2010年10月25日月曜日
センター入試を難易度別に2種類にするからくりの正体はやはり天下りだった
センター入試、難易度別に2種類 2016年導入を検討
≪大学入試センター試験を難易度別に2種類にする検討を、独立行政法人「大学入試センター」が始める。新しい学習指導要領で学んだ高校3年生(現在の中1)が受験する2016年1月実施が目標になる。えり好みさえしなければ誰でも大学に入れる「全入時代」が迫り、受験生の学力の幅が広がったことなどから、1回1種類のセンター試験で学力をつかむのが難しくなったためだ。≫
要するに、大学受験をする馬鹿が大量に増えたので、それに合わせていたら、「センターの入試問題が易しくなりすぎて、難関大学が困る」という理屈である。
だから、「難関大学用とお馬鹿大学用の2種類にすればいい」という、一見ごもっともな発想である。
しかし、そもそもセンター入試などやる必要があるのだろうか?
公立高校入試ならいざ知らず、大学入試に統一試験をやるメリットはあまり見受けられない。
「各大学が個別に問題を作ったのでは受験生の負担が大変だ」という意見もあるが、センター入試は科目数も多く、更には二次試験を実施している大学もあるので、結果的には受験内容を複雑にしているだけである。
センター入試が存在する理由は明瞭である。そう、例によって天下りのハコモノだったのである。
大学入試センター試験不正疑惑 粗悪リスニング機器を受験生に強制販売の事実発覚
天下りを少しでも多く配置するためには、部署を増やした方がいいに決まっている。受験科目が多いのも、入試手続きが複雑なのも全て天下りのポストを念頭に置いた策略なのである。
大学入試センターの民営化検討 枝野行政刷新担当相
≪同センターが大学の共通入学試験である「大学入試センター試験」を実施していることを踏まえ「受験生だけでなく、試験を利用する大学からも金をもらえば、独立採算で回る可能性が十分ある。試験問題のレベルに国が関与する必要はない」と述べ、民営化が適当と指摘した。≫
民主党政権は、入試センターに対する助成の打ち切りはほのめかしているが、廃止という発想はない。「自分でしっかり稼げ」と言っているだけだ。
センターに荒稼ぎされる受験生と家族は哀れである。
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