2010年4月1日木曜日
参議院選の目玉か? 自動車教習所無償化法案計画
支持率の急落に悩む民主党政権だが、いくら自民党がていたらくでも、「このまま参議院選に臨んだらやばい」という危機感が民主党内で高まっている。
有権者は自民党を支持しなくても「嫌がらせ」で自民党に投票してしまう可能性があるからだ。上品に言えば「批判票」である。
そこで与党の特権をフルに生かして、「バラマキによって有権者の歓心を買おう」というわけだ。
自動車教習所無償化へ-早ければ2010年度内に
ニュースソースがいい加減なところなので最初はガセかと思ったが、じり貧状態の自動車産業に泣きつかれて、やってしまう可能性も充分に考えられる。
とにかく、若い連中は小遣いを全部携帯料金に突っ込んでしまい、スポーツ観戦もせず、読書もせず、旅行にも行かず、ラブホも利用せず、車もバイクも乗らなくなった。
自動車教習所も生徒数が激減して倒産する所が増えている。
自動車教習所無償化は、ドライバー離れと自動車教習所救済を解消する一石二鳥の妙案なのである。
しかし、いいことばかりではない。問題はやはり予算である。そうでなくても苦しい財政で、どうやって予算を捻出するのか?
生徒負担分を全額政府が補填すると総額で6000億円に上る。
自動車重量税を増税するのも方策だが、身内に運転免許取得希望者がいなければ、大方の納税者は怒り出すだろう。ガソリン税も同様だ。特にガソリン税に関してはマニフェストで廃止を謳っていたのに、真逆をやってはもはや救いようのない事態になる。
消費税を上げて、どさくさ紛れに予算化するのも手だが、それでは支持率が下がるばかりだ。
で、結局考えられるのは赤字国債の増発である。これが一番国民をごまかしやすい。考えようによっては、赤字国債も増税の内なのだが…。
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