2011年4月28日木曜日

政府が流す悪質流言飛語「放射線のがんリスク、100ミリシーベルトで受動喫煙なみ」


放射線のがんリスク、100ミリシーベルトで受動喫煙なみ

≪放射線を健康に影響が出るとされる100ミリシーベルト程度浴びた場合でも、がんの発生するリスクは受動喫煙や野菜不足並みにとどまることが、国立がん研究センターの調べでわかった。≫

いったい何が「わかった」のだろうか?
「受動喫煙がこれまでの想像以上に健康に深刻な影響を与える」ということか?

≪肥満や大量の飲酒、喫煙に比べると低い。低線量の放射線による健康影響を考えるうえで、ひとつの目安になりそうだ。≫

そう言うあんたが勝手に自分専用の目安にしなさい。少なくとも私は御免だ。

そもそも年間100ミリシーベルトを「低線量」言い切る根性は凄い。
ICRPは緊急被爆時の事故収束後の基準放射線管理量を、1年の被爆量が20ミリシーベルトとしている。

年間の被曝限度量、現在の「1ミリシーベルト」→「20ミリシーベルト」へ引き上げ検討 原子力安全委

ついこの間20ミリシーベルトに引き上げた矢先にこれである。

ネットで調べれば一目瞭然だが、「年間100ミリシーベルト」が健康を維持できる境界値なのである。
「年間100ミリシーベルトでも大丈夫」などと言い出したのはつい最近のことで、それまでは誰も口に出していない。

この手の記事の卑劣なところは、放射能による影響が年齢によって違うことを意図的にスルーさせていることである。
若年ほど放射能の影響を受けやすい。老人にとって、「年間100ミリシーベルト」はどうでもいい数値だろうが、乳幼児にとっては「年間100ミリシーベルト」は危険極まりない数値である。

この記事の後半部分は健康に重大な影響を与えるほど「曲学阿世」で汚染されているので、危なくて引用する気にもなれない。

正気を疑う文科省の学校線量基準 校庭が放射線管理区域の6倍でも「平常どおり使え」

≪文部科学省、原子力災害対策本部、原子力安全委員会は、4月19日に「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」を発表した。その内容は「校庭・園庭で3.8μSv/時間未満の空間線量率が測定された学校等については、校舎・校庭等を平常どおり利用をして差し支えない」というものだ。≫

3.8μSvは年間何ミリシーベルトになるのか?

0.0038X24X365=33.288ミリシーベルト

小学生の被曝許容量は大人の10分の1というのが世界の常識である。
そして、3.8μSvという数字も全く根拠のない値だ。

今現在福島県が毎時どの程度の放射線量に晒されているのか?

福島県の小中学校等の放射線量マップ

最新情報が4月7日というお粗末な代物だが、最大値が6.8μSvである。

要するに役人どもはこの期に及んで責任逃れに終始し「やるべき仕事」をサボタージュしているのである。そして、民主党政権は役人どもを全く掌握できていない。

では、自民党政権だったらどうなっていたか?

想像は容易だ。役人・天下りとつるんでもっとあくどい利権漁りをやらかしていただろう。
清和会が東電とつるんで計画停電を捏造した疑いに関しては、次回に掲示します。



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