2010年8月3日火曜日

たった2週間で88人! 熱中症で全国216人死亡もその半数近くが東京都に集中


7日間で33人も死亡! 埼玉だけに集中する熱中症大量死の怪奇

これは7月25日付けの本ブログの過去記事である。この段階では埼玉県に頭抜けて熱中症の被害が集中しているようにも思われたのだが、実は大きな落とし穴があった。
埼玉の場合、死亡者が出ると比較的早く確認され報告されるのだが、東京の場合はそうではなかった。東京は所在確認が日本で一番困難な地域なのである。
誰がどこで何をしているのやら皆目判らない。魑魅魍魎が跋扈している魔界都市だった。
今世間を騒がせている111歳男性や113歳女性も既に人にはあらず。人でなかったら魑魅魍魎としか言いようがない。失礼がないように断っておくが、両者とも生物的には人間として死亡したと思われるが、辛坊治郎氏の言よろしく、社会学的に生存してしまい、その段階で人間ではなくなり別の存在になってしまったのである。

最近になって集計結果がまとまり、熱中症の犠牲者数が発表されたが、全国で216人、そのうち東京都が88人だった。多いと思われた埼玉県は41人で、結果的には東京の半分以下だった。
東京都の人口は日本の10%程度だが、熱中症の死亡者比率では約41%と、平均の4倍に及ぶことになった。

東京で発見が遅れた最大の理由は、死亡者のほとんどが1人暮らしの孤独死で、死後数日経過しても死亡が確認されなかった結果だった。

ということは、未だに発見されない孤独死者が大量に存在する可能性もある。氷山の一角のたとえで考えれば、発見されるのは全体の1割程度。最悪の場合1000人程度孤独死している可能性が考えられる。

最近の熱中症は自宅で死亡する事例が急増している。貧困のため冷房設備を所有できないからだ。今の日本はクーラーがなければ常に死の危険にさらされているのである。
冷房がないために死亡するケースは高齢者以外でも確認されている。

行き倒れよりも自宅の方が発見されないのは100歳超高齢者の年金詐欺事件の事例でも証明済みだ。
全国の216人も、東京を除けば128人である。これも確認された数にすぎないから、実際はその5倍程度死亡している可能性がある。すると、640人だ。
東京都が88人で、10倍未発見死体があるとすれば、880人。全国で1520人という数字が出てくる。まだ猛暑は続くので、最終的にはこの4倍の死者が出るかもしれない。そうすると6080人の最終死亡者が出ることになる。
別に数字遊びをしているわけではない。「ふざけた数字を並べるな」と叱られそうだが、実はこの数字を挙げた有力な根拠がある。
100歳超高齢者4万人の内、2万人が未確認という事実がそれである。どのようなプロセスで未確認が発生したかを推理していけばいいのである。
2人に1人は生存未確認とは、もはや尋常ではない。強い「確認拒絶の意志」が存在しなければ起こりえない現象である。
100歳超高齢者でこれだけ生存未確認者が出るためには、その前提として毎年相当数の生存未確認者が発生しなければならない。そのメカニズムの一つとして熱中症は有力なのである。ところが、現状の熱中症死亡者は報告例が少なすぎるので、実態はもっと多いのではないかと推理してもあながち間違ってはいないだろう。

死体が未確認の場合、そのまま年金が支払われることになるが、2万人が生存未確認の理由の一つとして「孤独死」は充分考えられるだろう。この場合、親の死を確認しないで放置を続ける子供に犯罪性を問えるだろうか?

数年程度なら「知らなかった」でお咎めなしになりそうである。

“熱中症”で全国216人死亡…梅雨明け後の集計で


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