2010年9月19日日曜日

「日本に対して強い報復措置を取る」尖閣問題で威嚇を続ける中国の醜態


今回のトラブルはもともとアメリカが仕掛けた可能性が高い。民主党の代表選で小沢氏を妨害する目的である。安保縮小を唱える小沢氏に嫌がらせをするために、意図的に有事を捏造したというのが実態であろう。

ところが、アメリカの思惑通り菅氏が勝利し、もうハッタリは不要になったにもかかわらず、中国側はしつこくゴネ続けている。これはアメリカも計算外のでき事であったに違いない。

原因は中国側の事情である。中国としてはいつものように工作員を使って反日デモをやらせたり、ネット上で煽ったりしていたのだが、中国のバカウヨ連中がすっかりその気になってしまったのだ。
中国はこの手の失敗をよくやる。火をつけたのはいいが消せなくなってしまう事故である。煽動はやばい手法なのだが、共産主義の伝統のようなので廃止する気はないようだ。

【米政府】中国の軍事的影響力抑止のため、尖閣諸島有事の際には関与する

凄んできた中国政府に例によって日本政府は弱腰の対応だったが、今回はアメリカから「つっぱれ」サインが出た。アメリカも尖閣沖の経済的利権に多少は興味があるようだ。今の政府関係者に毅然とした憂国の士がさほどいるとも思えないので、船長の身柄拘束に出たのはアメリカの意向を受けたためと思われる。

アメリカとしても、中国が暴走してしまったので困っているのであろう。

60年代の中国地図、尖閣諸島は日本領と認識―米紙 中国政府の主張と「矛盾」

中国が尖閣諸島に興味を持ったのは比較的最近である。一般には海洋資源目当てと言われているが、確かに資源はあるのだが採算性はほとんど期待できない。アメリカが比較的冷淡なのもそのあたりが理由になっている。
尖閣の領有にこだわるのは中国の領土拡大政策が背景にあるのだろう。それほど領土が欲しいのならば、ロシア相手にことを争って欲しいものである。清朝時代に中国は日本の国土以上の面積をロシアに奪われている。

バカウヨどもは地上から消滅して欲しい国ナンバー1に韓国を指名しているが、世界的にはダントツでロシアである。ロシアの隣接国はほとんどが強い敵意を抱いている。

「(日本に対して)強い報復措置を取る。その結果はすべて日本側が負う」-中国外務省

「どんな報復措置を取るのかな?」と楽しみにしている御仁も多いことだろう。

北京国際観光祭への参加急遽取りやめ。尖閣問題の影響を考慮

日中交流停止 中国外務省が表明

口先は勇ましくても、現実にできる嫌がらせはこの程度か?
一番困っているのは中国の観光業者である。勿論、日本の観光業者もとばっちりを受けているが…。

中国が軍事行動を取らないかと期待している連中も多そうだが、さすがに自軍の化けの皮がはがれるようなことはしないだろう。

石垣簡裁、中国人船長の拘置を10日間延長-尖閣・漁船衝突事件

万が一中国軍が軍事行動を起こしてもアメリカ軍が対応してくれるから、日本政府は気楽とは言えるが、本音ではさっさと中国人船長を解放してやっかい払いしたいのである。しかし、アメリカが許してくれない。

軍事力で米中間の実力差は比較にならない。尤も、アメリカ軍の兵器にもメイドインチャイナが多いことで知られてはいるが…。

ただし、日本政府もアメリカにおだてられてその気になって突っ張ると、いつ裏切られるか判らない。寝返りはアメリカのお家芸である。

日本とイラクとでは国情も違うが、フセイン大統領はアメリカにおだてられて戦線拡大し、途中でハシゴを外されてコケてしまったのである。



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