2010年5月30日日曜日

世界中の火山一斉噴火で冷夏大飢饉予測 農作物を工業生産化しない限り日本は滅ぶ


自民党時代の農政は最悪最低だった。農協とつるんでばらまくだけの醜い利権操作に明け暮れ、日本の農業は荒廃を極めた。
日本の農業は採算ベースから外れ、安い輸入農作物には対抗できず、農業従事者老齢化の影響で農薬に頼らざるを得ない状況に陥り、国産農作物の安全性も保証できない状況だった。

米作保護に偏りすぎた悪質な農政も日本の農業の奇形度を高めた。
世界最低の農業自給国家に成り下がらせた自民党のやらかした無責任農政の悪行は万死に値する。売国バカウヨどもが自民党をどんなに担ぎ出そうが、私はこの汚らわしい犬コロ政党を絶対に赦すつもりはない。

しかし、民主党に政権交代したところで、抜本的な農政改革を行わない限り、日本の農業は衰退死を避けられない。
民主党政権は身内の疑獄事件や安保問題でアメリカの恫喝を受け右往左往の状態である。農政に関しても何一つ目新しい改革はできず、それどころか口蹄疫騒ぎでは後手に回る醜態を演じている。

人間は食べなければ餓死してしまう。こんな当たり前のことに対して日本人はあまりにも鈍感すぎる。

日本の食糧自給率が極めて低いことは誰でも知っているだろうが、危機感を抱く者は極めて少ない。国民の農業に対する意識も劣悪な状況なのである。

世界人口はまもなく70億人に達しようとしている。すでに世界の飢餓人口は10億人を超えている。

近年地球規模でプレート運動が加速状況にある。それに伴って、大地震や火山噴火が頻発している。
今年に入ってもアイスランドで火山の大噴火が発生した。そして、今月になって火山噴火は中南米でも発生している。

中南米で火山噴火相次ぐ 非常事態、空港閉鎖も

火山灰の成層圏滞留は深刻な日照不足を招き冷夏の原因となる。おそらく日本でも今年は冷夏であろうと予想される。

すでに述べたように日本の農業は壊滅的様相を呈している。農家の努力によって日本人の食生活を自給するのは全く不可能である。

考えられる対策は強力な国家主導による農業の再生である。それまで惰性的に認めていた農家に対する漫然とした保護政策をすべて白紙撤回させるくらいの強烈な対策を講じない限り日本は食糧危機を避けることができない。

日本同様韓国も食糧自給率が極めて低い。韓国の戦略は農地を外国で獲得し、そこで生産された農作物を韓国に優先的に配給するというものだ。韓国政府は韓国領土内に匹敵する農地を外国で購入する計画を立てている。

韓国が購入した農地を治外法権的に使用できれば、その政策も悪くないが、その土地を実効支配しているわけではないので安定性に欠ける。

韓国以外でも外国農地獲得競争は盛んだが、日本は農協の猛反対にあってほとんどこの事業に参画していない。果たしてこれは憂うべき事態なのか?

外国の農地よりは自国の農地の方が供給として安定していることは言うまでもない。「外国の土地を購入する暇があったら、その分を国内の農業復興に充てろ」というのが農協の主張だが、一理ある考え方だ。

ところで、外国用貸し出し農地として最も人気が高いのはウクライナである。気候が比較的温暖で平坦な地形に肥沃な土壌が広がっている。各国が農地の争奪合戦を繰り広げているのである。

それに対して日本の農地は大型農業に不向きである。機械化による効率性を求めれば明らかに不利だ。
しかし、集約性を考慮すると一概に日本の土地が劣悪ともいえない。

植物工場は農業の救世主になれるか?

「農作物を工場生産する」などというと、自然派志向の連中から敬遠されそうだが、現実はそんな悠長なことを言っていられる状況ではない。
「農薬漬け食品よりは遺伝子組み換え農産物の方が遙かにマシ」くらいの意識変革が必要である。

農産物の生産性を高めるためには工場生産化が最も効率的である。
しかし、現在の既存農家への場当たり的な保護ばかりを優先させる旧態依然たる農業関連法に縛られては革新的な事業は全くできない。
過去に出されたすべての保護政策を全部白紙撤回するくらいの気概が必要なのである。

日本人は米食に馴染んでおり、デンプン質を米から摂取することを好むが、深刻な食糧危機が起きれば、そんな贅沢は言っていられなくなる。デンプンは米以外の食品からも採取可能である。工場化して最も効率よくデンプンが採取できる植物を生産し、デンプン製品として商品化する必要がある。現段階では簡単に米が入手できるので、そんなものを好んで買う「酔狂」な連中は少ないだろうが、外国からの食料輸入が途絶えれば、それで糊口を凌ぐしかない。
採算ベースに合う事業ではないので、民間が独自で企業化するのは不可能である。国家プロジェクトで対応するしかない。
デンプン以外にもタンパク質、脂質、ビタミン類などの必須栄養素を国民に保証する義務が政府にある。最低それが自給できる備えをしておくべきなのである。

外国から食糧が配給されなくなる事態は将来的に発生する可能性が極めて高いので、それに対する備えは急務である。
幸いなことに世界の趨勢に反して日本の人口は減少気味なので、食料の工場生産化による自給率向上は可能である。日本は島国で広大な経済水域を保有していることも幸いしている。マグロやハマチの養殖などと贅沢なものを狙わず、タンパク質補給に的を絞った養殖も可能である。

現在の食糧自給率30%状態でも、国民が米食とタクアン・煮干しで我慢すれば、自給率は大幅に向上する。日本は大豆関連の食品が多いので、北海道の農作を大幅に大豆にシフトさせれば、もう少し食卓も彩るはずだ。

と、私がいくら力んだところで、机上の空論であることは判っている。実際に食糧危機が訪れないと誰も動こうとはしないだろう。庶民は実際にぶたれないと泣いたり怒ったりしないものだ。

少しでも先見の明がある人間はどうすればいいか?
他人に頼らず自前で自給する方策を講じるしかないだろう。その最も簡便な方法が家庭菜園である。100坪くらいの庭があれば、結構いろいろな野菜を自給できる。井戸があれば、池を造り魚の養殖も可能だ。
犬を飼う余裕のある家は犬をやめて兎か鶏を飼った方がいざというとき役に立つ。犬でも食べられないことはないが…。

家庭菜園がブーム、関連業界も活況 でも4割が「1年続かず」

食糧危機を想定して家庭菜園をやる者などほとんどいない。大概の連中は趣味でやっているだけだ。真剣みがないから長続きしないのである。


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