2010年8月5日木曜日

イギリスに7歳の天才画家が出現しわずか30分で2000万円を完売した謎 


わずか7歳の天才画家現る 30分で2000万円売り上げる

わずか7歳の天才少年画家はイギリスのノーフォークに住むキロン・ウィリアムソン画伯(7)が地元のアート・ギャラリーで作品展を開催したところ、作品は30分で売り切れとなり、総額15万ポンド(2000万円)の売り上げとなった。
キロン画伯の作品は、1作品7,995ポンドで売られることもあり、はるばる米国アリゾナからの購入者もいた。

キロン画伯が得意とするのは風景画で地元の風景をよく描く。タッチだモネに似ているので、「小さなモネ」と呼ばれる。
子供の絵というと山下清のようなプリミティブな表現をイメージするが、キロン画伯の画風は抽象画ではなく、バルビゾン派と印象派の中間を行くような本格的なものである。
ただし、「7歳にしては極めて上手」という域は出ていないようにも思える。
このあたりは「天才」の定義とも関わってくる。日本でも4歳くらいの時異常に卓球が上手な少女がいたが…。

キロン画伯が絵を描き始めたのは、わずか2年前で、家族旅行で行ったコーンウォールで埠頭に停まる船を描きたいと思ったのがききっかけという。スケッチ・ブックを両親に買ってもらい、以後、絵を描き続けている。

キロン画伯を世に出した「Picturecraft Gallery」のエイドリアン・ヒル氏は、「おそらくキロンは、世界で最も収集価値のある作品を生み出す画家の仲間入りを果たしたのではないか」とコメントしている。田舎の画廊主にしては商才に長けている。

芸術作品の価値評価は極めて難しい。芸術性だけではなく、話題性も値段に影響を与えるからだ。ヒトラーの絵なども高値で売買されている。人間以外で絵を描くことができるチンパンジーや象の作品も結構高値で売られている。技術的にはチンパンジーよりも象の方が優れている。

エレファント・アート

チンパンジーの描いた絵が270万円で落札される


キロン画伯の絵を美大生の作品として売ったら、おそらく値は付かないだろうと予想される。


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