2010年6月12日土曜日

マスコミが自らバラす世論調査のインチキ


世論調査に対する不信感は根強い。「世論操作」で検索しただけでも、山のように引っかかってくる。

我が家にもよく世論調査の電話がかかってくる。実際にやっていることは確かである。しかし、機械的な音声が流れてくるだけで、まじめに回答したくなる代物ではない。
最初の時だけはまじめに回答してしまったが、2回目以降はすぐ切ってしまうことにした。迷惑電話でもワンルームマンション勧誘の方はまだ実際の人間がかけてきているので、多少は人間味がある。「間にあってるよ、馬鹿ヤロー!」などと、人間的なやりとりも可能だ。機械相手では怒鳴りようもない。

あんな機械的な世論調査にいちいちまともに答える暇人はどれくらいいるのだろうか?
実際に世論調査をやっているという実績作りだけが目的である可能性も高い。

マスコミの「世論調査」は信用できるのか

≪1億人を超える有権者のうち1千人ほどの調査でも統計学上、誤差は3%程度とされ、 各社の数字がある程度そろうのは不思議ではない。だが、「マスコミの世論調査は 信用できない」という批判・疑問は常につきまとっている。≫

記事は 「信用できない」の意味をはき違えている。手前味噌で使っている「統計が信用できない」のではない。「マスコミの体質が信用できない」のである。

≪疑問1≫質問の仕方で、回答を誘導しているのでは?

サンケイさんの記者が何を言いたいのか文意が不明だが、マスコミ連中も「回答誘導」を意識していることは確かだ。

≪疑問2≫固定電話を対象にした調査では回答者が偏るのでは?

これまた偏りがある事実を自覚している記事内容である。

上記の質問は固定電話によるものなので、抑揚のない機械的な女性の音声で抽象的な単語をだらだらたれ流して質問することになる。「それを我慢して聴き、内容を理解して回答しろ」という根性自体が間違っているのである。
いかにも庶民を見下した横柄きわまりないマスコミの態度である。

回答しているお人好しも、しだいに面倒になっていい加減に答えるに決まっている。アンケートの後半ほど不正確になるはずだ。

以下はそんなこんなでやらかしたマスコミ世論調査のお粗末である。

日本の将来、「経済的に豊かな国」よりも「格差が小さい国」を求める意見が圧倒 [10/06/10]

新しい韓日関係ため「日本の謝罪必要」vs「経済協力重要」~東亜日報と朝日新聞、世論調査[06/10]

菅内閣支持率、「68%」と歴代5位記録。参院選で民主党に投票する人は18%→41%と倍以上に…日経・テレ東調べ

「谷垣自民、いまや35議席がやっと。表紙を変えたいところだろうが"顔"不在…滅び行く政党だ」…ゲンダイ

もう弾けた「みんなの党」バブル、新党ブームはもうオシマイと日刊ゲンダイ

よく個性が表れた記事内容である。ゲンダイさんの場合は尻馬に乗って騒いでいるだけだが、どのマスコミも世論調査を手前味噌で使っているのは一目瞭然である。
やはり、「調査しているふりをして捏造している」と解するのが妥当だろう。


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