2010年8月4日水曜日
怪曲・遊助「ミツバチ」に非難殺到の謎
偶然テレビで2回ほど聴いたことがある。ずいぶん下手くそな奴が歌っているなとは思ったが、いちいち非難する奴までいるとは思わなかった。
遊助こと俳優・上地雄輔が発売した新曲「」 酷評レビュー殺到でアマゾン炎上
≪俳優の上地雄輔さん(31)が「遊助」名義で発売したシングル「ミツバチ」がネット上で話題だ。
曲・歌詞ともに奇抜な楽曲なのだが、アマゾンには「理解できない」「奇怪なフレーズ」といった酷評するレビューが殺到し、炎上状態になった。もっとも、これが宣伝にもなっているようで、着うたランキングなどでは上位に入っている。≫
なんだ、やはり本職の歌手じゃなかったのか。下手なわけである。しかし、「下手な人物が曲を売り出してはいけない」などという決まりはない。過去においても下手な連中が結構ヒット曲を飛ばしている。
漫才師とかお相撲さんとかで最初から有名だった御仁は、歌が下手でもヒットを出しやすい。
非難するレビューが殺到するというのも不自然で、つまらなければ黙殺するのが普通なのだが、やはり、プロダクションの工作活動と見るべきだろうか?
どうせ際物企画である。常道の手段では売れるわけがない。
≪上地さんは2008年にバラエティ番組「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ系)から生まれたグループ「羞恥心」のメンバーとして活躍。09年春には「遊助」名義でシングル「ひまわり」をリリースし、紅白歌合戦にも出場している。 ≫
歌っている上地氏は下積みが長かった苦労人である。今回の曲がデビュー曲というわけでもなく、紅白にも昨年は出場しているようなので、まあ、いろいろと営業努力をしているのだろう。
≪その後も、着々と新作をリリースし、2010年7月28日には5枚目となるシングル「ミツバチ」が発売された。同曲は、童謡「ぶんぶんぶん」をモチーフにしたアップテンポなナンバー。 ≫
歌詞にも一応意味があったようだ。ナンセンスが売りのコミックソングの系統なのだろうが、そのように解釈すれば納得できる。コミックソングの場合、歌唱力に関しては大目に見る傾向がある。
≪30日に音楽番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)で披露されたころから、アマゾンのレビュー欄に書き込みが殺到した。
8月3日現在、約200件寄せられており、アマゾンとしては異例の炎上状態となっている。 ≫
殺到したと言うからどれくらいの数かと思ったら、200件か。数人のスタッフが手分けして投稿すれば簡単にできそうだ。
昔はいちいちはがきに書いて投函したものだが、ネット時代になってはがき代もいらなくなり、この手の工作も安上がりになった。余った年賀状の使い道も一つ減ったことになるが…。
≪「いくらおバカキャラが売りだとは言えこんなの歌ってて恥ずかしくないんだろうか」「あまりにも 酷すぎて無駄にしてしまったお金と聞いた時間の大切さがわかりました」「奇怪なフレーズが 頭から離れません」「歌詞が理解できない」といった酷評するものが殆どだ。「最高です!」と 星5つを付けた上で、「このDISC 鳥除けなどに便利ですよ!子供が投げて遊ぶのにも 最適です!」と皮肉るものも多く、未だ投稿数はふえ続けている。≫
レビューの文面も「みつばち」の歌詞といい勝負である。全て同一人物の可能性もありそうだ。
≪何故「ミツバチ」はここまで叩かれるのか。個人ブログの中には、「いい大人があえてふざけてやっているという感じがない。上地さんは、歌っているときも目が笑っておらず、どこか本気でやっているように見える。それが気持ち悪さの原因では」というような分析をするものもある。 ≫
分析をしたのはこの提灯記事を書いた記者だろう。
巷間の意見は以下の通り。
≪「ネット上で炎上させる」マーケティングだろ。
こいつの歌って全部どこかで聞いた気がするんだけど
サビ前のフレーズと、良く似たフレーズがブルーハーツの曲であった。今さらパクりだのなんだのと気にならないが。アホみたいな曲だったな
一番気の毒なのはこの馬鹿曲に合わせて踊らせてるバックダンサー
TVと音楽業界の腐敗をよく表した名曲
遊助の新曲ミツバチがTHE BLUE HEARTSの夢をモロパクリ
遊助 「ミツバチ」 THE BLUE HEARTS 「夢」 比較動画
買う奴が馬鹿としか言い様が無い≫
ネット上ではパクリ曲という評価だが、意図的に下品に仕上げ嫌悪感を売りにする手法で派手に営業した例は珍しいのではないだろうか?
元手をかけた際物の企画ものは、小ヒットくらいでは赤字になってしまう場合が多いので、あまり行われない。
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