2011年7月15日金曜日
蔓延る放射能商法「放射能分解水」「架空の投資話」etc
昔から健康食品には胡散臭いものが多かったが、カモが多いのでこの商売は繁盛している。
原発事故が起こり、案の定放射能除去を売り物にする健康食品が目白押しである。
人の弱みにつけ込むのがこの手の商売の常道だ。
放射能不安ママ、12リットル21000円の「放射能分解水」に飛びつく
≪「薬事法のからみで公表してませんが、実はこの水には放射能を分解する力があるんです。ハーバード大学の研究チームや放射線医療の専門家もその効果は認めています」
そんな謳い文句で、主婦層を中心に清涼飲料水「A」のセールスがかけられている。1本1リットル弱のボトルが12本で2万1000円也。≫
子供だましだが、世の中には引っかかってしまう連中が多い。
この商品名は明示されていないが、放射性物質を体外に排出するというふれこみで評判になった健康飲料水「プレミアムゼオライト」も紹介している。
プレミアムゼオライト
逮捕者が出たようなので、現在では放射能除去の効能は削除されている。
放射性物質捕まえる粉開発 汚染水を浄化も 金沢大教授らが開発
ゼオライトにセシウムを除去する機能があることは確かなようだが…。
ゼオライト
触媒、吸着剤である。体内に取り込んで大丈夫なものか、そっちの方が心配だ。
この理屈でいけば活性炭なども「あらゆる毒素を取り除く万能健康食品」として売り込むことができそうだ。
その他の放射能商法も検分してみよう。
「給湯器に放射能がたまり危険です」悪質商法が横行、水源や火力発電の架空の投資話も
悪質商法
「給湯器に放射能がたまり危険です。清掃しませんか」
「体に侵入した放射性物質に吸着して排泄する」
架空の投資話
「政府から福島原発の環境対策を6億7千万円で請け負った」
「今後、(火力発電所の運転で排出される)二酸化炭素排出権の国際取引が注目されることになる」
「放射線を3000円で測定します」 福島で悪質商法
これは行政機関を名乗ったので詐欺だが、暇をもてあましているニート諸君が奮発して放射線測定器を購入し、この値段でマジメに請け負えばいい仕事になるのではなかろうか?
ただし、10万円以下の安物ではダメだ。
埼玉でリフォーム強要などの便乗商法急増 「福島で放射能を浴びた。治療費が必要」と振り込め詐欺も
≪県西部に住む80歳代の女性宅は、地震で瓦がずれる被害が出ていた。リフォーム会社の男が訪問してきたのは震災2日後の3月13日。名刺を差し出して「無料で点検します」と2階に上がり、「修理が必要な状態」と告げると、「見てやったんだから5万円払え」と迫ってきた。家族が後日、追い返したが、男の勤務先は、各地でトラブルを起こしている業者だった。≫
≪行田市では3月18日、「市役所の方から来ました」と言って訪問し、義援金を募る男が出没。≫
≪寄居町では3月下旬、90歳の男性宅に男が現れ、「息子さんが義援金を集めており、自分が手伝っている」などと言って、
1万4000円をだまし取る事件も起きた。≫
≪3月末から目立ってきたのは放射能汚染に便乗した訪問販売。「水道水から放射能を除去できる薬がある」「屋外の給油タンクが放射能で汚れている」とうそを言い、薬や掃除を勧める業者が横行。≫
≪「福島で放射能を浴びた。治療費が必要」などと振り込め詐欺の口実にも使われている。≫
幼稚な手口が多いが、高齢者は要注意だ。
この手の連中はどんどん検挙して「ふくいち送り」しよう。
汚染水配管、完全にちぎれる…修理メド立たず
ここでの作業時間に応じて減刑してやればいい。
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