2010年12月6日月曜日

麻生元首相「800兆円の国の借金はお札を刷って返せばいい」


いやあ… (^_^;)

麻生元首相「800兆円の国の借金、満期になったら政府の権限で金を刷って返せばいい」

誰でも一度は思いつく発想なんですけれどもね。総理経験者の口から出たのは前代未聞である。さすがは我らの「アホウ元首相」?

国内には膨大な借金。しかし、なぜか円高。しかも、不景気の原因は深刻なデフレ。
「だったら、お札をすれば解決するのでは?」と考える御仁も多いだろう。
しかし、経済問題の詳しいところは、正直の話解らない御仁が大多数だろう。
特に知能が低いバカウヨなどは、まともなコメントができない。
しかし、黙っていられない性格なので、「我らが麻生、戻ってこいよ!」などとエールを送っている。

まずは、この手の問題に関するマジレス。
まじめなだけに、読むのは一苦労だが、お勉強なしには語れない記事なので我慢して読むべし。

(お勉強レス その1)

■インフレ無しで通貨量を増やすなんてできるの?
 「インフレ無しで、通貨量を増やす」には等価交換・それと見合う資産、すなわち「現物」か「株券」か「債権」が増える必要がある。
 いずれにしても、「モノ(生産)が増えたから、カネも増える」という関係を満たす必要がある。
 しかし、「国内生産が増えずに、カネだけ増える」などというマジックはない。
 だから、増えた分の金は「未来のモノ(国債)」か「外国のモノ(外貨)」か「保存可能なモノ(貴金属などの現物)」の、いずれかに裏付けられていなければならない。
 今はまだ、「未来のモノ」に信用がある(国債が低金利)から、(悪い)インフレが起きていないだけ。
 逆に(悪い)インフレが起きたら、日本は行く所まで行ってしまうほどヤバいことの証でもある。

■等価交換の法則
 何かを得ようと欲っすれば、必ず同等の代価を支払うものなり。これ、すなわち財政の基本「等価交換」なり。財政には禁忌あり、其は借金と減税なり。
 《無から有は生まれない》ため、《別の税金に形を変えた増税》で補填される。
 「減税=財源のために借金と市民サービスカット、そして税収不足誘発」より、
「教育・福祉=減税しないで民間ができない公的サービスの充実」にしっかり取り組むことが、本当の地方自治。

■「財政法」のルール
 戦前・戦中、財政規律が破たんすると共に、議会や政党政治も実質破綻し、日本国も破綻。戦後すぐにデフォルトした。
 その反省に立って作られたのが、2つ。
 ▽「赤字国債は例外的にしか認めないという原則」(昭和50年以降、ほぼ毎年、赤字国債は発行しているので、もはや原則とは言えないかもしれないが)
 ▽「予算単年度主義の原則」
 だから、「毎年《財源確保のための特例法》を予算委員会に出しその中で、赤字国債いくら出しますと明記し、国会で通過してから発行できる」という制度になっている。

(お勉強レス その2)

