2010年10月17日日曜日

嗚呼大阪府民!「覚せい剤の久万」弁護士覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕


周知のように大阪は犯罪の発生数が多い。そのため犯罪者の特化した弁護士の需要もかなりある。今回事件を起こした久万弁護士もその一人だった。

「覚せい剤の久万」という異名を持つ弁護士、覚せい剤取締法違反容疑で現行犯逮捕 - 大阪

≪大阪府警浪速署は16日、覚せい剤を所持していたとして、覚せい剤取締法違反容疑で、大阪弁護士会所属の弁護士久万知良容疑者(70)を現行犯逮捕した。≫

いかにも弁護士がジャブ漬けになっていたような見出しだが、そういうわけでもなかった。

≪同容疑者は事務所のホームページに「薬物事件で逮捕された方、ご相談ください」と告知。
「関西では『覚せい剤の久万』という異名を持っている」とアピールしていた。 ≫


久万弁護士はシャブ中専門の弁護士だったのである。まさか、ミイラ取りがミイラになったわけでもあるまい。

≪逮捕容疑は16日午後、大阪市北区の路上で、かばんに覚せい剤6袋を入れていた疑い。
同署によると、同容疑者は容疑を認め「一緒にいた男は自分の客で、男が封筒をかばんに入れてきた。封筒の中身が覚せい剤であることは知っていた」と供述している。≫


つまり、依頼者のシャブ中が持っていたシャブを久万弁護士が保管していたということのようだ。

≪同署によると、同日午後3時ごろ、大阪市浪速区内で乗用車に乗っていた奈良県の無職の男(38)に職務質問したところ、久万容疑者を乗せて逃走。信号無視した後同市北区で止まったため、男を道交法違反容疑で現行犯逮捕した。 ≫

正直な話、この文面では何のことかさっぱり理解できない。この間抜けな記者の書いた記事を他の新聞でも流用しており、具体的な真相は判らず終いになりそうだ。

推測するに、「二人が共謀してジャブの隠滅工作をしていたときに、偶然か、網を張っていたのかは不明だが、職務質問され、おそらく弁護士の指示で逃走を企てたものの、追跡され御用となった」ということか?
逃げ切れなかったところを見ると、府警も大がかりに捜査線を張っていた可能性が考えられる。

≪同容疑者は弁護を担当していた被告から接見の要請があったのに行かなかったなどとして、 大阪弁護士会から過去に数回懲戒処分を受けている。

全国弁護士大観(法律新聞社発行)によると、久万容疑者は 愛媛県出身で京都大法学部卒。 ≫


京大卒とは上品なイメージだが、お客がシャブ中や暴力団員では次第に柄が悪くなったのか?

久万法律事務所

現段階ではまだHPが張られている。削除される可能性もあるので、今の内に見ておくのも一興だろう。

プロフィールでは、シャブから本格的麻薬まで、数多くの事件を担当したと謳っている。京大卒業後、新日鉄株式会社へ入社した後、司法試験を受け弁護士になり刑事事件の第一人者になったそうだ。関西では「覚醒剤の久万」という異名を持っているらしい。異名を唱えているのは暴力団関係者だろう。

HPではシャブについても言及しており、「覚せい剤は、持っている(隠し持っている)だけで処罰されます。 」と書いてある。
職質されて逃亡を謀ったのも当然と言える。その場合の最善の対抗策である。

弁護活動事例としては、Aさんの場合、「40kgシャブを密輸した若い6人組のグループが中身をシャブと知らず所持し、そのうち2人を弁護。十分な反省と真実を述べた為、起訴されず44日間で釈放になった」
久万氏の場合は、シャブと知って所持したため、自身で弁護しても釈放までは44日間以上かかりそうだ。

Bさんの場合は、「九州で2㎏のシャブを密輸したグループがそれぞれの役割を分担して、タイでコカインを調達したりその資金として600万円支払ったりする中で、久万弁護士がその主犯格を弁護してほぼ検察側の事件であった裁判を丸1年かけて争った結果、求刑15年の判決を値切って実刑8年に減刑させることに成功した」と書いてある。

刑事事件を引き起こしたお客さんに対しては、「窃盗を働いてしまっても、経緯や環境などにより罪が軽くなる場合がある。まだ容疑が確定したわけではありません。あきらめないで、私達に相談してください。」と励ましている。

金銭的に困り、恐喝をしてしまった…
ふとした衝動から万引きをしてしまった…
衝動にかられ、知らない女性を強姦してしまった…
風営法の許可を出しているにもかかわらず、抜き打ち検査をされてしまった…
又は、違法な営業方法で摘発されてしまった…
違法な店とは知らずに働いていて、お店と一緒に摘発されてしまった…

このような場合でも、久万法律事務所は親身に相談に乗ってくれる。
さて、気になる費用だが…

第1審及び上訴審における一般的及び事案簡明な事件でそれぞれ20万円~50万円の範囲内の額。

起訴前及び起訴後の前段以外の重い事件及び再審事件 50万円以上。
相手に対する、示談・調査・交渉など 10万円以上。
面会の要望 ・ 内容証明の作成 3万円。

保釈が決定して、その後、何も起こらなかった場合には保釈金の約1割が報酬金。

とのことである。しかし、久万氏の弁護士資格が剥奪された場合、一部で取り扱えないサービスが発生することはやむをえない。



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