2011年1月26日水曜日

犠牲者117人三島のかみつきザル「らっきー」再逮捕 正体は反骨の処女だった!


2010年10月、静岡県三島市民は恐怖のどん底に追い込まれていた。突如いずこともなく凶悪なかみつきザルが出現し、市民117人に被害が及んだのである。


三島でかみつきザル捕獲か


三島警察署は名誉にかけてこの凶悪な犯人ならぬ犯猿逮捕に全力を傾けた。更に民間を喚起させるために20万円の懸賞金までかけられた。
そして、10日ついに憎き犯猿逮捕にこぎ着けたのである。

かみつきザル飼育場所が人気スポットに、意外な効果で意外な大幅増収、愛称募集も

逮捕後は死刑の予定だったが、この犯猿は推定年齢4歳のメスであることが判明した。人間で言えば15歳くらいの乙女だったのである。

さぞや凶悪な面相かと思いきや、ほのかに色気を漂わせている可憐な表情である。全国から助命嘆願が寄せられ、死刑にしづらい状況になった。
そこで市は一転、この猿の知名度を利用してイメージアップに繋げようと頭のいいことを考えた。

楽寿園

ここで飼われることになったのだが、やはりマスゴミの威力は絶大である。散々騒いだ宣伝効果で入場者が倍増し、10月だけでも750万円の売り上げと、平均よりも280万円も多く稼ぎ出すことになった。

これでこの猿は三島市のアイドルになったのである。
月収280万円といえばバカウヨ20人分くらいの稼ぎである。

かみつきザル「らっきー」抜け毛に悩む

公募して選ばれた名前は「らっきー」。イージーなネーミングである。
で、以降らっきーチャンは毎日見せ物にされ、見物客の視線や埋めグサ記事目当てのマスゴミのカメラに晒されることになったのである。

一匹の猿が意図的に人間を襲うことは通常あまりない。猿にとって人間は凶悪な動物である。自身の数倍に及ぶ体躯なのだから、人間がヒグマに遭遇したのと同じくらいの恐怖を抱くはずである。らっきーチャンのやらかした数々の暴行は、恐怖心による抵抗であると思われる。
らっきーチャンは何かの事情で群れから離れ一猿暮らしを余儀なくされた。山に戻れないらっきーチャンが生きていくためにはリスクを冒して人間の生活圏に紛れ込むしかなかった。
民家に侵入して窃盗を繰り返す日常になったのある。しかし、犯行現場を発見された場合、相手が男ならばためらわず逃げたが、女子供だったときは抵抗してしまったのだ。この時、ほとんどのかみつき被害が発生している。
相手を威嚇してひるませた方が逃亡が成功する確率が高まる。

被害は軽症ばかりだが、野生動物は恐ろしい病原菌を持っている場合が多い。かまれると危険であることは言うまでもない。

一方、見せ物にされたらっきーちゃんも、生活は保障されたが、12月ごろからストレスによる脱毛症に悩まされるようになる。
いくら稼ぎ頭になっても、囚われの身は不本意なのだ。

かみつきザル「らっきー」が逃亡 静岡・三島の公園

らっきーチャンは愛嬌を振りまきなついたふりをして密かに逃亡の機会をうかがっていた。そして年が改まった1月24日、ついにチャンスが訪れた。
飼育係がすっかり油断していたのである。
そして脱走へ…。

三島の逃走かみつきサル、一晩考えて自ら「出頭」

しかし、逃走劇も1日で終了した。ほとんど自首に近い状態で身柄が補足された。考えた結果、厳寒の自然をさまようよりも三食昼寝付きを選択したようだ。

三島市ではらっきーチャンのお婿捜しに躍起になっているが、果たしてうまくいくかどうか?

猿を擬人化しているような文章だが、人間も猿も考えていることはそう代わり映えしない。



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