2011年11月13日日曜日

TPP「参加」が決まっている野田首相のあまりにも臭い「猿芝居」

アメリカの命令に逆らえない属国日本が、宗主国様から「TPPをやれ」と言われたのだから、実は話は簡単である。

賛成派・反対派それぞれ相手を非難している内容は事実に近い。賛成派は身も心もアメリカに忠誠を誓っている売国奴であり、反対派は農協・医師会に代表される旧態利権亡者の工作員である。

イエスかノーかの選択なのだが、どう転んでも日本の将来は真っ暗である。

農業就業人口260万人 平均年齢が年々上昇
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0907&f=national_0907_183.shtml

≪30アール以上の耕作をしているか、今年2月1日の調査時点で、この1年間に50万円以上の農産物販売金額(農業での売上)があった「販売農家」は 163万1000戸と5年前に33万2000戸減少していたことが農林水産省の2010年世界農林業センサス(暫定値)で分かった。率にして16.9%の 減少になっていた。

また、農業就業人口もこの5年間で75万人減少し、260万人になった。農業就業人口の平均年齢は65.8歳で5年前に比べ2.6歳高齢化。15年前 (1990年)に比較すると6.7歳高齢化しており、若年労働者の農業への就業環境整備の重要性を裏付ける結果になっていた。≫

「TPPに参加すると日本の農業が破綻する」などと言う間抜けな理屈がまかり通っているが、日本の農業などとっくの昔に破綻している。

「農業従事者の平均年齢が65歳」と、もはや再建不可能な状況である。

こんな悲惨な状況になるもっと前の段階で抜本的な農政改革をしなければならなかったのに、長期に及ぶ自民党政権が農協と馴れ合って、回復不能の事態に追いやってしまったのである。

「日本医師会」「天下り」と、どうも日本という国は利権地獄に嵌ると自力では抜け出せず、外圧頼りになってしまう。

菅直人総理大臣が年頭所感発表_「平成の開国」元年に、TPPへ意欲
http://logsoku.com/thread/yuzuru.2ch.net/liveplus/1293810424/

TPP騒ぎを日本に持ってきた張本人は菅氏だが、「アメリカの使い走り」の本領発揮である。

日本は「開国」して不平等条約に苦しんだわけだが、今回も同じパターンになるだろう。

自民・西田氏「戦う気ないなら辞めろ」=谷垣総裁に党内から不満
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1320937309/-100

自民党は農協議員&旧態利権議員とアメリカ工作員議員との間でドツボに嵌って身動きが取れず、プラスマイナスが打ち消し合って、無いに等しい状態になっている。

郵政民営化の再来のような状況だが、今回は野党なのでバックマネーの期待も薄く、党離脱の様な刃傷沙汰にまでは至らないだろう。

民主党の衆院議員5人が離党届持参し、野田佳彦首相のTPP参加表明阻止を嘆願
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1320907424/-100

切った張ったは政権党の民主党内で激化している。

民主党の仙谷氏 「絶対にJA(全国農業協同組合)を許さん! 俺は(政権交代の)総選挙の恨みは忘れない」
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/wildplus/1320912967/-100

しかし、民主党は「農協」「医師会」との関係が希薄なので、結局「TPP賛成」で流れていくのが見え見えの結果だ。

売国議員の多さでは、自民党に遜色はない。

野田首相のTPP“猿芝居”!すでに米大統領に伝える内容決定済み 慎重派議員、「離党するんですね!」の質問に沈黙
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1320982186/-100

農協にそそのかされて「脱党」を騒いでいる連中も、援護してくれるはずの「農協」がTPP後に様変わりしてしまうことは明白なので、本気で「脱党」する国士(単なる馬鹿?)は少ないものと思われる。


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