2010年4月6日火曜日

恐怖の殺人国家中国! 日本人をろくに取り調べずに死刑執行



中国に旅行する際には必ず生命保険に入っておいた方がいい。事故で客死する場合もあるが、逮捕されて死刑にされてしまう場合もある。 

中国 麻薬密輸の日本人に死刑執行

≪中国当局は6日午前、麻薬密輸罪で死刑判決が確定していた赤野光信死刑囚(65)=大阪府=に対し、収監先の遼寧省で刑を執行した。国営新華社通信が伝えた。≫

「何だ、麻薬密輸犯じゃないか!こんな奴死刑で当たり前」
バカウヨどもは「氏ね!」が口癖である。
まあ、バカウヨが中国旅行をすることはないだろう。
ところが一般の日本人は結構中国に旅行しているから「やばい」のである。

今回の麻薬密輸犯だが、更に3人いる。いずれも死刑の判決が確定している。 
武田輝夫死刑囚(67)、鵜飼博徳死刑囚(48)、森勝男死刑囚(67)である。

海外で死刑判決を受けた日本人

武田輝夫

≪武田輝夫被告は約30人からなる日中混成強盗団を結成し、2000年頃から日本各地で資産家宅を襲ったが、2002年11月に名古屋空港から中国へ逃亡した。同強盗団による被害額は、約6億円に上る。
2003年6月、中国遼寧省大連市で中国人から覚醒剤5kgを購入、7月に運び屋の日本人ら5人に小分けして渡した。
武田被告が密輸グループの「元締め」とされた。 ≫


鵜飼博徳

≪岐阜県出身の鵜飼博徳被告は2003年7月、武田輝夫被告から受け取った覚醒剤約1.5kgを所持し、中国遼寧省の大連空港から日本に出国して密輸しようとした。 ≫

この両名はプロの密輸団である。

森勝男

≪森勝男被告は2003年7月29日、中国遼寧省瀋陽市の桃仙国際空港で、ビニール袋5個に分けて詰めた覚せい剤1.25kgを腰ベルトに隠しているところを当局者に見つかり、現行犯で拘束された。この覚醒剤は、武田輝夫被告の指示によるものとされる。
森被告は、定年退職して金に困っていたため、日本国内で麻薬密輸をもちかけられ、報酬20万~30万円で請け負った。
2004年2月10日、森勝男被告は面会に訪れた瀋陽の日本総領事館担当者から減刑嘆願書について説明を受けた。森被告はその場で嘆願書を書く意思を示したが、面会が約1時間と限られていたため書く時間がなかった。ところがその後、担当者は面会に訪れず、放置された形となった。
中国の司法関係者によると、日本政府が水面下で減刑を働きかける際、本人の嘆願書が中国当局に届いていることが重要になる。
日本政府は中国政府に減刑の可能性を非公式に打診したのに対し、中国側は「中日(日中)の政治的関係が良好なら考えようがあるが、現状では特別なことはできない」と事実上、拒否していたとされる。≫


そして、今回処刑された赤野光信

≪2006年4月に大阪から中国に入国した赤野光信被告はラップに包んだ覚せい剤約2.5kgを茶筒に隠し、中国遼寧省の大連空港から大阪空港へ密輸しようとした。
赤野被告は高校卒業後、不動産や衣料品販売などのビジネスを手がけた。しかし、中国で拘束される数年前から資金繰りに苦しみ、周囲に借金の相談を持ちかけていた。
赤野死刑囚は覚せい剤を密輸しようとしたことは大筋で認めている。しかし捜査や公判(二審制)過程に強い不信感を持っており、警察の取り調べについて「中国人の通訳がひどすぎて、正確な調書が作成されたか疑わしい」と話している。また、一、二審とも初公判の数カ月後、すぐに判決公判が開かれたといい、「重罪を裁く裁判なのに、十分に自らの主張を訴えることができなかった」との趣旨のことも言っている。≫


この2人は素人さんで、金に困って運び屋のアルバイトをしたのである。

この2人に関しては日本政府も外交ルートで助命努力をしたようだが、森勝男被告の事例でも判るように、死刑にするかどうかは、その時の外交情勢次第らしい。
さらに、赤野光信被告の例でも判るように、案の定、中国官権の取り調べはいい加減である。

