2010年10月13日水曜日
「民主党は中国に毎年40億円のODA」と批判する庶民をなめた落合信彦氏の珍説
小沢氏擁護の方針を決めたらしい週刊ポストだが、民主党の政策は気に入らないらしい。御用評論家として著名な落合信彦氏の言を借りて民主党の対中国土下座外交を糾弾している。
中国に土下座することしかできず、一方で、毎年、40億円以上のODAをむしりとられ続けている民主党の政治家
≪中国の傲慢な態度や、それにひれ伏す日本の姿を見ていると、あまりに滑稽で、もはやジョークとしか思えない。 ≫
まあ、その通りですな。
≪最新刊『無知との遭遇』(小学館刊)で、日本の政治家の「無知」ぶりを、本質を突いたジョークを交えて綴った 国際ジャーナリスト・落合信彦氏が解説する。 ≫
何年前の映画のもじりだ? あまりタイムリーなタイトルとは言えないな。落合氏のセンスだろう。
≪次のジョークは実に的を射たものだ。≫
ポストさんのお墨付きというわけですな。さてさて、どんなジョークなのかなあ?
≪「与党を激しく批判することで国民の支持を得たある野党が、国民からの支持を受けて、ついに選挙で与党を政権の座から引きずり降ろした。
選挙の翌日、党首は党の議員たちを一堂に集めたが、どうにも表情が暗い。
“皆さん、今日から私たちが与党になります。そこで、皆さんのお知恵を借りたいのですが、私たちはこれから、一体誰を批判すればいいのでしょうか?”」
この話がジョークに見えないところに、日本の政治の怖さがある。≫
…。中にはおもしろいと感じる御仁もいるだろうなあ。これもセンスの問題だ。
≪民主党は、自民党を引きずり降ろしたまではいいが、その後、普天間問題にしても、尖閣諸島の問題にしても、解決能力はゼロ。
結局、批判するだけで、日本をどのように導こうかという国家観はまったくなかったのだ。 ≫
自民党の対米追従型から脱却する動きはあったが、失敗しましたね。自民党がやらかした利権構造を破壊にはそこそこ成功したみたいだが…。
≪挙げ句、中国に土下座することしかできず、一方で、毎年、40億円以上のODA(政府開発援助)をむしりとられ続けている。そして、中国は日本からの援助で浮いた金を、資源の眠るアフリカ諸国への援助金や、軍備拡張資金に回している。 ≫
落合氏も安直にODAなどを引き合いに出したから、庶民からいろいろ突っ込まれることになる。
以下はこの記事を読んだ御仁の意見である。
≪この問題だけは自民党の土下座外交が根源だろ。 ≫
≪中国へのODAは自民党時代に年間1000億円もあったんだぞ?w
それを段階的に減らしてきた。今は40億円か。
ずいぶん減ったもんだな。≫
≪ODAは自民の頃からの話だろ
なんで民主党のせいになるよ ≫
庶民でも大卒が増えたから、ODAくらいなら理解している御仁も多い。落合氏は「どうせ愚民相手」となめてかかったのだろう。バカウヨレベルを想定して記事作りしたのだろうか?
≪対アフリカODA額は日本より中国の方が多いんだから笑える ≫
これは事実。中国は日本から受け取ったODA資金をそのまま対アフリカ用に転用しているのである。
ODAを「政府開発援助」と馬鹿正直に解するから変なことになるのである。約束手形の一種くらいに考えた方がいい。金は天下の回りものである。
≪自民時代から段階的に減らしてきてる。
数兆円とか書いてるアホはソース出せw ≫
どこの世界でも、金をドブに捨てる馬鹿はあまりいない。対中国ODAも見返りがあってこそである。見返りが減れば、ODAも減額していくことになる。
≪自民ODAのおかげで日本企業が中国進出できた。どれだけ儲けたと思ってるんだよ。
今は民主政権のせいで日本企業が危機に晒されまくってるだろがw
要はその時期その時期に適切な中国戦略が描けてるかどうかだ。 ≫
書いたのはバカウヨだろうが、珍しく的を射ているな。
≪「言わせておけばいいんじゃないですか?中国韓国が後悔するだけですけどね」 と突っ返していた小泉に「日中友好だ!」と批判してたやつら思い出した。
それに対する小泉の答弁
「私は日中友好論者ですよ? 内政干渉して友好ムードを壊しているのは中国ですけどね。 靖国参拝を、他国は干渉するな」
小泉「中国はODA卒業するべき時期」
中国首相(温家宝)「必要ないがもらってやってるんだ!こっちから願い下げだ!
