2010年3月21日日曜日

温暖化問題 やはり切り札は原発だった! 14基の大増設に


以前は、原発というと、危険で汚らわしいイメージがつきまとっていた。そして、実際にちっとも安全ではない。地震大国の日本においては相変わらず「おっかない」エネルギー生産手段なのである。

なんと原発14基を新増設・・・温暖化対策に軸足 エネルギー基本計画原案

≪経済産業省が検討している2030年までの新たな「エネルギー基本計画」の原案が20日、明らかになった。従来の原油の安定確保・供給から、地球温暖化対策の重視に方針を転換。原発14基を新増設し、稼働率を90%(現在60%台)に引き上げることを柱に据えている。≫

とにかく、電気を作らないことには生活も産業も成り立たない。
一昔前まで、社会党や共産党は「原発」をあたかも悪魔の申し子であるかのように罵倒し続けて、「絶対、反対!」と叫び続けていた。

で、当時少年だった私は「反対!」と騒いでいる共産党のおっさんに、「じゃあ、原発をやめたら、電気はどうやって作るの?」と質問してみた。
すると、おっさんは「そんなものは火力発電で作ればいいんだよ」と平然と言ってのけた。当時はまだ地球温暖化が騒がれていなかったが、大気汚染は深刻だった。子供心にも「馬鹿か、こいつは!」と呆れたものである。

政府が火力発電に消極的になったのは、環境問題よりも原油価格と関係があるだろう。尤も、現在の火力発電所は石炭や天然ガスが主力である。

水力発電は元祖エコエネルギーでクリーンエネルギーなのだが、現実には環境破壊の代名詞になってしまった。特に自民党時代に無意味なダムを乱発し、赤字国債増発の原因にもなり深刻な山林被害を与えた。天下りと土建議員によって国土が陵辱されたのは確かである。

太陽光発電も、結局は効率が悪い上に、天下りが跋扈するための詐欺まがいの助成金システムによって赤字国債を無駄に増やした。
金をばらまくだけで経済活性化にも結びつかず、国力は消耗しただけである。

風力発電に至っては、回らない風車、無意味に倒壊する風車が乱立し、回っている風車からは人体にきわめて有害な低周波がまき散らされた。
景観破壊の被害も深刻である。

火山国日本は地熱が豊富だが、温泉組合とトラブって計画すら立たない状況である。

そう、日本は原発しか残されていないのである。完全に管理すれば、他のどの発電形式よりも環境破壊は少ないが、メルトダウンすると「ハイそれまでよ」である。
金融と同様、ハイリスクに手を出さないとニッチもサッチも行かない状況なのである。


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