2011年7月13日水曜日

杜撰!放射能牛全国に出荷の実態 風評被害が聞いて呆れる


2011/07/09(土) 福島県産牛肉から放射性セシウム 食肉から規制値超え1キログラムあたり2300ベクレル

≪東京都は8日、福島県南相馬市の緊急時避難準備区域内から都中央卸売市場に出荷された肉牛11頭のうち、1頭の肉から食品衛生法の暫定規制値の1キログラム当たり500ベクレルを上回る同2300ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。食肉から規制値を上回る放射性物質が検出されるのは初めて。
残りの10頭の肉については検査中という。≫

≪都によると、肉はいずれも市場内に保管され、流通していない。≫

ということだったが…。

2011/07/09(土)牛肉からセシウム 出荷した11頭すべて規制超、4月下旬以後、同区域からは2924頭の肉用牛が出荷

≪一方、福島県の調査では、4月下旬以後、同区域からは2924頭の肉用牛が出荷されたことが判明。≫

県はすでに同市に肉用牛の出荷自粛を要請したようだが、生活保障も何もなしに自粛だけ要請しても無理というものだ。

2011/07/10(日) 福島県南相馬産の肉用牛、他の10頭からも放射性セシウム検出 最も高い肉で3200ベクレル 東京都発表

≪福島県南相馬市内の酪農家が出荷した牛1頭の肉から、国の基準(1キログラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが東京都の検査でみつかった問題で、検査を続けていた残りの10頭すべてで基準値を超える放射性セシウムが検出されたと9日、都が発表した。市場には流通していない。≫

都によると、最も高い肉で1キログラム当たり3200ベクレル、最も低くても1530ベクレルが検出された。
11頭はすべて、福島第一原発事故の緊急時避難準備区域内にある酪農家1軒から出荷されたものだった。

2011/07/11(月)同じ生産者の放射性セシウム汚染牛肉 5都府県(東京、神奈川、大阪、静岡、愛知)に流通

≪福島県南相馬市から東京の食肉処理場に搬入された食用の牛から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、同じ生産者から搬入された6頭の牛の肉の一部が、東京や神奈川県など合わせて5つの都府県の卸売業者などの下へ流通していたことが、東京都など調査で分かりました。≫

この酪農家はすでに6頭の牛を売り払っていた。

2011/07/11(月)餌のわらから7.5万ベクレルの放射性セシウムが検出

≪福島県南相馬市の農家から出荷された肉牛から、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、福島県が餌のわらを調べたところ、国の目安を大幅に超える1キログラム当たりおよそ7万5000ベクレルの放射性セシウムが検出されました。≫

わらは原発事故のあとも屋外に置かれていたということである。餌に使用できるとされる国の目安のおよそ56倍に当たる。
国の基準では牛の餌は1キロ1300ベクレルまでOKということらしい。
これもやばい数字だが、現実の汚染度は桁が違った。

2011/07/12(火)出荷2頭の牛肉に規制値超すセシウム 南相馬の農家

≪飼料のわらから、暫定規制値を超える高濃度の放射性セシウムが検出された福島県南相馬市の農家が5~6月に出荷した6頭 の牛肉のうち、2頭分から暫定規制値(1キログラムあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことが11日、東京都の調査でわかった。

都中央卸売市場から府中市に出荷された1頭から1キログラムあたり3400ベクレル、新宿区に出荷された1頭から同2200ベクレルを検出。残り4頭分は東京都、神奈川県、静岡県、大阪府、愛媛県の5都府県の卸売業者に販売され、同都府県のほか、千葉、徳島、高知、北海道など少なくとも9都道府県に流通したという。≫

ということで、セシウム牛は全国にばらまかれたのである。たった6頭なのにどうしてこんなに拡散するのが、牛肉の販売ルートは不思議である。

「仕方なかったんだ…」 農家、禁止されてる屋外飼料を牛に与えて虚偽申告→厚労省幹部、激怒…福島・セシウム牛肉問題

≪国は3月19日、屋外保管していた飼料を家畜に与えないよう通達。しかし、農家では稲わらは昨秋の収穫後から水田に保管、牧草は原発事故後に刈り取り牛に与えていた。県には「事故前に収穫した餌を与えた」と申告、外での保管も伝えていなかった。県の聴取に「震災後に配合飼料が不足し、やむなく与えた」と虚偽申告を認めた。≫

この酪農家に同情的な意見もあるが、放射能肉を食べさせられた消費者はたまったものではない。

府中市の肉からは1キロ当たり3400ベクレル、静岡市と横浜市からも1998ベクレルの放射性セシウムが検出された。

生産者と消費者の信頼関係などあてにできないのが現実である。

2011/07/11(月) 福島県産牛の全頭検査を検討 セシウム検出問題で枝野官房長官

福島県の酪農家が置かれている現状には同情するが、同情で放射能肉を食べるわけにもいかない。

正直なところ、全頭検査をしたところで「福島産の牛肉は食べる気がしない」というのが本音である。


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