2010年8月20日金曜日

インド人もびっくり! 日本中英語が氾濫しているのに大半の日本人が英語を話せない事実


「世界で一番人口が多いのは何人か?」と質問すると、たいていの人は「中国人」と答えてしまう。

ある意味では正解だが、ある意味では間違っている。正規の解答としては誤り。中国の人口は台湾を含めて14億人。

一方、インド人は、インドに12億人。パキスタンに1.8億人。バングラディシュに1.7億人。スリランカに0.2億人。ネパールに0.3億人。合計すれば15億人である。

華僑やインド系移民も要素に加えると話は複雑になるが、統計的に正確な数字は存在しない。華僑に関しては2500万人から6000万人とデータにばらつきがある。
インド系移民に関しては更にデータがいい加減である。しかし、移民で国籍が移住先に移っていれば、もはや中国人・インド人とは言いにくい。在日朝鮮人みたいに外国で国籍にこだわるのは例外である。

と言うことで、世界で最も人口が多いのはインド人なのだが、中国で一人っ子政策をしているのが問題になる。
子供が一人しか申請できないと言うことは、隠し子が多いことを意味している。実際に中国で隠し子がどれくらいいるのか、中国政府は調査も統計も行わないのでその実態は闇に包まれている。仮に1億人以上隠し子がいれば、人口で中国人はインド人を上回ることになる。
しかし、いくら隠し子がいようが、中国人の年齢構成は急速に高齢化しているのも事実だ。現在、中国の団塊世代は40代でエネルギッシュだが、20年後は日本と同じ状況が待ち構えているのである。それに対してインドは中国よりも更に10年若い。したがって、人口の増加率も高いのである。

現在、日本では中国人の移住が問題になっているが、今後はインド人の移住も目立つようになるだろう。

中国と違ってインド人の場合は容貌も生活習慣も日本人と較べると違和感が大きい。

ところで、来日したインド人は、日本中で英語の文字が氾濫していることに驚く。そしてもっと驚くのは、大半の日本人が英語を全く話せないことである。

これだけいたるところ英語だらけならば、英語も通じるだろうと考えるのが人情である。
幸いというか、外国に行くようなインド人は大概そこそこに英語が話せる。
街中には英語の文字が溢れているし、日常会話でカタカナ語を多用して得意がる奴も多い。
テレビではチンピラ歌手が英語のフレーズをわめきたて猿のように飛び跳ねている。
これらを見て、「滞在中の意思疎通には不便を来すことはなさそうだ」と思ってしまうのである。

ところが、実際に道行く日本人に英語で話しかけると…。

アントン・ウィッキー

そう、ほとんどの日本人は悲鳴を上げて逃げ出してしまうのである。

一とき、「世の中で一番恐ろしい存在は?」と訊かれて、「ウィッキーさん」と答える女子学生が多かった。

ウィッキーさんならずとも、いきなり英語で話しかけられると恐怖に駆られて逃げ出す連中は多い。

日本人にとって、英語は身近な言語であることは確かだ。
学校でも中学から高校卒業まで最低6年は教育され、大学を出れば10年教育を受けていたことになる。

日本中に英語が氾濫しているのは、日本がアメリカの属国で半植民地である影響が大きいが、日本人が英語を話せないのは、意思疎通を奪うための愚民化政策の結果とは言い切れない。
いくら、公立学校の英語教育のレベルが低くても、本人がその気になれば英会話をマスターできる機会は山のように転がっているからだ。

「日本に来て一番驚いたのは、日本人が英語を話せないこと。看板など英語だらけなのに」…在大阪インド総領事

インド人が比較的容易に英語をマスターできる背景には、言語的に類似性が高かったことと、共通言語として植民地時代から流布していたこと。更に重要な点は「必要に迫られる状況」が多かったことが上げられる。

日本人が英語を話せない背景はまさにその裏返しである。英語を勉強しても学校の成績以外に大したメリットがなかった。したがって、一流大学を卒業した日本人ならば英文は苦もなく読めるが、英会話はできないいびつな語学力になる。

今後日本の国内需要は衰退の一途をたどり、生き残るためにはグローバル化は避けられないのだが、大多数の日本人にはまだ切羽詰まった感覚がない。

楽天が英語を社内公用語にしたのは、その危機感の表れといえる。ネット上では嗤いのタネになっているが、現実は既に嗤えない状況なのである。
英語と並んで中国語も比重が増してくるだろう。企業によっては社内公用語を中国語にする所も出てきそうだ。
今後中国に取って代わってインド資本が日本に大きな影響を与えるようになることが予想される。
現在はアメリカ相手の英語だが、将来的にはインド相手の英語ということになりそうである。

インド人は職にありつくために必死に英語を覚えたようだが、日本の非正規雇用者に関しても同じことが言える。英語をマスターすれば、少なくとも外資系への採用の道は開かれる。楽天にも入社しやすくなる。

以下は、英語を話せない連中の捨て台詞。

≪正直言うと、英語どうでもいいqqqqq ≫

≪インドは昔欧米の植民地だったからな、日本に住んでるぶんには必要ないし。≫

≪英国が得意な人が多いのは、母国語が貧弱な証拠。≫

≪タイはほんと英語が通じないからな
外国人に接する機会が多いと思われるタクシーの運ちゃんですら、ほとんど英語が通じない人ばっかり
イギリス人の奴隷になったインド人とは違うな ≫

≪むしろ日本語話者を世界中に増やすのが一番てっとりばやい ≫

≪後進国の日本語課程(大学)への援助を拡充すべきだ。 ≫

≪英語至上主義的な考え方は良くないな。
 
例えばイタリアに行くならイタリア語を学べばいい。
中国に行くなら中国語、フランスへ行くならフランス語。

たとえ相手も自分も英語を話せたとしても、あえて相手国の現地語をカタコトでもいいから必死に話そうとする姿勢が大切なんだよ。
相手に対する敬意としてね。
相手だって頑張って話そうとしてる日本人の姿勢を見て心を開いてくるだろう。
そういうのも含めて「コミュニケーション」だと思うよ。 ≫

≪インドの言葉 (ヒンディーとかウルドゥとかいろいろあるけど) は、科学技術やビジネスの用語を英語から「音訳」してる場合が大部分なんで、結局仕事には英語を使うしかないんよ。その点、日本語では西洋文明のあらゆる概念がしっかり
和訳されてるから、だいたいどんな分野でも日本語だけで間に合ってしまう。 ≫



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