2011年6月17日金曜日

まもなく太陽黒点活動が停止に!地球温暖化どころか氷河期到来か?


この手の話題に日本人は疎いが、欧米の識者間ではかなり話題になっている。場合によっては日本にも甚大な影響が出てくる可能性も考えられるので、最低限の知識は仕入れていた方がいいだろう。

(参照記事)太陽活動が、近く休止期に入る可能性…17世紀以来はじめて 米研究

≪太陽黒点の増減に周期があることは、よく知られているが、太陽活動が近く休止期に入る可能性があると、米ニューメキシコ州ラスクルーセスで開かれた米国天文学会(American Astronomical Society、AAS)の太陽物理学部門の会合で、天文学者らが指摘した。
 
黒点が著しく減少する太陽活動の休止期は17世紀以来はじめてで、このような時期には、わずかだが地球の気温が低下する可能性がある。≫

この現象は前回1645年から1715年にかけて起こり「小氷期」の中でも最大級の気温低下をもたらした。

小氷期

≪小氷期の間、世界の多くの場所で厳冬がもたらされたが最も詳細な記録が残っているのはヨーロッパと北アメリカである。17世紀半ば、スイス・アルプスの氷河は徐々にその版図を低地へと広げ谷筋に広がる農場を飲み込み村全体を押し潰していった。氷河が河川を塞き止め、決壊による洪水に襲われた村も多い。テムズ川やオランダの運河・河川では一冬の間完全に凍結する光景が頻繁に見られ、人々はスケートや氷上縁日(フロスト・フェアー)に興じている。1780年の冬にはニューヨーク湾が凍結し、マンハッタンからスタッテンアイランドへ歩いて渡ることが可能であった。アイスランドでは海氷が何マイルにもわたって島を取り囲んで長期間に渡って港湾を封鎖し、漁業や交易に打撃を与えた。

日本においても東日本を中心にたびたび飢饉が発生し、これを原因とする農村での一揆の頻発は幕藩体制の崩壊の一因となった。小氷期は戦国時代の到来と一致しており、一部識者はこの寒冷化による農作物の減少が戦国時代の原因という説を発表している≫

小氷期は北半球で顕著になる。太陽黒点との関係は必ずしも明確ではないが、1645年から1715年にかけて異常に低温が続いたのは確かである。

氷河期が発生するメカニズムはよく判っていない。小氷期も同様である。しかし、小氷期に関しては太陽黒点との関連性が有力である。

まだ因果関係が不明確なのだが、小氷期が到来するのならば、今後は温室効果を高める努力をしなければならないだろう。

かといって、現段階でCO2を大量排出するのは時期尚早である。



記事が面白いと思ったら下のリンクをクリックしてくだされ!! 
<(_ _)>

→人気blogRanking

0 件のコメント: