した方が税制的にも好ましい。
以前は、単純労働以外の技術的職種は日本人が担当していたが、その敷居もなくなっている。むしろ「勤勉な外国人技術者の方が使い勝手がいい」という意見もある。手っ取り早く外国に移転したくなるわけだ。
「社員全員、もしくは幹部クラスは英語を話せ」と主張する企業が論議を呼んでいるが、このような状況下では日本人の雇用を維持させるためにはやむを得ない措置なのである。このような会社の経営者はある意味では良心的なのかもしれない。
えっ、「体のいいリストラに決まっているだろう!」ですか?

「日本の生産性」は、なぜこれほどまでに低いのか バラマキで企業が抱え込む「社内失業者」が原因?


この記事は典型的な「能力主義志向者」の戯言である。
給与制度は「年功序列」と「能力給」の二つあるが、主流だった「年功序列」はバブル崩壊によって破綻し、大量リストラに至った。雇用を確保するために「能力給」を主張する企業も増えたが、社内の人間関係が崩壊し、それが原因で生産効率を更に低下させ「失われた20年」に至った。社内で競争すると、日本人の場合は足を引っ張る方向に働いてしまうのである。そして再び年功序列に回帰したら「社内失業者」である。「ノンワーキングリッチ」などという変な造語もあるが、この手の連中は昔からいた。「天下り」などその典型だ。

日本の第3次産業がボロクソな理由は大量に存在する「社内失業者」が原因であることは間違いない。
リストラによって無駄な人員を排除すれば効率が上がるのは確かだ。

しかし、この発想には矛盾が含まれている。
無駄な人員=無能な人員
こう解釈してよろしいだろうが、企業効率で見れば日本の第3次産業労働者の半数以上は「無能な人材」なのである。
更には「無駄な企業」も数多く存在する。「産業内失業企業」とでも呼ぶべきか?
産業構造で見ても「問屋制度」自体が無駄そのものである。この場合「無能」と言い換えてもかまわない。

「無駄な公務員を減らせ」はバカウヨの主張だが、無駄な人間を減らすのだったら、「先づ隗より始めよ」の真逆で、バカウヨから率先して「自殺」してもらうしかない。(鉄道自殺やビルからの飛び降りのように迷惑な自殺はやめてね)
バカウヨの大半はどうせまともに税金を払っていないだろう。つまり、日本国から見れば忌まわしき寄生虫である。年金保険料を納めていない分高齢者よりもたちが悪い。バカウヨさんには税金を最低200万円以上納めている証拠書類を添付して発言してもらいたいものだ。

2次問屋・3次問屋で判るように、結局無駄な人間に仕事を与えるためには非効率なシステムを採用せざるをえない。日本の3次産業の効率の悪さは、ここが「雇用対策」を一手に引き受けているのが最大原因である。

旧国鉄が大幅な赤字を出し解体したのは、自民党系悪徳議員と土建屋、天下りがさんざん食い物にしたのが原因だが、敗戦後の雇用対策で「大量採用」したの要因も大きい。当時日本は産業基盤が崩壊していたので、結局、公務員として採用するしかなかったのである。
現在も、地方にいくほど公務員の比率が高まる。地域にまともな産業がなければ公務員しか雇用が発生しないのである。

バカウヨの異様な公務員叩きは、自身が公務員になれなかった怨念が含まれているのだろう。ある意味では哀れだが、無駄な人間の吸収にも限界があると言うことだ。
国家そのものが衰頽すれば、抱え込んでいた公務員をはき出すしか存亡の道はない。バカウヨが叫ばずともいずれそうなるのである。

この文章でやたらと「無駄」とか「無能」という言葉を頻出させているので、「そういうおまえは何様だ、書きぶりからすると税金は200万円以上納めているようだが、おまえこそ証明書を貼り付けろ!」などと突っ込まれそうである。

産業効率を誇張気味に書いているので、そういう印象を与えてしまったことはお詫びするが、バカウヨ以外の低所得者を愚弄する意図はない。

特に複次問屋系で働いている方など、「サービス残業までしてこき使われたあげく、産業自体が無駄かつ無能」などと指摘されると人間としての尊厳を否定されたような憤りを覚えるだろう。しかし、これは「その業種に留まっている限り」という条件での話である。人間誰しも適材適所はあるはずだ。

ワンルームマンション等よくある電話勧誘など、犯罪に等しい商法なのだが、これをサービス残業までしてやっている連中も存在する。社会的に無駄どころか反社会的職業も存在するのである。
今の日本に必要なのは産業構造の合理化なのである。そのため発生する雇用問題は公務員に準拠する対策でしか解決できないだろう。敗戦後の混乱期と現在とは大差ない状況なのである。

国鉄が大幅赤字が発生したのは前述したように自民党の悪徳議員の活躍によるものである。無駄な路線を引っ張ったり、無駄な駅を作ったりしていたからだ。民営化後も新幹線などでは未だに同じことをやっている。
こんな搾取がなければ、本来国鉄は黒字だったのである。過酷な通勤ラッシュにもまれたあげく、「赤字です」などと言われたら無性に腹が立つ。その憂さ晴らしが痴漢ではあまりにも情けないが…。
「公務員=税金の無駄」というのは嘘で、公務員が人件費以上の収益を上げれば、いくら人数が多くても全く問題にならない。
今後の公務員のあり方にも大いに検討する余地はありそうだ。

産業構造を革新するためには高度な政治力が必要である。公務員が増えただけでは北朝鮮みたいな国がもう一つ増えるだけの話だ。

「しかし」が多くて申し訳ないが、現在政権担当能力がある民主党と自民党にそれが期待できるだろうか?

結局は日本国も国鉄と同じ道を歩んでしまうような予感がする。


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