2010年10月27日水曜日
南アW杯予言ダコ パウル君死す
【訃報】偉大なる予言者、死す
南アフリカで行われたサッカー・ワールドカップドイツ戦および優勝決定戦の勝敗結果を全部的中させたタコのパウル君が26日、飼育されていたドイツ西部オーバーハウゼンの水族館の水槽で死んでいるのが見つかった。
パウル君の年齢は2歳9か月で、3歳とされるタコのほぼ平均的な寿命だった。
パウル君はドイツ代表の7試合に続き、決勝のスペインーオランダ戦の結果を的中させ世界的に有名になった。
パウル君の「遺体」は冷凍保存されており、 火葬に附する予定である。
水族館では、埋葬した後、碑を建立することも検討しているという。
タコ
タコは無脊椎動物なので下等動物のような認識を持つ御仁も多いが、それはとんでもない間違いで、地球上の生物の中でも最も高度に進化した部類に属する。
そして、タコは何と!道具まで使うのである。
無脊椎動物では初 タコが道具を使用 驚くべきタコの知性を発見
そう、タコの脳は哺乳類並みに発達しているのである。
無脊柱動物の痛みの問題
≪イカやタコを含む頭足綱の動物は、無脊椎動物の中でもっとも脳が大きい。また、脳重量と体重の比は、ほとんどの頭足綱の動物が魚類や爬虫類のそれより大きい。頭足綱の脳には“階級”溝造があり、感覚の分析、記憶、学習および意思決定に関する脳の“上位”中枢がある。頭足綱の脳のこれらの領域は、高等脊椎動物の大脳皮質と同質であることが示唆されている。Wells(1978)によると,タコの脳は神経系にやや広がりを示すより特殊化された感覚統合野、高度の行動制御野および学習をもっているため、その中枢神経は鳥類や哺乳類と同等かそれ以上の能力を有していると推測できる。≫
眼球に関しては人間よりも高級なものをタコは持っている。
目
≪脊椎動物の網膜では、視細胞は網膜の外側に、神経節細胞は網膜の内側にある。神経節細胞の軸索は視神経となるが、視神経が網膜から出る部位には視細胞は存在せず盲点となる。タコの眼では視細胞は網膜の外側にあるため、盲点は存在しない。≫
タコが高等動物であることは判ったが、だからといってワールドカップを理解できるほど賢かったわけがない。享年3歳であることからも、パウル君が仮に人間並みの知能があったとしても不可能である。
では、どうして予言が的中できたのか?
パウル (タコ)
≪鹿児島大学名誉教授の川村軍蔵によると、タコは暗い色を好むので、ドイツ国旗を選択し続けた理由が説明できるが、比較的明るい色であるセルビアとスペインの国旗を選択した理由がつかないとして、同教授は明と暗の中にも好きな濃淡があるのではないかと考え実験を重ねた。その結果、タコが最も好む色は1番から順に、黒・赤・橙であることが分かり、論文に発表した。≫
タコの色に対する習性が関係しているのではないかという説が有力である。しかし、その説では、ドイツの国旗を選ぶ必然的説得力を持たない。
一番妥当と思われるのは、極めてサッカー通の飼育係がおり、自分の予想通りにタコが動くように細工したということだろう。
その飼育係が名乗りを上げれば、サッカー評論家として喰っていけると思うが…。
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