2011年5月20日金曜日

浜岡原発5号機に5トンの海水が炉内に流入 もはや廃炉にするしかないか?


3号機“燃料に水が届いておらず” 1号機より深刻な状態に:2011/05/18(水)

島第一原発の3号機は、先月からたびたび炉心の温度が上がっているが、複数の政府関係者は「3号機でもメルトダウンが起きているとみられる」と証言している。

現在、原子炉には「シュラウド」と呼ばれる壁と圧力容器との隙間を通して水が注がれているが、このすき間が詰まり、底に溶け落ちた燃料に充分な水が届いていないことが新たに判明した。

専門家は、この状態が続いた場合、燃料が発する高い熱で圧力容器の底が抜ける可能性がある「深刻な事態だ」と指摘している。対策としては「3号機への注水量を増やすくらいのもの」とのことである。

3号機にも作業員入る 原子炉建屋内は高線量:2011/05/19(木)

こんな3号機に空気ボンベを担いだ防護服姿で東電社員の決死隊が2名突入した。
温度が上昇中の3号機で水素爆発が再び起きるのを防ぐため、原子炉格納容器に窒素注入の準備を進めるための措置である。
放射線量は最大で毎時160~170ミリシーベルトと予想通り高かった。
配管を通す弁の付近は、毎時50ミリシーベルトだった。

2機の原子炉建屋、水蒸気充満で作業難航 :2011/05/19(木)

サウナ状態になっている理由は、2号機には建屋が残っているためである。燃料プールから蒸発した水が高濃度で充満しているのである。

内部の放射線量は最も高い場所で1時間当たりおよそ50ミリシーベルト、低いところで10ミリシーベルト以下程度だった。
他の原子炉に較べれば幾分マシな放射線量である。

第一原発の汚染水、推定総量10万トン弱に

≪東京電力は福島第一原子力発電所の1~6号機にたまった汚染水の総量が推定で9万8500トンに上ると発表した。

これとは別に集中廃棄物処理施設に移送済みの分が9400トンあり、汚染水の総量は10万トンを超えたことになる。現在も1日平均約500トンの注水が続いており、東電は6月中旬を目標に、1日1200トンの汚染水から放射性物質と塩分を取り除く処理施設の試運転にこぎ着けたい考えだ。≫

現段階では注水を続けるしか策がないので、6月中旬までは汚染水が溜まる一方の状況である。

中部電力浜岡原発5号機、炉内流入の海水は約5トンに:2011/05/19(木)

浜岡原子力発電所5号機で、運転停止作業中に原子炉に流入した海水量が約5トンに上ることが判明した。

≪タービンを回す水蒸気を水に戻す「復水器」の配管が何らかの理由で破損し、配管内の海水が流入した疑いが強く、経済産業省原子力安全・保安院は配管の傷が予想以上に大きいとみて、中部電に詳しい原因調査を求める方針だ。

復水器内に漏れ出た海水量は400トンに上ることが判明しているが、中部電が原子炉内の冷却水に混入した不純物の量を分析した結果、炉内に流入した海水は5トンに達する可能性が高いことが分かった。≫

5号機の海水流入、中電は「軽症」と強調するも、「圧力容器の腐食心配」「もっと前から漏れていたのではないか」と識者

中電によると、トラブルが確認されたのは14日午後4時半ごろで、海水の管に水が流れ込めば、放射線物質に汚染された水が、外部に流れ出すことになるが、中電はその可能性を否定している。
中電は配管には直前まで異常は確認されていないと主張している。トラブルの原因や配管の現状は「これから詳しく調査する段階」とのことである。

≪山口彰・大阪大教授(原子炉工学)は「復水器内は、構造的に腐食や亀裂は起こり得る」と指摘する。師岡慎一・早稲田大特任教授(原子炉熱流動)は「海水の流入で圧力容器の腐食が心配される。これまで400トンもの流入は事例が無く、あってはいけないトラブル」と問題視する。≫

最近はマスコミも東大の先生のコメントは載せなくなった。



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