2011年1月9日日曜日

新年早々遺体話 延命治療で日本墜落 フグ・餓死・初日の出・堕胎


門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし

これは一休禅師の狂歌だが、松の内も明け、我が家の門松も撤去した。しかし、世間では相変わらず死亡記事が多い。

日本の人口大幅減、異常気象が原因?急激な気温変動で高齢者が続々死亡


≪昨年の場合、出生数は前年比1000人増の107万1000人だったのに対し、死亡数が同5万2000人も増えて119万4000人と、戦後最多を更新し、自然減に拍車をかけた。≫

読売さんの記事である。日本の人口減も本格的になってきた。

≪死亡数の約8割は高齢者(65歳以上)が占めている。例年、死亡数は冬場に多く、夏場は比較的少ない傾向にあるが、昨年は、7月の死亡数(速報値)が前年同月比約8000人増の約9万6000人、8月は同7000人増の約9万7000人と、夏場の増加幅が突出していた。≫

一見もっともらしいことを書いてはいるが、高齢者が死ぬのは当たり前である。

胃瘻

ところが、「医学の進歩」がその当たり前に「待った」をかけている。
人間、誰でも死にたくない。長生きできるに越したことはないが、税金を納めていない老人に医療保険を月70万円支給して延命工作を続けるのはどうだろうか?
金持ちが自腹で延命するのは勝手だが、寝たきりの貧乏人が延命治療を希望した場合、それを叶えてやることが「人間の尊厳遵守」に相当するのか?

現在の医学水準では、寝たきりの植物人間でもよければ、金に糸目を付けなければ、長期間の延命が可能である。

社会保険制度が破綻したおかげで、本人も家族も延命を希望しなければ、以前ほど「殺人」騒ぎが起こる可能性は少なくなっている。しかし、本人はともかく、家族が延命を希望した場合、貧乏人でも保険適用範囲内での延命治療が行われる。

そんなことは人権的観点からしても当然のように思われるが、このような家族が100万いれば、年間10兆円の国庫負担になるのである。税収が40兆円を割り込んでいる現状で、はたして正しいやり方だろうか?
薄情なようだが、人間、寿命がくれば死ぬのが自然である。誰しもそれくらいの覚悟は持つべきだ。

現行の不自然な延命医療を見直すためには保険適用の範囲をもっと精選し限定的にするしかないのだが、福祉関連の圧力団体が猛反対するだろう。最も反対しているのは日本医師会だ。理由は言わなくても判るだろう。厚労省の天下りも猛反対だ。

日本で医者になるには大変な努力が必要だが、日本の医学水準は先進国中さほど高くはない。難関医大を卒業し博士号を取っても世界的に貢献した医者もあまり輩出していない。
つまり、日本の医者は奇形化した特権階級になってしまっているのである。日本でも最高レベルの高校生が、医大に進学するのは日本の知的財源としては浪費以外の何ものでもない。
かつて、運動神経の優れている生徒がこぞって野球部に入り、日本のスポーツ全般を壊滅させたのと同じ構造である。

日本中で医者不足が叫ばれて久しく、地域病院も存続できないくらいなのだから、医者の数を増やす必要があるのだが、日本医師会が猛反発している。
医者への報酬を半分にして人数を倍増しても、税負担は釣り合っている。むしろ、増加した医者からの所得税を期待できるだけ好ましいだろう。

不明の小型機と男女2人の遺体を発見、機体は大破した状態・・・熊本県、矢護山

死亡したのは南極探検隊にも参加した冒険家としても知られる医師である。子供は途中で降ろしたので一家全滅だけは免れた。20年以上の飛行歴があるベテランだが、やはり飛行機はおっかない乗り物だ。
「医者だから自家用機を持っているくらい儲けているのか」というコメントも見られるが、飛行機はレンタルである。
医者=金満家と決めつけるわけにもいかない。半分以上の医者はまじめに働いており、勤労に対して正当な報酬を得られない連中もかなりいる。
報酬体系も奇形なのである。まじめな医者ほど現状に頭にきているだろう。

無資格でフグ調理、内臓を食べた経営者が死亡

≪Nさんは7日午後3時ごろから、経営するすし店で、自分で調理したフグの刺し身や内臓を常連客と食べたが、条例で定められたフグ調理に必要な免許は持っていなかった。7日夜から8日未明にかけ、3人が手足や口のしびれを訴え、それぞれ搬送された。 ≫

無免許でフグを調理したとは…、と呆れているブログも多数見かけるが、N氏は寿司店の主人で一応調理のベテランである。違法行為ではあるが、今回が初めてというわけではなさそうだ。
逆の見方をすると、資格があっても経験が少ない奴が捌いたフグはやばいということか?

マンションにやせ細った2女性遺体、姉妹か 大阪

≪8日午前10時ごろ、大阪府豊中市曽根西町2丁目のマンションの一室で、60歳ぐらいの女性2人が死亡しているのを警察官らが見つけた。大阪府警によると、女性2人に外傷や着衣の乱れはないものの、栄養失調のようにやせ細っており、餓死や病死した可能性があるという。死後20日以上たっているとみられ、府警が2人の身元の確認を進めている。≫

これも不思議な事件だ。「金に困って餓死」とは単純に言い切れない。この二人はこのマンションのオーナーなのだ。

初日の出を見に来て高波にさらわれた高校生、遺体で見つかる…茨城の海岸

若者の無謀が招いた悲惨な事故だが、事故の様子はYouTubeにアップされていた。

初日の出を見に来た高校生が高波に飲まれる動画、YouTubeにアップされる

動画の再生は以下から。

2本目の動画はこちら。

結果的に死亡者が発生したので、この動画は削除されてしまうかもしれない。
倫理的には多少の問題はある動画だが、事故の発生状況を正確に伝えているので、死亡者と類似した精神構造の若者たちに警鐘を鳴らす効果はあると思われる。遺族が削除要請すれば仕方ないだろう。

【大阪】民家の汚水槽に乳児遺体

≪6日午前7時40分ごろ、大阪府東大阪市の民家敷地内の汚水槽に、生まれたばかりの女児の遺体が浮かんでいるのを汚水処理業者の社員が見つけ、110番した。 枚岡署は死体遺棄事件の可能性もあるとみて、住人らから事情を聴いている。同署によると、遺体は身長約50センチでへその緒が付いていた。目立った外傷はなかった。民家のトイレはくみ取り式で、前回のくみ取りは昨年12月16日だった。≫

産み捨て事件である。いくら処分に困ったとはいえ、あまりにも酷い扱いだ。最近はできちゃった婚が急増しているが、それと表裏一体の事件である。
 
【埼玉】「正月で自宅にいるだろう」 久しぶりに家賃の催促に来たアパートの大家が通報 部屋に死後2年の住民男性白骨遺体

暢気な大家である。

【沖縄】「勤務態度悪い」 男性社員を暴行し死なせ、遺体を捨てる IT関係会社社長(42)と妻(42)を逮捕

沖縄県警の仕事始めである。IT関係の仕事をしていると、日常もゲーム感覚になりやすいから注意が必要だ。


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