2011年6月2日木曜日

日本の救世主になるか?素人が大発明!磁力抵抗「ゼロ」発電機の凄さ


日本人は発明好きな民族として知られているが、世界の文明に大きな影響を与えたような大発明は非常に少ない。

大規模な研究施設も巷間の発明家も、得意なのは発明よりも改良である。特許よりも実用新案的な発明が多いのが特徴である。

(参照記事)街の発明家 大活躍なんだって!?

俗に言うアイデア商品である。素人の発明だから構造も単純なものが多い。
生活雑貨品系統は家庭の主婦が得意で、中には小遣い稼ぎ以上の利益を生んだ発明もある。

≪S県I市の主婦、Mさん(61)はズボン用の洗濯ネットを開発。「洗濯でしわができるのが悩みでした」。洗濯ネットは袋状のものばかり。メッシュ生地でズボンを挟み、すそから巻いて筒状にまとめる洗濯ネットを作った。

1枚945円で売り出したら評判になり、洗えるスーツの普及とともに2007年ごろから販売量は年10万枚に。「日々の不満を解消する知恵がヒットにつながりました」と分析する。≫

これなどは主婦の発明の典型だが、いわゆる発明対価は交渉次第である。
一般的には1%もらえれば御の字だろう。この主婦の場合は年間100万円くらいの収入か?
ただし、飽きっぽい日本人のこと、この商品が現在も売れているかは定かではない。

(参照記事)「伊勢の方舟」…愛知の企業が開発

中小企業でも発明に熱心なところが多い。下請け家業から抜け出すためには自社オリジナルが是非とも欲しいところである。

ただし、この発明が売れそうかというと…。

(参照記事)韓国人学者「漢字はわが祖先が発明」

捏造はやっぱだめですよね。

(参照記事)ワープロ仮名漢字変換技術の発明対価、東芝に約3億3000万円の支払いを求めた訴訟で、643万円の支払い命令 東京地裁

同じ漢字でも関連する特許は多い。発明対価を巡ってはトラブルも起きやすい。

(参照記事)電気通信大学、遠隔ペロペロデバイスを開発中「ぜひアイドルにペロペロしてもらいたい」

大学の発明というと、素人とは一線を画しているような観もあるが、かならずしもそうとばかりは言えない。

(元記事)磁力抵抗「ゼロ」の発電機 滋賀県の男性が発明


これも巷間の発明なのだが、社会的な影響度は大学や大企業の発明と遜色ない。

≪発電機を8台並べると磁力の抵抗がほぼゼロになることが分かった。≫

電気抵抗ゼロというと超伝導を思い浮かべるが、磁気抵抗ゼロの場合、モーターの配置だけで実現できてしまうのだから、超伝導に較べたら極端に安上がりである。

自転車の発電機を回すとペダルが重くなるが、これは磁気抵抗が働くからだ。
ペダルが重くならずに発電できれば便利だろう。ただし、自転車のような小さな発電機にこの装置が組み込めるかは不明である。

これが発明の動機だったようだが、自転車のライト程度だったら、乾電池式でも間に合ってしまう。

この発明の凄さはより巨大なモーターほど威力を発揮する点だ。製造も容易そうなので、省エネルギー化に貢献が期待できる。
太陽光発電以外の発電法は総てダイナモが必要である。
各電力会社は発電効率を上げるために巨額な研究開発費を費やしていた。
それがこの発明を利用すれば、少なくとも10%以上の効率アップが期待できるのである。

これ見よがしに、蛍光灯を頻繁に点けたり消したりして逆に無駄な起電力を喰っているお役所式の節電法よりは遙かに効果的であることは言うまでもない。



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