2010年7月17日土曜日
未知の劇症型病原体が愛知県で発生!ニホンザル大量死
ニホンザル44匹、謎の病死 犬山の霊長研
≪京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)で飼育しているニホンザルが、2001~10年の間に原因不明の疾病で44匹死んでいたことが分かった。いずれも血液中の血小板、白血球、赤血球の数が著しく低下し、極度の貧血状態となって死んだ。会見した所長らは「未知の病原体による感染症の可能性が高く、治療法も見つかっていない」としながらも「他種のサルや人間に感染、影響するとは考えられない」と説明した。≫
何を根拠に「他種のサルや人間に感染、影響するとは考えられない」などと言えるのだろうか?
ウイルス性感染症である可能性が極めて強いのに。
≪同研究所によると、疾病は01年7月~02年7月(第1期)と、08年3月~10年4月(第2期)に発生。第1期は7匹が発症し6匹が死に、第2期は39匹が発症し38匹が死ぬなど、高い確率で死に至った。≫
劇症型である。人間に感染したら最悪の結果になるだろう。
≪発生場所は研究所の屋内飼育室、屋外放飼場など3カ所に限られ、1つの飼育場で複数のサルが発症した。
症状は臓器中の出血、鼻粘膜からの出血、皮下出血斑、暗褐色の泥状の便などが主なもので、特に死んだ時には血小板の数がゼロになるケースがほとんどだった。これまでのところ、ニホンザル以外の種や人間に発症は確認されていない。≫
ウイルス性感染症丸出しである。 ここの所長は「これまでのところ、ニホンザル以外の種や人間に発症は確認されていない」というだけで「他種のサルや人間に感染、影響するとは考えられない」などと言い切っているのである。責任逃れの自慰行為だろうか?
≪研究所側は「人間にとって危険性が高いエボラ出血熱のような感染症とは大きく症状が異なり、ニホンザルの特異的な疾患」との見解を示し、現在は疾病の拡大防止、他の研究機関との連携による病因の特定を進めている。これまで事実関係を公表していなかったことについて、所長は「原因が分からず、いたずらに不安をあおることを避けたかった」と述べた。 ≫
発症が確認されてから10年間事実を隠蔽していたことになるが、所長の口ぶりからすると、10年費やしても、病原体を特定できなかったことになる。
京大系の他研究機関と相談していたかもしれないが、お粗末な調査ぶりである。
モンキーセンター、2匹発症で全300匹を殺処分する方針…未知の病原体 - 愛知
≪愛知県犬山市の京都大霊長類研究所で起きていた未知の病原体によるとみられるニホンザルの大量死問題で、隣接する日本モンキーセンターが、園内のサルへの感染拡大が確認されれば飼育するニホンザル約300匹すべてを殺処分する方針であることが分かった。
判断基準は2匹の発症を確認した時点としている。
モンキーセンター付属世界サル類動物園の園長は「多数のお客さんが訪れる当園では、まず人間の安全を最優先しなければならない。1匹では感染の有無が判断しづらいので、2匹の発症を確認した時点で全匹を殺処分する」と話した。これまでのところ、同センターで発症は確認されていない。 ≫
先ほどの所長の発言と比べるとやっていることの辻褄が合わない。最近になって厚労省に感づかれ慌てて対応策を示したのだろう。
≪この問題に絡んで、厚生労働省健康局結核感染症課と農林水産省消費・安全局動物衛生課は15日付で、モンキーセンターなど国内の輸入サル飼育施設に対し、霊長研と同様の症例を確認した場合は情報を提供するよう求めた。≫
やはりセンターが事実を隠匿していたようだ。これが殺人ウイルスに変異し、人体に感染したら最悪の状況になってしまう。
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