2010年5月1日土曜日
アインシュタインの予言「蜜蜂が絶滅したら人類は4年で滅ぶ」が現実に
世界的にこの数年蜂が大量死している。特に蜜蜂が顕著である。
「蜂蜜の値段が上がるのかな?」程度の認識の人も多いだろうが、多くの農作物が虫媒に頼っているので、このままいくと深刻な食糧危機が発生してしまうのである。
世界中の生物学者たちが懸命に大量死の原因を探っている。
世界的なハチの大量死 原因は複合的 国際獣疫事務局が見解を発表
≪世界各地でハチの大量死が起こっていることについて国際獣疫事務局 (World Organisation for Animal Health、OIE)は28日、複合的な原因によるものだという見解を発表した。≫
しかし、「複合的な原因」とは体裁を合わせるだけの説明である。「結局、原因は判りませんでした」と言っているに等しい。
現在では「ある種の農薬が犯人」という説が有力視されているが、確証は得られていない。国際獣疫事務局の発表もその事実を踏まえているのである。
ネット上ではアインシュタインが予言したといわれる「ミツバチが絶滅したら人類は4年で滅ぶ」という言葉が一人歩き状態で騒がれている。
「生態系が破壊されると人類も絶滅の危機にさらされる」という当たり前のことを言っただけのものだが、蜜蜂の大量死とオーバーラップして、人類滅亡予言化してしまった。
確かに、生態系上で蜜蜂が占める比率はかなり高いので、万が一蜜蜂が絶滅してしまえば、人類もまた滅亡する可能性は一応あり得る。
虫媒に関しては、仮に蜜蜂が絶滅しても、それに取って代わる虫が繁殖することが予想されるが、蜂蜜の代替は難しいだろう。
ある種の蟻も蜜を貯める習性があるが、清潔感に疑問がある。
蟻の場合は体内に貯蔵するので、蟻をそのまま食べる必要がある。
蜜蜂に代わって注目を集めているのがマルハナバチである。受粉もしてくれるし蜜も集める。セイヨウオオマルハナバチは受粉に関しては蜜蜂よりも効率がいいと言われているので、最近ハウス農家の間で多用されている。しかし、在来種でないため、逃げて野生化した個体が生態系を狂わせていると言う指摘もある。
マルハナバチ系は蜂蜜採集に関しては効率が悪い。
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