2011年2月25日金曜日

リビア革命 カダフィ大佐はやはりアメリカの傀儡だった!(第四次世界大戦を読む5)


ムアンマル・アル=カッザーフィー

チュニジアに端を発した一連のネット革命がついにリビアにも及んだ。
カダフィー氏といえば革命家として著名だが、それも今は昔の話で、周囲を親族で固めて利権防衛に汲々としているよくある独裁者の域を出ない観がある。
特に、国内に革命が飛び火してからのうろたえぶりは見苦しいばかりで、「砂漠の狂犬」「アラブの暴れん坊」などと呼ばれたのも今は昔、ただ老醜を晒すのみである。

カダフィ大佐、暗殺未遂事件 秘書官が狙撃するも失敗

ということで、現在は側近からも命を狙われる状況である。

カダフィ大佐「天安門事件のようにデモ隊をたたきつぶす」

金にものを言わせて強大な傭兵部隊をかかえているカダフィー氏である。もともと、人口が少ない国家なので、確かに頑張れば持ちこたえる可能性は残されているが…。

カダフィ一族まで海外逃亡の動き 長女、五男の妻が脱出図り、拒否

本人はテレビ出演してまだリビア国内にいることを誇示した。ただし、外国でのセット撮影である可能性も高い。家族には逃亡を指示していたようだ。ところが、亡命先が見あたらず、まさに四面楚歌状態だ。
アメリカが既に手を回しているのだろう。

カダフィ政権弱体化進む=海軍も離反、艦艇2隻、攻撃命令拒みマルタに

エジプト同様、ここでも軍隊が離反している。独裁国家でこうも簡単に元首から離反してしまうのは何故だろうか?

理由は一つしかない。エジプト同様、もともと軍隊は元首などに忠誠を誓ってなどいなかったからだ。

今回のネット革命を背後で操作しているのはアメリカである。媒体に使われているフェイスブックもツイッターもCIAが関与している可能性が濃厚である。

リビアはともかく、チュニジアやエジプト独裁政権は親米派だった。今回の革命で新政府が親米路線を選択する保証などなく、中東情勢はますます不安定になる。一見すると、アメリカが自ら損をするような策動をするなどとは考えられないようにも思える。

世界最大の軍事大国であるアメリカは、世界情勢が不穏でないと「実力」を発揮できない弱点を持っている。

ライバル国家が存在していた時には軍備を拡大する正当性があった。しかし、ソ連崩壊後、軍事力を行使する機会を奪われたアメリカは「テロとの戦い」なる珍妙な仮想敵を捏造した。まさに007丸出しの「国際陰謀団」である。

対テロ戦争

「同時多発テロ事件はアメリカの仕掛けたヤラセ」と主張する意見は根強い。真偽はともかく、状況証拠とその後の世界情勢を考慮すると、そう考えた方が辻褄が合う。
その場合、アルカーイダはCIAの下部組織で、ウサーマ・ビン=ラーディンはCIAのスパイということになる。

北朝鮮もアメリカの傀儡国家である可能性が高い。北朝鮮と日本との関係を見れば判るように、朝鮮総連を通じて深く繋がっている。いくら情弱でも、北朝鮮の出張機関である朝鮮総連が大手を振って日本で活動できることに疑念を抱くだろう。非合法組織であるはずの暴力団事務所が堂々と存在する日本国のことだから、朝鮮総連が存在しても不思議ではないが…。

在日本朝鮮人総聯合会

自民党時代にも北朝鮮系の金融機関に莫大な援助を行っている。街宣右翼にも北朝鮮出身者が多い。
私営ギャンブルは禁止されているはずなのに、パチンコだけはOKというのも不自然だろう。
韓国利権に較べれば、北朝鮮利権などあってないようなものである。リスクを冒してまで手を染めるほどのものでもない。
どうして日本は国交がないはずの北朝鮮をこれほど優遇するのか?
答えは一つしかない。そう、アメリカの命令である。自民党はアメリカの意向に従っていたのである。アメリカは自分の懐を痛めずに、日本に北朝鮮の面倒を見させていたことになる。

アメリカがこんな手の込んだことをする理由は、東アジアの攪乱が目的だ。周辺諸国が友好的になってしまってはアメリカの影響力が低下し都合が悪いのである。ロシアが北方領土を返さない最大の理由は、日本がアメリカの属国だからだ。
北朝鮮の場合は、ソ連崩壊までは明らかにソ連の衛星国だった。
当時の朝鮮総連も共産圏への裏パイプ的な存在意義しかなかったのである。
しかし、頼みのソ連が崩壊し、保身に窮した北朝鮮はあろう事かアメリカにすり寄ったのである。この段階で中国はまだ非力な開発途上国に過ぎなかった。
アメリカは、今後の中国の台頭を念頭に置いて、北朝鮮を「ヒール国家」として存続させることにしたのである。

