2011年5月19日木曜日

遂に原発被害者が仲間割れ 原発からの遠近で被害住民同士が対立へ


【原発問題】対立生む“原発の恩恵” 遠方住民「原発近くの人は手厚い補償 被害者ぶるな」

原発の被害状況も皆目判らない状況で工程表だけは示されたが、原発周辺の住民にとっては、不自由な避難生活が限界に近づきつつあり、日に日に溜まり続けるストレスも危機的な状況にある。

このような時に発生してしまいがちなのが、弱者同士のいがみ合いである。
被害者の怒りの矛先は当然ながら政府や東電なのだが、相手が巨大すぎて、個人では対抗できない。で、どうしてもストレスの捌け口を同じ被災者仲間に向けてしまうのである。

被災者と言っても、地域ごとに被害状況が違うので、どうしても格差が生まれる。
原発に近いほど、被害は大きいのだが、反面過去において原発からの恩恵も受けていたので、このような修羅場では、それがグループ同士の憎悪の対象になってしまうのである。

≪避難所で東電の社長に土下座させた人たちは、これまで東電に食べさせてもらってきた人たち。地元に原発を誘致した経緯もある。土下座の強要には違和感を覚える」
原発から約60キロ離れた福島市内で飲食店を経営する男性(40)はそう話す。震災と原発事故で、売り上げは昨年の3分の1程度に落ちたという。≫

東電社長を土下座させても、それを快く思わない被害者が多数いたわけだ。



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