<がん光治療>転移に効果 免疫機能を活性化
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1471523108/
≪がん細胞を免疫の攻撃から守っている仕組みを壊し、がんを治す動物実験に成功したと、小林久隆・米国立衛生研究所(NIH)主任研究員らの研究チームが 17日付の米医学誌サイエンス・トランスレーショナル・メディシンに発表した。1カ所のがんを治療すれば、遠くに転移したがんも消える効果があることが確 認され、チームは「全身のがんを容易に治療できる可能性がある。3年程度で治験(臨床試験)を始めたい」と話す。
がんが生体で増殖し続けるのは、がんの周りに「制御性T細胞」という細胞が集まり、異物を攻撃する免疫細胞の活動にブレーキをかけて守っているためだ。
チームは、制御性T細胞に結びつく性質を持つ「抗体」に、特定の波長の近赤外光を当てると化学反応を起こす化学物質を付け、肺がん、大腸がん、甲状腺がん をそれぞれ発症させた計70匹のマウスに注射。体外から近赤外光を当てた結果、約1日で全てのマウスでがんが消えた。光を当てた約10分後には制御性T細 胞が大幅に減り、免疫細胞「リンパ球」のブレーキが外れて、がんへの攻撃が始まったためとみられる。
さらに、1匹のマウスに同じ種類のがんを同時に4カ所で発症させ、そのうち1カ所に光を当てたところ、全てのがんが消えた。光を当てた場所でがんへの攻撃力を得たリンパ球が血液に乗って全身を巡り、がんを壊したと考えられる。
生体内の免疫機能が活発になると、自らの組織や臓器を攻撃する「自己免疫反応」が起きて障害が出る恐れがある。肺がんなどの治療に使われる免疫の仕組みを 利用した最新のがん治療薬では、自己免疫反応による副作用が報告されている。研究チームが、異なる種類のがんを発症させたマウスで実験した結果、光を当て たがんだけが小さくなり、臓器にも異常はなかった。今回の方法は、光を当てた場所のがんを攻撃するリンパ球のブレーキだけが外れ、他の組織や臓器は攻撃し ないことが確認された。
小林さんは「転移があっても効果的に治療できる方法になると期待できる」と話す。【永山悦子】
【ことば】制御性T細胞
生体内に侵入したウイルスなどの異物を排除する、免疫反応を調整する細胞。免疫が働き過ぎないように抑える役割を担っている。この細胞が機能しないと、自 らの細胞や組織を異物とみなして攻撃する関節リウマチや1型糖尿病などを発症する。坂口志文・大阪大特任教授が発見し、ノーベル賞の登竜門とされるガード ナー国際賞などを受賞している。≫
(‘ё`) 巷間の意見>>
………………………………
抗がん剤株は今すぐ売れってことだな。
………………………………
(´・Д・`) 製薬会社から妨害がありそうですね。
(・ω・) 巷間の意見>>
………………………………
研究のスポンサーが楽天
三木谷やるやん
………………………………
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日本人が開発した新しいがん治療法「光免疫療法」、米国で臨床試験を開始
https://welq.jp/8086
≪この4月末、ある治療の臨床試験の開始が米国食品医薬品局(FDA)から認可された。2011年に日本人を中心とした研究グループが開発した、新しいがんの治療法「光免疫療法」である。開発を報告した当時の論文を振り返ってみよう。
副作用を減らしたい
米国国立がん研究所(NCI)/米国国立衛生研究所(NIH)の主任研究員を務める日本人研究者、小林久隆氏らの研究グループが、医学分野の有力誌ネイ チャー・メディシン誌で2011年11月6日に報告した。現在のがん治療では「手術」「放射線療法」「化学療法」の3つの方法が主流になっている。これら の治療にはどうしても副作用が付いてくる。副作用を最小限にするため、がん細胞に特有の部分を狙ってがんだけを殺すように設計された「分子標的薬」が開発 されてきたが、その数はまだ少ない。研究グループは、新しいタイプの分子標的がん治療法となる「光免疫療法(PIT)」を開発した。
がんにくっついて熱で殺す
この治療は、文字通り「近赤外線」という光を使ってがんを破壊するものだ。ポイントとなるのは、一つには、がん特有の部分にくっつく「抗体」というタンパ ク質。さらに、その抗体とセットになってつながる「IR700」と呼ばれる色素。「フタロシアニン」とも呼ばれている。IR700は波長700nmの近赤 外線を受けると化学変化を起こす。光エネルギーを吸収して発熱。がんにダメージを与えることができる。研究グループは、がんの増殖アクセルである「上皮細 胞増殖因子受容体(EGFR)」にくっつく抗体とIR700を結合させた薬を作り、抗がん効果を検証した。
がん細胞が即座に死滅
まず、シャーレの中で人間のがん細胞「A431細胞」を殺せるかどうか調べた。A431細胞は実験用に培養したもので、その表面にはEGFRが出ている。作った薬をA431細胞の培養液に加え、近赤外光を当てると、ただちに細胞は死んだ。
体内でもがんが縮小
次に、新しい薬の効果を動物実験でも検証している。まずA431細胞をネズミに移植。このネズミは人の細胞に拒絶反応を起こさない特別なネズミで、がんが 体内で増えてくる。がんのできた状態で、薬を使い、近赤外光を当てたところ、がんを縮小させることができた。薬はがん細胞の内側よりも、がんの表面に効果 を示していた。タンパク質をターゲットにしているところで効果が高まると見られた。
がん「だけ」を殺せる!
さらに、この薬はがん細胞にくっつかない限り、体に害を与えないと確認している。がん細胞にくっついて初めて、近赤外線を当てるとそのくっついたがん細胞 を殺す。副作用軽減につながる重要なポイントと研究グループは説明している。臨床試験では頭頸部がんの10人ほどを対象として、近赤外線を当てずに安全性 を確認する見通し。その後、20人前後で近赤外線を当てて治療効果を検証する予定という。がんの治療では従来ないアプローチも注目されそうだ。≫
(´・Д・`) 日本で使う場合高額な特許料を米国様に支払うことになりますね。
野球と同様、有能な人材は米国様に売り飛ばされていきますね。
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がんが生体で増殖し続けるのは、がんの周りに「制御性T細胞」という細胞が集まり、異物を攻撃する免疫細胞の活動にブレーキをかけて守っているためだ。
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さらに、1匹のマウスに同じ種類のがんを同時に4カ所で発症させ、そのうち1カ所に光を当てたところ、全てのがんが消えた。光を当てた場所でがんへの攻撃力を得たリンパ球が血液に乗って全身を巡り、がんを壊したと考えられる。
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