2011年7月11日月曜日

爆発するスイカの怪 何と日本のスイカもやばかった!?


梅雨も明け、猛暑が続く毎日である。この様な時に冷やしたスイカを食する御仁も多いと思われるが、近頃中国産のスイカがやたら爆発することが問題になっている。

「爆発するぐらいのスイカが、甘くておいしい」 客が指先でスイカを叩いたら爆発=遼寧

≪遼寧省鉄峰市に住む趙さんは、道端でスイカを売る露天商を見かけた。買うつもりになり、「しっかり熟れているかな」と、スイカを指先で叩いた。とたんに「ボン!」――。スイカは中味を飛び散らせて、「爆発」した。遼瀋晩報が7日付で報じた。≫

原因は膨張剤を多用しているからのようだ。
スイカは大玉ほど値も高いので、農家は膨張剤を使うのである。

えっ、「どうせ中国の話だろう?」ですか?

ところがどっこい、日本でもあたり前に使っています。

不思議なスイカ爆発事件=ナゾの“膨張剤”は日本でも普通に使われていた―中国

≪「スイカ用膨張剤」「膨張増甜剤」など、怪しげな商品名ばかりで報じられていた“ナゾの薬品”。続報によると、薬品名は、ホルクロルフェニュロン(植物ホルモン・サイトカイニンを合成したもの、商品名はフルメット液剤)と報じられています。

「以前は日本のスイカ栽培でも使用されていたが、現在では使われなくなった」とも報じられていますが、フルメット液剤やサイトカイニンで検索してみると、スイカに使用する場合の注意書きもしっかりあります(参考リンク)。少なくとも「使用は御法度」という状況ではないわけで。≫

ところで、日本で売られているスイカは全部国産か?

スイカ急騰、対日輸出増のあおりも

≪ただでさえ不足しているところに、5月から6月初めにかけては、日本への輸出需要も大幅に伸びた。3月の東日本巨大地震と原発事故で、日本の農作物消費が減少し、韓国産農産物の需要が高まったためだ。韓国でビニールハウス生産のスイカ産地として知られる慶尚南道宜寧郡の農協関係者は「日本での需要が高く、5月には例年の2倍の61トンを輸出した。例年より10%高値で、9100万ウォン(約680万円)の輸出実績を上げた」と説明した。≫

韓国ではスイカまで震災景気に沸いているようですね。
ちなみに中国産スイカもしっかり日本で売られています。

農薬や添加物に関しては言うだけ野暮でしょう。



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