2010年4月24日土曜日

太平洋戦争前夜の様相「日米関係鳩山のせいで完全崩壊」WSJ紙


「日米関係・アジアの安定は、鳩山首相のせいで崩壊へ」…

ウォールストリートジャーナルのアホ記事である。

この場合の日米関係とは「日米の主従関係」という意味である。それが崩壊すると心配してくれているのである。おせっかいな新聞だ。

日米の主従関係が崩壊することは喜ばしいことである。困るのは息のかかったバカウヨくらいのものものだ。

「えっ、経済摩擦や嫌がらせでますます日本の経済状況は悪化するから、多くの国民が困る」ですか?

元請けと下請けの関係と似ていますからね。元請けが景気よければ、顔色を窺ってごまを擂っても、下請けも得をするが、元請けが左前の時は下請けにきついことをするのは常道である。少しでも余裕がある内に下請けの方から見切りを付けた方が賢明である。

日本の財政赤字は既に2千兆円レベルにふくれあがっているが、アメリカの赤字は更にその数倍に及ぶ。ドルはいつ紙切れになってもおかしくないのだ。

「紙切れになって困るのはおまえ達だろう」という開き直りと、軍事力だけで持っているような国だ。要するに武闘派だがシノギに窮している暴力団みたいな存在である。
見切りを付けるとしたら、今頃がちょうどいいかもしれない。

そもそも日本がアメリカの属国になった経緯は、太平洋戦争で負けたからである。戦後65年も経過しているのに、未だにその負の遺産を背負っているのである。

実に愚かな戦争をしたものである。日本人は過ぎたことを曖昧にしてお茶を濁す傾向がある。しかし、日本を敗戦に導いた原因を徹底糾明し、国民に真実を伝えることが責務であることは言うまでもない。

その義務を怠って粉飾させたのはCIAの傀儡である自民党政権に他ならない。自民党結党に当たっては、多くのA級戦犯が関与しているし、戦犯から免れた胡散臭い連中も多数含まれる。「彼らの多くは戦前からアメリカと気脈を通じていて、わざと負けると判っている戦争に国家を導く幇助をした」というのが私の推測である。
青年将校などを使って戦争反対論者を粛正したのもアメリカの意向だったのだろう。

これが事実であったとしても、調略・諜報戦で敗れたことには変わりがないが…。

現在のマスコミもアメリカの支配下にあるが、戦前においてもその影響があったものと思われる。
「鬼畜米英」などと国民に叫ばせ洗脳した本人がアメリカだったら洒落にもならない。

少しでも歴史が判る連中ならば、太平洋戦争がいかに不自然な戦争であったか気づくだろう。アメリカが一方的に攻撃したのならばやむを得ないが、日本が違法行為で戦争を仕掛けた形になっているのである。
日本がやらかした愚かな戦争に、豊臣秀吉の朝鮮出兵「文禄・慶長の役」がある。大儀から言えば日本に全く義はなく、朝鮮が怒るのは当然の戦争だった。
しかし、戦術的に見れば、この戦争の方がまだ太平洋戦争よりはマシだった。なぜならば戦略としてはこちらの方がまともだったからである。軍事力の分析では日本が朝鮮を征服して中国に侵略しある程度領土を奪取することは充分に可能だった。つまり、勝算があったのである。秀吉が単なる思い付きで戦争を仕掛けるわけがない。国際情勢を分析してチャンスと見たのである。
日本の海軍が予想外に無能だったので、結局は破綻したが、もともと大儀のない戦争だったのでそれで良かった。

太平洋戦争前に日本が中国に侵略した事情も、当時の国際情勢を踏まえたとしても適切とは言い難い。

理不尽な目にあった方は恨みを忘れないのが普通である。中国や朝鮮の対日感情はある意味で自然なのだが、それと較べて、日本の対米感情は不自然極まる。

「敗戦後日本はアメリカから物質的な恩恵を受けた」などと言う者もいるが、そんな理屈は「日本が朝鮮を植民地にした」「満州国を作ってインフラ整備した」事情と大差ない。「日本に恩恵を受けた」などというおめでたい朝鮮人や中国人がいないことは言うまでもない。


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