2011年6月25日土曜日

イギリス大分裂!スコットランド独立へ準備


スコットランドは日本で言えば東北地方に相当するが、独立を本気で目指している連中も多い。

(参照記事)スコットランド独立?

独立を求める理由としてまず経済格差が上げられる。
ロンドンと比較するとやはり収入が低いのだ。日本人なら東京より所得が低くても簡単に諦めてしまうが、欧米人はそれほどお人好しではない。

中央政府からの財政支援がなければ潰れてしまうような状況ならば、「独立したい」とは思わないだろうが、独立を主張するからには、それなりの事情がある。

北海油田利権である。スコットランドにある北海油田の利権がイングランドに奪われているのが悔しいのである。
「利権を奪い返すためには独立しかない」という理屈だ。

イングランドとスコットランドはしばしば対立関係にあったが、過去の対立原因は現代とは大分違った。

(参照記事)スコットランド独立戦争

一般的な独立戦争とは異なり、王族同士のもめ事に終始しているので非常に判りづらい。

民衆が頑張って独立を果たしても、王様同士の姻戚関係が成立するといつの間にかくっついてしまうという繰り返しである。

(元記事)統一地方選 与党第2党が大敗 スコットランド独立派躍進

≪ スコットランド議会選では、第1党で英国からの独立を目指す地方政党スコットランド民族党(SNP)が改選前の議席を大幅に上回る過半数を獲得、 歴史的勝利を飾った。

党首のサモンド行政府首相は、課税権限の拡大などさらなる地方分権や英国からの独立の是非を問う住民投票実施に意欲を示した。≫

肝心のスコットランド住民の反応だが、独立を希望しているのは3割程度に留まっている。しかし、イギリスも景気が悪く、スコットランドには恩恵が少ない状況なので、中央政府の対応次第によっては、一気に独立の機運が高まる可能性もある。


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