「中国、昨年だけで1000人以上が死刑に」「イラク、日本などでも714人が死刑執行された」…アムネスティ

周知のように、中国は死刑大国である。世界全体の死刑の過半数は中国で実行されている。世界で最も人命と人権の軽い国である。

「いい加減な取り調べや裁判で死刑になるのはたまらない」、麻薬密輸罪で死刑判決が確定した中国の日本人死刑囚が不満

日本も世界では少数派に属する死刑実施国なので、中国に大きなことを言えない事情がある。今回の4人は麻薬密輸犯なので尚更だ。
日本で死刑になる場合は、殺人罪を犯すことが前提である。この場合、被害者の関係者が加害者を「絶対殺せ!」と騒ぐわけだ。大多数の日本人も殺人犯に対する同情は少ない。
しかし、麻薬密輸の場合は、直接殺人を犯したわけではないので、「何も死刑にしなくても…」という感情を持つのである。
麻薬が使用されれば、被害者は廃人になり、殺されたも同様の状態になる。間接的殺人も「殺人の内」という発想も当然あり得る。日本でも毎年10万人以上の自殺・変死者が出ているが、当然中には間接的殺人もあったものと思われる。

かつて「アヘン戦争」で麻薬に苦しんだ経緯のある中国が、麻薬犯に対して厳しく対応するのも充分理解はできるのである。

「海一つ隔てた日本で捕まっていたら死刑でなかった。やっぱり納得できない」~死刑回避へ電話作戦、大阪の同級生ら

このあたりは、日本人と中国人との感覚のずれが大きいところである。

日本人の死刑執行で、中国のコメント欄に「日本」の文字なし

日本の報道も情報操作されているのだが、中国の情報操作は例によって稚拙である。

中国の邦人死刑執行通告 鳩山首相「いかんともし難い」

相変わらずだらしない首相だ。小沢氏に「余計なことをしゃべるな」と口止めされているのだろう。

千葉法相「中国の対応が日本の世論の反発を招くことにならないか、大変懸念」 中国の日本人死刑執行に

くどいようだが、死刑実施国くせに説得力のないことを言う御仁である。世論なんかを持ち出さず、国家を前面に出して交渉しろよ。

進駐軍兵士が日本人に対して犯罪を犯した場合のアメリカの対応を見習え。
喋れば喋るほど中国になめられる構図である。

"日本人、中国で死刑執行" 福島みずほ大臣の「死刑やめて!」発言に、中国人ら「こんなレベルの人間が党首か」と非難の嵐

これも情報操作だが、稚拙なやり方にもかかわらず、中国人も結構洗脳されている。やはり、民度が低い。

私は基本的に死刑制度に反対である。別に人道的観点で言っているのではない。採算性が悪いからである。
殺すよりも、生かしおいて働かせ、被害者に賠償させた方が合理的と考えている。そのためには、刑務所の生産性を今よりも向上させる必要がある。

中国が死刑を濫発するのも、ある意味では合理的発想である。刑務所の採算性を考えた場合、生かしておくより、屠殺した方が安上がりという判断だ。実際に死刑囚の死体は売買されている。死体の価値としては若い方が高いから、死刑囚も若い方が喜ばれている。

合理性に徹すれば、中国のやり方は筋が通っているが、流石に私の感覚では付き合いきれない。

で、話は元に戻るが、一番心配なのは「冤罪」である。中国旅行で冤罪にかけられれば、簡単に死刑にされてしまうのである。
中国には犯罪者がうじゃうじゃいる。
一般旅行者の鞄の中に麻薬を潜ませ、警察に通報すれば、仕組まれた方はそれで死刑である。勿論、警察とグルでやるのである。
そんなまだるっこしいことをしなくても、「いきなり逮捕」まで考えられる。警察が勝手に「麻薬所持」と記述してしまえば「はい、それまでよ」である。

えっ、「そんな酷いことをやっている、なんて話は聞いてないぞ」ですか?

日中共同で情報操作すれば、もみ消せるんですよ。まあ、冤罪を嵌められて死刑になる確率は0.5%程度だろうが…。200回中国に旅行すれば殺される確率は別の要素も加わってもっと高くなるだろう。その条件で生きている可能性は50%以下だろうな。



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