2011年4月9日土曜日

自民党1700万円東電献金はスルーして「東電と民主党のせい」と騒ぐバカウヨは高濃度放射能よりも有害


今回の原発問題は復旧のめどが全く立っておらず、現在も深刻な状態が続いているが、責任の所在に関しては明確になってきている。

最大の責任が東京電力にあることは確かだが、保安院をはじめとするチェック機関が丸で体をなしていなかったことでも判るように、事態を深刻化させた今回の隠蔽体質は腐敗した天下り官僚機構に原因があった。東京電力は株式会社の形態をとっているが、事実上独立行政法人である。つまり天下りの巣なのである。役人、チェック機関、東電が仲間内で保身のために隠蔽工作に走ったのである。最も大切であるべき国民の安全は利権の具にされていたことになる。

そして、無能を極めた菅政権が事態の悪化を助長させたことは言うまでもない。内閣首脳は事故初期においてどうも官僚から相手にされていなかったようだ。要するに軽くあしらわれていたのである。
その後、東電や役人どもの隠蔽工作に頭に来たのか菅内閣はトンチンカンな指令を矢継ぎ早に出し、事態をますます混乱状態に陥れた。
国家存亡の危機に関わるような重大事に、政策の意志決定がまともにできなかったのである。
このように、東京電力同様、民主党無能政権の責任も万死に値するほど重いことは言うまでもない。今、極東国際軍事裁判が実施されたら、東電の清水氏と菅首相は極刑に付されても仕方ないだろう。

このような民主党の失態にバカウヨどもが小躍りして喜んでいるが、こいつらもまた人間のクズである。いや、クズならまだマシだ。それどころか高濃度放射能以上の始末の悪さだ。こいつらを除去しないと日本の復活はあり得ない。

1700万円を自民側に献金=東電役員、07年から3年間-「組織ぐるみ」の指摘も

「東電と民主党のせいで」これはバカウヨどもの馬鹿の一つ覚えの台詞だが、こいつらが本当にバカなのか、邪悪な精神構造をしているのかは不明だが、バカウヨどもは自民党の責任について、頭の中で少しも思い浮かばないのだろうか?

この事件に関してバカウヨブログのいくつかを覗いてみたが、例によって都合の悪いことにはスルーである。中には、「これだけ自民党と東電とは太いパイプがあるのだから、最初から対策は自民党に任せておけばよかった」と主張しているブログもあった。このブログ主は冗談ではなく本気でそう考えているようだ。
統一地方選挙間際なので、民主党候補と東電の関係を懸命にまくし立ててうやむやにしようと画策しているけなげなブログもあった。

このお粗末極まりない原発計画を長年にわたり推進したのは官僚連中だが、それに追従して利権漁りをやっていたのは自民党の老醜議員の先生方である。
バカウヨどものサイトに飛んでみても、民主党を誹謗する記事は満ちあふれているが、自民党のジの字も出てこないのには本当に呆れる。

これら馬鹿国賊どもは事態の本質を見極める意志がまるでなく、国家を絶望に追い込むことが歓喜に堪えないかようなはしゃぎぶりである。

右翼を偽装している連中には某インチキ工口宗教団体系の外国人が多いのは有名だが、嬉しさのあまり馬脚を顕してしまったのだろうか?

勿論、本ブログとしても「全面的に自民党に非がある」などと主張する気はない。政権交代から2年近くも経過しているので、「前政権の責任」という伝家の宝刀は既に使えない状況になっている。その間適切な行政改革に着手できず、それどころか愚かしい党内政争に明け暮れ、アメリカとの関係に齟齬を来たし、菅氏という有能とは無縁の首相を選出させてしまった重罪はぬぐいきれない汚点である。

それでは、政権交代せずに、自民党政権のままだったらここまで悲惨な事態に陥らずに済んだか?

菅氏が首相として評価できないのは、独断で無意味なパフォーマンスを繰り返し、周囲の足を引っ張っている点にあるが、これは麻生元首相と同じパターンである。福田元首相は高齢で、東電清水社長と同じく、緊急事態に対応できずオタオタしただけであろうことは想像に難くない。では、まだ若い安倍元首相なら適切な対応ができたのか?
安倍氏が首相在任時は「売家と唐様で書く三代目」を地で行くような仕事ぶりだった。爺さんのマネをして鷹派ぶってはいたがすぐ馬脚を顕し、ガラス細工の心臓と腹しか持ち合わせていなかったことが暴露してしまった。アレでは清水氏よりも使い物にならない。
政治家に要求される第一の能力は「図太さ」なのである。その観点では同じ三代目でも麻生氏の方がまだマシだ。更に叩き上げの菅氏の方が厚かましさではその上を行く。私が菅氏の立場だったら、いたたまれなくて今頃は自殺しているかもしれない。

では、小泉元首相ならどうか?
この御仁が3号機プルサーマル化の張本人である。現在の危機的状況は彼氏が作り出したのだ。勿論、当人は知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいる。ただ、小泉氏の特技はアメリカに丸投げだから、アメリカの指導の下、今回よりはマシな状況で済んだ可能性は否定できない。
ただし、アメリカが日本に対して最善の処置を執る保証はない。バカウヨどもは、口をそろえて、「民主党がアメリカの忠告を無視した」と騒いでいるが、周知のごとく鳩山氏が退陣して以降菅政権はアメリカ追随に終始していた。「今回だけ突っ張った」と解するのは不自然なのである。勘ぐれば、「アメリカに丸投げした結果こうなった」可能性も高い。
勿論、その場合、アメリカが自分の失敗を公表するはずもなく、総て東電と菅首相になすりつけたことになる。

結果論ではあるが、現状よりもマシな状況で押さえられた可能性は、小泉氏が首相だった場合、鳩山氏が首相だった場合(無能ながら無益なパフォーマンスをしなかっただけ気持ちマシ)、小沢氏が首相だった場合くらいで、麻生氏なら今と全く同じ、それ以外は現状よりも更に悲惨な事態になっていたことが予想される。谷垣氏と森元首相に関しては考えるだけ時間の無駄だろう。

バカウヨのほとんどは、実際に自民党の末端で蠢いているゴミか、あるいは関与していると勝手に思い込んでいる馬鹿かのどちらかである。

韓国人や中国人の視野狭窄ぶりに嗤い、同情するくらい余裕のあるバカウヨどもも、自身の視野狭窄ぶりに関しては自覚を持てないでいる。

自民党に関与しているという意識が働くと、自民党に対する批判ができなくなってしまう。

ナンミョウさんや共産党のシンパも事情は同じだろうが、バカウヨも代わり映えがしない。この三者の思考経路は似たもの同士なのである。

民主党は自民党よりも更にイデオロギー的な節操はなく、もともとシンパが少ない上に利権だけが目当ての無秩序な寄り合い所帯である。参加している圧力団体員も所属している組織以上に民主党に対しての親近感など抱くはずもなく、その結果バカウヨに相当する民主党支持者が発生しないのはせめてもの救いである。

「民主党支持者の方が内部批判力を残しているだけバカウヨよりも人間的には気持ちマシ」という結論である。

注…「自民党支持者=バカウヨ」ということではありません。本ブログで言う「バカウヨ」とは文字通り、「右翼を主張している馬鹿」という意味です。したがって、右翼でも馬鹿でなければバカウヨには該当しません。

よくバカウヨと同義に使用されている「ネトウヨ、ネット右翼」に関しては、本ブログでは「主にネット上で活動している零細右翼活動家」と定義しており、必ずしも「バカウヨ」を意味しておりません。尤も、かなりの部分重複しているのは事実ですが…。


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