2010年7月29日木曜日
中国で大流行の「女体盛り」は国会議員も体験した日本の常識?
直感的に猥褻な印象を持つ記事だったが、その通りだった。内容があまりにも変なのでついネタにしてしまいました。
中国人「女体盛りは日本では一般的なサービスでしょ」「日本の男性は大部分が女体盛りを提供する店に行ってるはずだよ」
「女体盛り」
この見出しを見ても何のことか解らなかった。
「女体」も読み方が「じょたい」と「にょたい」がある。
「盛り」も「さかり」と「もり」に読める。つまり、4パターンの読み方を検討しなければならなかった。
最初に思いついたのが「じょたいさかり」である。「女の体が盛ん」という意味だが、やはり何となくいやらしい。
そもそも「女体」自体が日本語としては猥褻な意味を含んでいる。実際にGoogleで検索してみると…。
女体
ということで、目を覆うような下品極まりないサイトばかりが検索されてしまう。(18歳未満の人は絶対検索しないように!)
正解は「にょたいもり」
女の体を皿に見立てて、その上に料理を盛りつける趣向である。中国人は日本文化であることを強調するが、最初に始めたのがどこの国かは定かではない。
記事は、中国人の大部分が「女体盛り」は日本では一般的なサービスと思っていると言う内容である。実際に盛んなのは中国のようだ。私はこの手の発想は中国人好みなので、起源は中国と推測しているのだが…。韓国の人に起源を主張してもらいたいですね。
Wikipediaで調べたら、日本でも結構愛好者が多かった。
女体盛り
欧米でも愛好者がいるようで「nyotaimori」と呼ばれ、中国人同様「日本の伝統的性文化」として実態以上に宣伝されている傾向にある、とのことである。日本では刺身が主流だが、欧米では女体をケーキに見立てて果物や洋菓子を盛りつけたり、チョコレートや生クリームなどを塗ることもあるとのことだ。
女体盛りで問題となった事件
≪ 同志社女体盛り・男体盛り事件
1997年、同志社大学の学園祭において、学生による模擬店で「松(3000円)」「竹(2000円)」「梅(1500円)」の3コースを設定。松は水着姿、竹は体操着姿の女子学生が、梅は上半身裸の男子学生がそれぞれ横になり、食品包装用ラップフィルムを巻いた腹の上にプリンやポテトチップなどを盛って客に提供した。しかし、「社会常識を逸脱している」との大学側などの指導で最終日には営業を止めた。≫
これは結構有名な事件らしく、今でも関西方面では語りぐさになっている。「食品包装用ラップフィルムを巻いた」ので最低限の衛生には配慮したようだ。
≪ 日本青年会議所女体盛り事件
1998年2月、社団法人日本青年会議所(日本JC)が北海道旭川市で開催した会合において、コンパニオンとして呼んだ16歳の少女を裸にし女体盛りパーティーをした。1998年11月、写真週刊誌『FLASH』にその現場を掲載され、北海道青少年保護育成条例違反などで逮捕者が4人出ている。当時、松山建設代表取締役社長で日本青年会議所副会頭だった松山政司参議院議員(当時39歳、翌1999年度日本JC会頭就任)もその場に参加していたとして問題になった。≫
16歳ですか。犯罪ですね。日本青年会議所の和気藹々とした倫理観がよく伝わる事件でした。欧米で議員さんがこの手の事件に関与すると、ゲルマン系の国ではスキャンダルとして大騒ぎし足の引っ張り合いをするが、ラテン系やスラブ系の国では不問に付す。
≪中国雲南省女体盛り事件
2004年4月2日、日本に帰化した中国系の飲食店の経営者が、中国雲南省昆明市の飲食店で、話題集めに女体盛りキャンペーンを行うと広告。これを知った地元の衛生局と工商局により、風俗を乱し、婦人の人権を貶め、衛生面でも問題があるとして、キャンペーンを取りやめさせると共に罰金2000元(1人民元=15円として約3万円)を科した。≫
衛生局と工商局の役人を招待するのをうっかり忘れたのでしょう。
≪女体盛りを扱った作品
スペイン人女性映画監督イザベル・コイシェが2009年に発表した映画「マップ・オブ・ザ・サウンズ・オブ・トウキョウ」では、日本企業が外国人を金髪女性の女体盛りで接待するシーンが登場する。このシーンについて同監督は、カンヌ国際映画祭の記者会見で「ロサンゼルスで見た」と説明した。
漫画「リーマンギャンブラーマウス」にて、主人公に力を与えるために、ヒロイン・インドまぐろ子による様々な種類の女体盛りが登場する。≫
女体盛りの実演は不衛生なのでごめんだが、映画の方は社会派っぽいので少し興味がある。
「日本で女体盛りのバイト」の手記…中国で筆者本人への非難殺到
いささか不自然な記述が目立つが、「女体盛り」は某保守政党の国会議員まで体験済みなので、あながち捏造記事とも言い切れない。
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