2011年6月13日月曜日
定年退職者&高齢技術者による「決死隊」270人、無報酬で福島原発に突撃の真相
(元記事) 定年退職者や高齢の技術者270人あまり、「決死隊」結成し福島行きを準備…報酬は受け取らず
≪72歳のある日本人男性は、自分が楽しく過ごせる時間はそれほど長くないと考える。≫
「余生をお国のために捧げよう」と考えている高齢者は結構多そうだ。
人生いろいろだから、自己中もいれば献身的な人もいる理屈だ。
≪しかし、すべての定年退職したエンジニアが福島第一原発に残る物質の処理作業が悪い結果を招くと思っているわけではない。≫
今ひとつぴんとこない文面だが、「高齢なので放射能は怖くない」という意味か?
≪「ガンになる前に、私はとっくに死んでいるだろう」と話す山田さんは、270人あまりの定年退職者と高齢の技術者を集めてチームを結成した。≫
癌よりも直接浴びる放射線障害の方が心配である。しかし、どうやって270人も同志を集めたのだろうか?
≪チェルノブイリ原発事故後、世界最大規模となる原発事故の現場にいつでも入って処理を行えるよう準備を整えている。報酬はもらわない考えだ。≫
東電も政府も報酬を払うつもりはなさそうだ。
≪チームを立ち上げた山田さんは、住友金属工業で28年間働いた経験がある。 福島原発の処理作業はなかなか進まず、複雑な任務で、東京電力だけで簡単に処理することはできない。≫
しかし、この記事を書いた記者は本当にへたくそな奴だな。ろくな知識もないのに無理に文章を書くはめになったのだろう。
≪山田さんは、日本政府が福島第一原発の管理を引き受け、彼のチームの参加を許可し、彼らの経験と専門知識を十分に利用して欲しいと望んでいる。≫
お役所主導のボランティアなら簡単だが、民間が名乗りを上げても大概は潰される。相手にするのが面倒だからだ。
≪赤十字社のように報酬はいらないという。≫
(^^;)確かに「報酬」は取らないが、あそこは莫大な「経費」を取ります。宮様を筆頭に6万人も職員がいるので、維持費に使われる税金もとい補助金も…。
あそこに潜り込めれば、公務員より待遇がいいですよ。
≪その一方で、日本政府の関係者は当初、この積極的な提案に対して冷たい 反応を示した。細野豪志首相補佐官は、山田さんのボランティアチームを「決死隊」とけなした。≫
民主党を毛嫌いしているのか、この記者、この部分にはリキが入っているな。
細野氏と言えば山本モナだが、自民党の後藤田正純氏と似た性格の御仁と見た。この御仁に庶民の感情の機微を期待しても無駄である。
≪しかし、5月下旬に東電本部で行われた会議で、細野豪志氏はこの提案を 認める姿勢を示している。その時、現場で働く若い作業員が大きな健康リスクに直面することが懸念されていたためだ。≫
現場の劣悪な労働環境がばれて、マスゴミどもがおもしろおかしく報道していた頃ですね。
事態は極めて深刻で、猶予がない状況なのに、マスゴミが騒いだために、下請けの連中がこぞって逃げ出してしまった。
これで、政府も体面にこだわっていられなくなったわけだ。
≪その少し前、福島で3人の作業員が熱中症で倒れ、同じ時期に、少なくとも 2カ所の工場の作業員が高放射能区域で作業し、ガンなどの病気になる高リスクに直面していることがわかった。≫
ボランティアで行くのもいいが、これからの熱中症対策はどうするのだろうか?
ご老体だけに心配である。
福島の夏の暑さは半端ではない。
≪山田さんは、「問題は、最初の作業員はお金のために集まった人たちで、彼らは作業環境により逃げることができないことだ」と述べる。山田さんは現在、東電の近くにある小さな事務所で仕事をしている。「私たちは報酬はいらない。そのため、東電と対等に交流できる」と話し、自分のチームが最高の安全基準を守ることを強調した。 ≫
つまり、「東電の対応が気に入らなければ、いつでもプイッと出て行ける」とおっしゃっているんですね。
東電側も受け入れるのが大変そうだな。
≪海江田万里経済産業相は山田さんと会見し、ボランティアチームの提案を 認めたい姿勢を見せた。≫
海江田氏は単純な発想をする人なので、国民ウケだけを意識していたのだろう。
≪情況から言って、「決死隊」は必要だ。しかし、これは最後の手段だ。「私は自分で望んでするが、それぞれが自分で決めなければいけない」 と山田さんは話す。≫
有り難いお言葉だが、東電が欲しいのは、命令に忠実に従ってノルマを確実に実行してくれる職員だろう。
「対等の立場」にいる相手だと、東電側も作業を依頼するのに苦慮することが予想される。
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