この図式をリビアに当てはめた場合、やはりソ連崩壊以降北朝鮮と同様の道を歩んだ可能性が高い。
地政的にもリビアはイスラム圏とEU圏の境界に位置しており、ここでアメリカの睨みが利けば、周辺諸国も窮屈な思いをする。特にイスラエルにとって有力なテロ支援国であるリビアは最大の脅威だった。
意外に思うだろうが、イスラエルはアメリカにとって仮想敵国である。ユダヤ資本がはびこっているアメリカだが、アメリカにとっての脅威は、「自分の意に従うかどうか?」で決まるのである。イスラエルは身内がアメリカ中枢にまで影響力を持っているのをいいことに増長した、「アメリカの言うことを聞かない国」なのだ。

要するに、アメリカはいろいろな政治体制を偽装させ、世界中に傀儡国家を配置させているのである。勿論、日本もその一つだ。

では、どうしてそれほど親米的な政権をアメリカはあっさり斬ってしまうのか?

答えは「狡兎死して走狗烹らる」だ。御用済みということである。日本でも政権交代がまさにそれだった。40年間アメリカに忠勤を尽くした自民党もあっさり斬られてしまったのである。郵政利権を奪い尽くし、財政を赤字国債まみれにさせた政権など、早々に始末したかったのだ。またぞろ自民党に戻す場合でも一端リセットして証拠隠滅する必要があった。

ちなみに、日本が背負っている大量の赤字国債は、全部がアメリカの借金の肩代わりである。属国とはこういうものだ。本来日本が赤字国債など発行する理由はどこにもなかった。アメリカに命じられるままにこうなった。無駄なハコモノの乱造にも意味はあったのである。

いくらおめでたい御仁でも、「民主党が自力で衆議院選に大勝した」などと考えてはいないだろう。
マスゴミ報道を鵜呑みにしている連中には青天の霹靂のような大事件だったはずだ。
えっ!「そんなチマチマしたことなんか何も考えていない」ですか?
これは失礼しました。

アメリカにとって意外だったのは某秘密結社と関係があるはずのポッポ氏が安保で逆らってしまったことだ。背後に小沢氏がいたからだ。で、マスゴミを焚き付けて誹謗中傷させ、ポッポ氏を更迭させ、小沢封じに動いた。
菅は以前からCIAの子飼いの駒であったと考えられる。これも、まもなく御用済みなので、次は前原だろう。そしてその次は、バカウヨどもが待ちに待った自民党政権復活か?

米国がリビア制裁検討

ということで、アメリカは「この件と無関係」という印象を植え付けようと躍起だ。

原油、リビアとアルジェリア生産停止なら220ドル越えも=野村

ネット革命などと偉そうなことを言っても、動機や目的は投資家の小遣い稼ぎであった可能性が高い。

リビアでデモを弾圧しているのは韓国人傭兵?

これはあり得そうだな。ただし、日本人傭兵もいる可能性もある。日本人の場合は、マニアが講じて参加するパターンだ。

国際人権連盟:リビア死者640人 2千人死亡説も

すでに万単位で虐殺されていそうだな。

カダフィ氏、完全に孤立…反体制派が東部制圧

頼りになるのが傭兵部隊だけでは、このあたりは放棄するしかないだろう。

カダフィ氏、拳を振りながら絶叫 「最後の血の一滴まで戦う」「一軒ずつ回って粛清」

とか言いながら、しっかり海外に逃げている可能性もある。フセイン氏ほどの根性はこの御仁にはなさそうだ。アメリカの御用聞きであるマスゴミのせいですっかり悪役のイメージが強いフセイン氏だが、意外とアラブの英雄であった可能性が高い。

1988年の米機爆破は「大佐の命令」 辞任の前法相が証言

これからもこの手の暴露ネタがどんどんたれ流されそうだ。この当時はまだソ連が存続していたので、この事件は冷戦末期の小競り合いだった可能性も考えられるが、既にリビアはアメリカの軍門に下っていて、例によってのアメリカの自作自演であった可能性も考えられる。

(参照)

世界初チュニジアネット革命はやはりCIAのやらせか?(第四次世界大戦を読む1)

「ロシア空港テロ」「エジプト反政府デモ」世界最凶テロ国家アメリカの実態(第四次世界大戦を読む2)

インターネット革命エジプトから中国に飛び火か?(第四次世界大戦を読む3)

エジプト革命やはり中国に飛び火 ネット民VS政府当局 熾烈なコメント戦争(第四次世界大戦を読む4)



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