2011年2月18日金曜日

菅内閣、支持率17.8%民主党遂に分裂へ!小沢系16人が民主会派離脱


"大ピンチ" 菅内閣、支持率17.8%、不支持63.7%…時事調べ

遂に民主党分裂が現実味を帯びてきた。アメリカの要求に唯々諾々と励む菅首相。彼の頭の中には日本の将来などまるで念頭になく、あからさまな現実逃避の様相を呈している。もう、内閣支持率などどうでもいいのである。
そして、政局を考えない「小沢氏党員資格停止ごり押し」で、遂に来たるべき時が来てしまった。

小沢氏系16人が民主会派を離脱する意向を固める  「この動きは広がる」と小沢氏側近 菅政権に打撃必至

≪民主党の小沢一郎元代表を支持する比例代表選出を中心とする衆院議員16人は17日、 党執行部が決めた小沢氏への処分に反発し、民主党会派から離脱する意向を固めた。≫

記事にも書いてあるが、予算関連法案の参院での否決が確実視され、その場合民主党執行部は衆院での3分の2以上の賛成により再可決、成立させるシナリオを描いていた。
ここで16人が会派から離脱し法案採決時に造反すれば、成立は不可能となる。
しかし、小沢氏側は執行部の譲歩を期待してこの16人の離党を留保している。

民主党、ついに分裂。最悪の事態…離脱した小沢系16人、「民主党政権交代に責任を持つ会」結成

勿論分裂劇はこれで終わりではない。小沢派の離脱は2次、3次と用意されている模様だ。
小沢派ではなくても、民主党から逃げ出したい議員は大勢いそうだ。
執行部は離脱を認めない方針のようだが、強制を発揮する力などなく、説得するのが関の山である。

会派離脱届を提出した小沢系代議士は以下の通り。

渡辺浩一郎(東京 <2>) 豊田潤多郎(近畿 <2>) 高松 和夫(東北 <1>) 菊池長右エ門( 同 ) 石井  章(北関東<1>) 川口  浩( 同 ) 水野 智彦(南関東<1>) 石田 三示( 同 ) 相原 史乃( 同 ) 川島智太郎(東京 <1>) 笠原多見子(東海 <1>) 三輪 信昭( 同 ) 小林 正枝( 同 ) 大山 昌宏( 同 ) 熊谷 貞俊(近畿 <1>) 渡辺 義彦( 同 )

原口前総務相「菅政権は打倒せねばならない」と近く発売の月刊誌に寄稿

≪首相を支える勢力を「民主党B」と分けた上で「『民主党A』の力を糾合したい。我々と志を同じくするものは(他党を含めて)力を合わせていく」と訴え、「分党」を提唱した。河村たかし名古屋市長や橋下徹大阪府知事らとの連携にも意欲を示した。≫

原口氏は政界再編を考えているのだろうが、彼自身に求心力があるわけではない。どうせ大したことはできないだろうが、せめて、河村と橋下との連携だけはやめてもらいたいものだ。チンドン屋タイプは大阪や名古屋あたりならうけるかもしれないが、こいつらの行政能力は限りなく低く、周囲に混乱を引き起こすだけだ。
墜落寸前の民主党支持率だが、チンドン屋人気にあやかって回復を図ろうとは浅ましいを通り越した下策である。

結局は「民主党A」がこいつらと組めば、「民主党B」の方がまだマシなグループになる。これに「自民党」を加えて選択肢を問えば、国民は「癌とエイズと重度脳梗塞のどれに罹りたいですか?」と訊かれているようなものだ。

民主党中堅議員 「解散に追い込まれたらまた政権交代だ。くそっ」


これでまた政権交代したら、日本の政治形態はアメリカ型に近づいたことになる。アメリカの場合は財閥の御用聞きが議員になって民主党と共和党にそれぞれ派遣され、財閥間の利権争いを展開しているが、議員自身がどちらの政党に所属していようがそれ自体重要な意味はない。政権交代は、国民の怨嗟が募るとそれを躱す目的で行われている。
アメリカ国民は、それで納得するように飼い慣らされているのである。むちゃくちゃな貧富の差があっても、アメリカンドリームは平等なので国家体制に文句を言わない。宝くじ愛好者みたいな統計学に弱いおめでたい国民である。彼らに中東の独裁国家を嗤う資格はなさそうだ。

日本の場合は、内閣支持率が低下すると、首相の首をすげ替える。首相の任期が厳格ではないので、頻繁に交換が可能だ。アメリカの場合、大統領を一年足らずで連続してすげ替えるような芸当はできない。
すげ替えをすると一時的に内閣支持率が上昇する。マスゴミの数字操作なのだが、国民も洗脳されている。
しかし、さすがに同一政党が頻繁にすげ替えを行うと国民も反応しなくなってくるので、政権交代でごまかすことになる。
民主党も自民党もアメリカ追随型議員が主流ならば、派閥間で首相を替えようが、政権交代しようが政策的な変化は全く起こらない。

日本人有権者の関心は税金に偏っている。減税を主張する政党を支持する傾向にあるが、周知のごとく税金にはいろいろ種類がある。一つの税金が減税されれば、別の税金が増税されることになる。
「朝三暮四」のサルと同じ反応をしているのが日本の有権者なのである。

そして、「朝三暮四」の究極の状態が「赤字国債」ということだ。

鳩山首相が朝三暮四の意味を間違える 


政治家もあまり意味が解っていないようだ。


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