そうなったら日中関係がどうなるか覚悟しとけ!」という恫喝発言。( 2004/12/2)
当時小泉は、経団連の奥田(トヨタ)に夕食に誘われてたが、断り続けた。
理由は、奥田と食事すると、必ず中国様には逆らうなと説教されたという。
これはマスコミも同じ、マスコミのスポンサーは大手メーカー。
この大手メーカーにとって中国様は大事なお客様。
当然、スポンサー様からの圧力で、反中国の報道は抑制される、その抑制された情報しか得ることができない中年やじじーどもであふれかえるのが世論。
とにかく中国様を怒らすな、日本の領土をくれてやってもいいから。
中国様だけは怒らすな、というのが経済界のスタンス。
その片棒をかついでいるのがマスコミ。
NHKとて同じこと、世界最多7つの支局を中国にもつのを自慢するNHK。天安門の死者はいなかったという、中国様の御意向通りの放送をするNHKなど今どき信じてる人間などいないと思うが。
また、マスコミ自体、過去戦争をあおったという反省から戦後は極端な反日にカジを切った。
こうして異常なまでの反日報道に踊らされて何もしらない、加工された情報しかしらない、自虐人間だらけになったのが戦後の日本。
しかしそのつけはいつか払わされる。≫
支離滅裂な拙い文章ながら言わんとしていることはだいたい判る。今時バカウヨでも珍しい小泉信奉者の言である。
小泉氏はブッシュの前でプレスリーの真似をしてお伽をするような御仁である。郵政民営化でアメリカに莫大な資金提供をしたことでも判るように、小泉氏の対中国政策は「アメリカの指令」に基づくものだ。
マスゴミもアメリカの支配下に置かれているから、いくらマスゴミが中国を擁護しようが、自主判断ではない。ただし、スポンサーとアメリカの利害は必ずしも一致しないから、その調整には苦慮しているだろう。
≪・過去に天安門事件で国際社会から総スカンを受けた中国は日本に助けを求め 日本は天皇陛下を送り中国はもう安全だと海外に知らせ制裁を解いた。しかしその直後に手のひらを返して反日教育を始めた。
日本への領海侵犯や中間線付近に採掘施設を勝手につくり、日本の資源を奪っている。
・さらに、南京大虐殺という物理的にありえない大虐殺をでっちあげ、被害数を30万人に増やすという暴挙にでた。
3万枚に及ぶ自称証拠写真もすべて日本のメディアからの転載、盗用で証拠となる写真は1枚もなかった。
・アメリカへ向けてた核弾頭は射程をはずしたが、日本へはあいかわらず24基の核弾頭を主要都市に向けている。
・中国の日本大使館を中国人が襲撃したが愛国無罪として罪に問われなかった
・世界中でその国の政治家に金をつぎ込み、従軍慰安婦や南京虐殺を非難する決議を出させ、日本を陥れるロビー活動を展開中。
・ 60年もの間日本に謝罪を要求するが、自分たちは現在でもチベット人を拷問し虐殺している。
・中国四川大地震時、アメリカの20倍もの世界最高額の支援をした日本。
しかし中国がその後謝意を表明した25カ国の中に、日本はなかった。
そればかりかその一月後に中国は、対日攻撃用のミサイル「東風3号」を 「東風21号」に更新し更に増強した。≫
よくまとまった文章だが、この記事に合わせて書かれたものではないだろう。バカウヨか工作員がいい加減にコピペしたものと思われる。
ただし、書かれた内容は事実に基づいている。
中国は日本を仮想敵国にしているから、上記のような軍事行動は当然である。それに対して日本は軍事面をアメリカに丸投げしているので、対抗手段はアメリカがやっていることになる。
対中国外交に関しては、田中角栄が潰されて以降はアメリカのコントロール下に置かれている。「もう抜け駆けは赦さない」ということだ。
検察とマスゴミによる小沢潰しもこの一環だ。小沢氏は愚直なまでに田中角栄の愛弟子だったのである。
鳩山イニシアチブで中国に1兆8千億円プレゼント
ものは言いようで「トップセールス」といえば聞こえはよくなるはずだが…。
日本とモンゴルがレアアース開発で協力する件で、中国から反発の声「輸送を妨害せよ」
レアアースは戦略物資なので、中国の妨害以前にアメリカの横やりで、「はい、それまでよ」の可能性が高い。
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