■1938(昭和13)年…全国的に展開された《国民貯蓄運動》
 「国家が国民に向けて国債販売を促進する」、かつて、これを大々的に行っていた時期がある。
 「国債や貯蓄債券を買って、その歴史的運動に参加し、銃後、国民の責任を果たしましょう」
 ▽1937(昭和12)年…「支那事変ノ国債」売り出し開始(日中戦争開戦の年。戦費調達。年利3.5%)
 ▽1940(昭和16)年…「坊やも一役、御奉公」
■財政政策モ未ダ戦時中!?
 国債と合わせて戦費調達のもう一つの柱…郵便貯金の拡大。
 「貯蓄は軍用金、いざ決戦」
 人気漫画「フクちゃん」で、子供に郵便貯金をするよう促す。
■《1940年体制》…戦争へ向け国民資産などを動員した官僚主導の中央集権体制
 「国債や郵貯で国民のお金を国が吸い上げる仕組み」は、戦時体制にあった1940年に完成されたと言われ、中央省庁がカネと権限を握るその仕組みは、終戦後も維持され、高度経済成長の原動力となったと言われる。
 戦時中も、今も、国が借金を積み上げた1940年体制。
■なぜ、戦争をしているわけでもないのに、戦時中と同じ水準の借金が積み重なったのか?
 バブル崩壊後、景気対策として公共投資が選択されたのが原因。
 『変動相場制の下で公共投資をすると、その結果、金利が上がり円高となる。円高になれば、結果的に輸出が低下するため、公共投資をした分の需要増が、輸出減で相殺されてしまう』。
 公共投資を望んで国債を発行して、あまり意味のない政策をしてきたというのが実態。
■どのように処理したか?
 ハイパーインフレにより、国債の実質価値の低下・激減。インフレによる、借金棒引き。
 しかし、国民生活は大混乱をきたした。「米よこせ騒動」などが起きた。
 マネーがジャブジャブ溢れている状態は、モノに対するマネーの価値が減価している状態。マネーの価値は下がり、相対的にモノの価値は上昇していく、物価上昇率も上がる。

(お勉強レス その3)

■悲惨な戦後…。しかし、今の事態はそれ以上に深刻
 ▽「公的債務残高の対GDP比」…終戦1945年と2009年は、同じ水準
 しかし、
 ▽国債残高は一般会計総額の何倍か?…終戦1945年は約 5倍、2009年は約10倍
 どのように処理するか?仮に、終戦直後と同じようなインフレが起きれば、問題は解決されるが、国民生活は破壊される。大変深刻な事態。
■さらに問題なのは、借金の目的の違い
 インフレで借金を処理する場合、『インフレと見合う資産=等価交換・バーター』として、郵貯など国民資産は差し押さえられ、紙屑になる。
 『それまでのような毎年の借金が出来なくなれる』。
 そうなると、どうなるか?
 終戦1945年の借金は、「戦費」。その借金をすることが出来なくなっても、収入へのダメージは少ない(実際には国民生活は破壊された)。
 『現在の借金は、「税収不足を補うための借金」。収入の半分以上を失い、それによって成り立っている政策もできなくなる』。
 『現在の日本(国+地方)は、“軽減税率なし”の消費税…約20.6%分の税収不足』。
■戦時中も同じ疑問が…「日本には国民の個人資産がある、対内債務だから大丈夫?」
 「国民資産を借金の裏付けにする」事は、とんでもない話。「借金棒消しの錬金術の素材として、インフレとの等価交換に使う」と公言しているようなもの。
◆1941(昭和16)年(第二次世界大戦・開始)に作られた、小冊子「隣組読本 戦費と国債」(国債に関するQ&A集)より
 六、国債の将来
(1)国債がこんなに激増して財政が破綻する心配はないか
 国債が澤山殖(ふ)えても全部国民が消化する限り、すこしも心配は無いのです。
 国債は国家の借金、つまり国民全体の借金ですが、同時に国民が其の貸し手でありますから、国が利子を支払ってもその金が国の外に出て行く譯(わけ)ではなく国内で廣(ひろ)く国民の懐(ふところ)に入つて行くのです。
■参考
◆「日本財政 未ダ戦時中!? 国債に見る戦後物語」[サンデーフロントライン 2010/08/15]

