2010年5月28日金曜日

この国民にしてこの政党あり 参院選 阿呆タレント顔見世興行の恥晒し


志が低いというか、無いのか…日本の政党には心底失望した

≪夏(参院選)が近づいてきたら、やっぱり出てきたか。なにが良識の府や。名前さえ 売れてたら誰でもエエんか。 ≫

日本の議会制度が二院制である以上、同じような立法機関が2つあっても意味がない。衆議院と参議院はその性格が異なっている方が望ましい。実際に主要な立法行為をするのは衆議院の方で、参議院はそれに対する監査機関的な役割をすることが期待される。
そのためには、参議院議員はプロの政治家であるよりは、幅広い各界からの知識人によって構成されるのが理想である。
そのメンバーとしてスポーツ選手がいようが、芸能人がいようが特に問題はない。むしろ、衆議院で落選したプロが鞍替えして出てくる方が不健全なのである。

では、この記事の作者の言は全くの見当違いかというと、そうとも言い切れない。
なるべく日本全体の知識人が幅広く選出されるべきだが、知識人=有名人とは限らないから、あまり知識があるとも思えない有名人が知名度だけで大量当選してしまう状況は極めて遺憾である。

無知な有名人議員は単なる集票マシーンであり、政治活動などの期待は全くできない。要するに数合わせなのである。
参議院がこのような状況に陥っているのは相当過去にまでさかのぼる。

ただ言われたままに投票するだけの議員だったら、そんな議員に税金を使って高い歳費を払うのもあほらしい限りである。

「日本は政治的に3流国家」と言われて久しいが、私はその原因が選挙制度にあると考えている。この国民にしてこの政府あり。この政党あり、である。
選ぶ側の責任が大きいのである。
「選挙自体に不正があって宗主国の意のままの結果しか出ない」ということでは身も蓋もないが、一応まともに選挙が行われると言う前提で話を進める。

選挙制度の最大の欠陥は普通選挙にあるようだ。国民の知的レベルが低ければ、それなりの人物しか選出されない。
高い見識を持つ人も低い人も同じ1票である。有能な候補者に有能な投票者が3票投じても、無能な候補者に無能な投票者が4票投じれば、無能な候補者が当選してしまう。

日本の場合は有能な候補者自体があまりいないから、「誰に投票しようが同じだ」と言ってしまえばそれまでだが…。

ある宗教団体系の政党などは認知症系の老人ホームに送迎バスを手配して投票所まで輸送している。これをやっても違法行為ではない。

だいたい、投票者で選挙公約などに目を通している連中がどれくらいいるだろうか?

まともな選挙を行うためには普通選挙制度を廃止するしかない。
改憲論者は憲法9条をいじくりたがっているが、あんなものは解釈の援用でどうにでもなってしまう。
まず改正するべきは14条と44条だろう。しかし、これらも解釈の援用で何とかなる余地はある。

普通選挙制度を廃止してどうするのか?

免許制選挙制度にするのである。極端に判断能力を欠く者に対しては選挙権を与えないようにするのである。現行制度でも成年被後見人は選挙権がない。

選挙での判断能力については、最低でも中学校卒業程度の知識を必要とする。
公的施設等を利用して定期的に資格試験を実施し、合格した者に免許を与えればいい。中学校卒業程度といっても社会科だけで充分だろう。これで公立高校入試レベルの試験を行い50%以上の正答率を獲得した人を有資格者にすればいい。
この条件で50%に至らない人は投票行為をしてもらいたくない。

被選挙権に関しても免許制にするべきである。こちらはもっと資格審査を厳格にしていい。
最低、高校卒業程度の社会科の知識は欲しいものである。
センター試験レベルで60%以上の正答率を有資格者にしたい。

選挙権に関しては現行の年齢制限は廃止してもかまわない。18歳以下でも免許を持っていれば投票も立候補もできるようにしてしまうのである。
若者の政治への関心は高まるだろう。供託金も大幅に値下げして立候補の条件を緩和するのもいい。インターネットでの選挙活動も緩和すれば資金がない者でも当選する可能性が増える。

衆参両議院とも陣笠議員が大量に存在する。つまり不要な存在だ。両院の議員定数は現行の半分以下に減らすべきだろう。

衆愚化を避けて国民の政治的質を向上させるためには極めて有効な方法で、制度上の欠点もないと思うのだが、まあ、実現することはないだろうなあ。


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