2010年5月3日月曜日
無責任国家公務員採用半減の政府方針
民主党の方が自民党よりは少しはましかと思っていたのだが、やっていることは予想通りの低級レベルである。どうして日本人は政治音痴なのかな?
自民党だったら、天下りと高級官僚に配慮した政策を講じるだろうが、民主党は連合が支持基盤なので労働組合にいい顔をする。天下りと高級官僚に縁がないバカウヨが自民党を応援するのは世界の七不思議である。
今回の方針は、「既存公務員の賃金を守るためには採用を減らす」という安直な発想である。
それでも天下りの肥やしになるよりは幾分はましとは思えるのだが…。
国家公務員採用半減の政府方針 「政府まで採用削減」「せめて半年前に言え」「中国に出稼ぎでもしろと?」怒りの声大きく
≪国家公務員の採用を2011年度分から半減させるという政府方針が、受験者らの怒りを買っている。あまりに拙速で、就職難に苦しむ若い世代のことを考えていないというのだ。
現職世代の給料を減らすなどしなければ不公平だ、という声も大きくなっている。 ≫
歳ばかりとって無能な高給取りの公務員がうじゃうじゃいることは事実だ。そんな連中を1人リストラすれば優秀な若者を3人雇用することが可能になる。
単純な理屈では、リストラをしまくった方がいいのだが、実際はそれをやったら世の中がめちゃくちゃになる。無能な高給取りの公務員でも子供を大学に進学させるために金を使っている。このオヤジがリストラされたら、子供は大学に行けなくなる。
日本低迷の最大原因は経団連が「能力主義」を採用したことと言われている。
企業が目先の欲に目がくらんだ結果、会社の士気が大幅に低下してしまったのである。
保障を篤くしてやれば権利の前にあぐらをかいてしまうし、競争をあおれば忠誠心が低下し安定感がなくなる。
公務員社会はいまだに年功序列が生き残っている構造である。旧態依然ではあるが、能力主義がめちゃくちゃになってしまった実態を考えれば、一概に否定できない。
日本の歴史では、乱世では能力主義が、安定期では年功序列の世襲制が幅をきかせていた。かれこれ2千年も同じパターンを繰り返してきたのである。
結局、既得権を奪うには世の中を乱世にするしかない。
突然採用数を半減された公務員試験受験者の怒りはごもっともである。しかし、一度採用されてしまえば、年功序列を望む連中が多いことだろう。
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