どうです?まじめに読みましたか?
えっ!、めんどいから飛ばした!?
しょうがないなあ。
まあ、どうせ、庶民には手が出ない問題ですからね。

↓以下は日本の現状を解りやすく例えたレス。

■なんだ、もう破綻しているじゃんw
 ▽国民の金融資産…1400兆円-400兆円(住宅ローンなどの借金)=1000兆円
 ▽銀行預金・生保・証券会社…800兆円(外債・株・投信) →アメリカに流れて、もう帰ってこない
 ▽郵貯・簡保…300兆円(国債)
 ▽固定資産…400兆円(減損会計不足。企業で言う棚卸資産。実際には売れないから、考えても仕方無い)
 ▽国の借金…国債900兆円 +地方債200兆円 +公務員共済年金の積立金不足
■2010年度予算を家計に例えると…
◆収入
 ▽月給(税収)…37万円
◆支出
 ▽医療費(社会保障費)…27万円
 ▽ローン返済(国債費)…21万円
 医療費とローンを返済しただけで、既に赤字。
◆収入
 ▽へそくり(埋蔵金など)…11万円
 へそくりを掻き集めたものの…、仕送りや家のリフォーム、教育費など支出が重む。
◆支出
 ▽仕送り(地方交付税)…17万円
 ▽家の修繕費(公共事業)… 6万円
 ▽教育(文教・科学)… 6万円
 ▽防犯(防衛)… 5万円
 ▽その他…10万円
 結局、月給を超える借金をして、なんとかしのぐ状況。
◆収入
 ▽借金(国債発行)…44万円
◆合計
 ▽収入…92万円
 ▽支出…92万円

↓以下は麻生氏のコメントに対する案の上の意見。

≪北朝鮮かよ。 !≫

≪民主党が自滅する勢いで失言をしてると思ったら、自民党も失言をしているでござるの巻≫

≪なら自分が総理の時にやれよ
なんでやらないんだよ≫

≪麻生は馬鹿だな。だから一年しか政権持たなかったんだよ。≫

≪やはり麻生はアホだな
総理経験者がそんな事言うか普通
世界の笑いものだな≫

≪アメリカ政府の要人なら市場は大混乱だろうけど
所詮は日本の政治家
相手にされないだけよかったな≫

≪自民党は、自らこしらえた-800兆円の赤字による財政圧迫に対して、国民への消費税増税とか抜かすから公共事業が悪の象徴となった訳なんだけど

麻生前首相により破産寸前の自民党

■08年 選挙を控えて大量借り入れ
○収入            ○支出 
政党交付金 158億円  経常経費   50億円
献金     31億円  政治活動費  162億円
新規借入   75億円  借入金返済   21億円
繰越金    19億円 
 327億円         212億円
借入金累計 119億円     繰越金 115億円

■09年 選挙で金庫はスッカラカンに
○収入            ○支出
政党交付金 140億円   経常経費   50億円
献金     21億円  政治活動費  226億円
繰越金    115億円 
 312億円          296億円
借入金累計 120億円?     繰越金 16億円

■10年 選挙大敗で収入激減…
○収入            ○支出
政党交付金 103億円   経常経費   50億円
献金     ゼロ?   政治活動費  250億円
繰越金    16億円 
130億円?        300億円?
借入金累計   ?

破綻状態へのきっかけとなったのは麻生政権発足間もない08年10月にメガバンク3行から25億円ずつ借り入れた合計75億円の借金。
解散を先送りしたためにほぼ同じ115億円の繰越金を翌年に残した。
この年までは党職員の人件費など経常費用や政治活動費、さらに金利や借金返済分は、借金以外の収入で賄えており、実質収支はほぼトントン。借りたカネは手をつけずに金庫に保管されていた。
09年、自民党は総選挙で軍資金を一挙に投入。
200億円近くが投入されたが大敗。その結果、09年の繰越金は前年から100億円以上減って16億円。
問題は残った多額の借金をどう返済していくか。
政党交付金 議席を約200減らして-約50億円。
献金 日経連は今年から「献金の関与中止」を決定。日本医師会ほか業界団体も献金中止が相次ぐ。 ≫

