2010年6月8日火曜日

メキシコ湾原油流出4兆円以上の損害確実で三井物産過去最悪の被害に


原油は戦略物資であるために、事実は常に隠蔽されてきた。メキシコ湾原油流出事故の被害状況も隠匿され、なかなかその実態が判明されず、憶測記事が乱れ飛んでいる。

確かなことは封じ込め作戦はことごとく失敗し、過去最大級の原油がメキシコ湾を汚染しているという事実である。
アメリカが繁栄の礎を築いたのは国内で産出された油田によるものだが、今その原油がアメリカのお膝元で悪魔の牙をむいているのである。皮肉な話だ。しかし、日本も対岸の火事ではなかった。何と、あの三井物産が実は流出油田のオーナーであることが判明した。
当然ながら莫大な賠償金の支払い義務が課せられてくるのである。

原油流出:当初予測の2倍、1日最大1万9000バレル、推定42万~66万5000バレル

メキシコ湾原油流出、封じ込め失敗で早期解決は困難に

今度はロボット作戦 メキシコ湾原油流出事故

画像を見る限り噴出口は大したサイズではなく、すぐにでも塞げそうだが、深海なので見た目ほど簡単ではないのだろう。
別の坑道を掘って流出を食い止める「リリーフウェル」が封鎖の本命とされ、その掘削作業が完了する見込みの8月まで原油流出は続くものと懸念される。

英BPの原油流出事故、費用負担は3.4兆円に上る可能性--

リリーフウェル作戦も失敗したら、賠償金額は青天井になってしまう。4兆円以上覚悟しなければいけないかもしれない。

原油流出に「激怒している」とオバマ大統領 米政府、BP社に64億円請求

64億円というと庶民には縁のない金額だが、予想賠償額の3.4兆円と比較すれば微々たる金額である。こんなはした金で済む事故ではないのである。

英BPを格下げ、原油流出めぐるリスクで=フィッチとムーディーズ

フィッチはBPを従来の「AAプラス」から「AA」に引き下げたようだが、今後どこまで下がるか予想がつかない。

核爆発で原油流出阻止? 米政府は否定

いよいよ最後にはこの手しか残っていない。

原油流出で三井物産“まっ青”賠償1000億円規模?

保険との絡みが不明なので、実際いくらの負担になるかは予測できないが、1000億円というのは、被害総額が1兆3000億円の場合で、その後被害がその3倍規模に及ぶ可能性が出てきたので、3000~4000億円の賠償を要求される恐れも想定される。
そうなれば三井物産自体の存続も危うくなる。



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