2010年5月15日土曜日

平成大不況 非常勤大学講師が1500円で学生のリポート代行の悲惨 


非常勤講師がリポート代行=有料、HP上で募る―桃山学院大

桃山学院大学の英語非常勤講師の男性(44)が、自身のホームページ上で、学校のリポートや宿題を有料で代行すると宣伝、学生の依頼を募っていたことがばれてしまった。ホームページで宣伝していたのだから隠す意志は最初からなかったのかもしれない。

桃山学院大学はやはり「みっともない」と思ったようで、本人から事情聴取してホームページの該当部分を削除させた。どうやらクビを検討しているようである。
生活に困って始めた副業なのに、これがもとでクビになったら泣くに泣けない。

しかし、非常勤講師とは、こんなセコい副業をしなければ食べていけないのだろうか?

≪ホームページには「宿題をする時間のない方、リポート提出に追われている方、下記料金で代行します」などと記載。1課題当たり1500円で、2人以上や年10回以上の利用には割り引きもしていた。≫

涙ぐましい営業努力の跡がうかがえる。 

この講師の年収がいかほどかは不明だが、≪大学非常勤講師(専業)の平均年収は290万円(関西や首都圏の大学)と言われている。地方に行けばもっと収入は下がり、3人に1人は200万円を切る≫そうである。

この講師に妻子がいたかは不明だが、子供がいたら地獄のような生活のはずである。

≪しかも、国民健康保険料や研究費、学会参加費など自己負担が多いらしく≫

290万円から更に30~50万円の収入が抜かれてしまうのである。この調子では健康保険に加入していない非常勤講師も多そうだ。

あまりにも悲惨な環境なので、こんな仕事は誰もなりたがらないのかと思いきや…。

≪非常勤講師のポストも非常に狭き門になっているそうです。現非常勤講師(専業)の3人に1人が、5回以上、非常勤講師の公募に応募しています。≫

まあ、コンビニでバイトしている博士よりは、一応本職で食べられるだけマシなのかなあ。

≪ちなみに、大学教授や予備校講師などを兼業している大学非常勤講師の2002年度の平均年収は464万円とのことです。≫

予備校講師の口があれば人並みに生きていけるのか。

≪大学の非常勤講師の給与は持ち授業数の単価計算です。
週に1コマ(月に4~5回の授業)で月給は約2万5000円。
つまり、月給を25万円にする=週に10コマ担当する、ということ。
これで年収は300万円。
普通、1人でこんなに授業を抱える非常勤講師なんていません。
非常勤講師(専業)の平均年収が290万円なんて、どう考えてもデタラメです。
ほとんどの大学非常勤講師は、年収200万円以下でしょう。
高学歴者が優遇されない社会はクズ社会です。≫


そうですか。290万円も実態とかけ離れた数字のようだ。
こんなことなら見栄も糞もない。中学高校の非常勤でもいいんじゃないか?

≪大学だけでなく、中学高校の非常勤講師の給与も暮らしていけるようなレベルではありません。
学校側からの要望として、できるかぎり週4日以上勤務してください、と連絡がくるのに、(つまり学校の仕事を何より優先しろ!ということ)10コマで月に10万円の収入。
年収200万円に達しない人も大勢です。

今年は1月に解雇を言い渡された非常勤講師が10名もいたので現在問題になっています。(中には10年以上勤務した人が何名もおります。)
専任の教員は、倍以上の年収なのに、、なんとかならないものでしょうかねぇ、、マイッタ。≫


うっかり、こんな仕事を引き受けたら、ほかのバイトもままならない状況になっちゃうんですね。

「放っておいたら大変」 大学非常勤講師の惨状

このサイトも大学非常勤講師の悲惨さを詳しく紹介している。


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