≪小学校レベルのこともわかっていない麻生

「まずはファンドを20億と30億、合計30億立ち上げる」 簡単な足し算もできずw
「第二次世界大戦は真珠湾攻撃で始まった」ww 

・踏襲: ふしゅう 
・詳細: ようさい 
・怪我: かいが  

自ら「学習院でビリから5番目以内だった」と語る麻生w謙遜かと思いきや裏口入学で裏口卒業かw
自ら「新聞は読まず漫画を週に20冊も読破する」と語る麻生w頭の弱いB層に「俺たちの太郎」と共感を持たせるための方便かと思いきやマジで頭が悪すぎて新聞を読めないだけwww
小学生並の頭じゃ新聞より漫画がおもしろいよなあw
いまだに防衛大臣を「防衛庁長官」と言ってるしw まともな本も読め!
03年総務大臣就任記者会見 「2005年まで地方・中央省官庁含めましてITいわゆるフロッピー等々で、これをつなぐ。大量に必要としました書類がフロッピー1枚で全部できる」w
http://jp.youtube.com/watch?v=r9giYCIOY4w
外務大臣時代は金正日の名を覚えられず「キムなんとか」w ロシアを「ソ連」wこんな馬鹿はマンガ頭の麻生だけw
http://www.youtube.com/watch?v=gAFugVFnE5I
麻生の能力で外交は無理w子ども扱いされて金を巻き上げられるだけww麻生の中学時代は144人中の142番目(「とてつもない日本」) ≫

≪初めて国政に立候補した時の、選挙演説の第一声
「貧民の皆さま!」

前回の選挙で貧民発言を叩かれた後の、選挙演説の第一声
「平民の諸君!」

自身は皇室関係の血筋であることを自慢し、
多数の部落関係者を自分の会社で奴隷のように使って
「ボクの身分は高い」ということを知らしめるのに躍起な小人、それが麻生太郎
ついでに言えば、超チビw≫

最後のあたりは誹謗中傷レベルでしたね。

勿論麻生氏賛同する意見もある。これに近いことは経済学者も唱えているからだ。

≪今、これだけ円高・デフレが進行しているのに多少円安・インフレ方向に振れたからどうということはない
むしろそうするべきだろ≫

≪中国やアメリカもやってることだし
もういいんじゃね?
埋蔵金も無かったし無駄の削減もできないし
事業仕分けは何の意味も無かったからな ≫

≪日本の借金だが
日本はバブル崩壊で大穴が開いたんですよ
それを下支えしたのが借金
おおよそ今の借金の半分はその穴埋め分と考えてOK
日本人が考えてる以上の打撃だったということ
大半の人はバブル崩壊したことなんてもう忘れてるみたいですけどね
俺が考えるにまだ穴は埋まってないと思う
あと300兆ぐらい借金増やして埋まるぐらいだと思うんで
公共事業をやれって ≫

≪景気対策に公共事業をバンバンやるってのは正論。市場に出回る円を増やさないと経済が廻らなくなる。
緊縮財政なんて天保の改革で下策中の下策であることが証明されてる。

しかし800兆全てを円刷って返したら、さすがにハイパーインフレになるから暴論≫

≪なんつーかさ。
一度に、一気に800兆円分の金を刷ると思いこんでる奴多いんじゃねえの? ≫

≪何度も提案してやろうとしたけどその度に日銀総裁が邪魔をしてお金を刷らせなかったじゃないか。≫

≪インフレ起きて困るのはお金を貯め込んでいる連中なんだよな。
物価の上昇に対して供給が追いつかないハイパーインフレは困るけど、適度なインフレはお金を貯めると損をするので使う方向に向かい、
金の流通が活発になり景気が良くなるんだよね。≫

≪無限に増刷するわけじゃない。ちゃんと限界がある。
日本は需給ギャップが大きいから、金利に影響し始めるまでは増刷してもいい。 ≫

以上の賛否両論の中で決定的にスルーしている重要事項がある。「アメリカの指令」だ。
膨大な借金もアメリカの指令。お札を刷らせないのもアメリカの指令である。
日本独自ではお札さえ刷れない国なのである。


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