2010年2月4日木曜日

貴乃花に投票した安治川強制退職騒動



協会側の縛りを振り切り貴乃花親方に投票した安治川親方が強制退職させられた。

安治川親方(元幕内光法)が貴親方に投票、協会退職へ

≪安治川親方は年寄名跡を伊勢ケ浜部屋の安美錦から借りており、一門の事前会合では大島親方(元大関旭国)に投票することになっていた。大島親方は当選ラインの10票に2票足りずに落選した。 ≫

この一報を聞いた貴乃花側は激怒している。

貴乃花親方「辞めさせられたようなものだ」

≪貴乃花親方も「(暴行騒動の)朝青龍問題に匹敵するくらい、あってはいけないことが起きたという印象です。人の一生を台無しにすること」と厳しい口調で語っていた。≫

協会側と全面対決の構えである。

陰湿な角界の利権構造が見え隠れするような事件だが、実際のところはどうなのだろうか?
何せ角界全体が一般からはブラックボックスである。

今回の意外な逆転劇の背後にも相当の金のやり取りがあったものと推定できる。
現在貴乃花親方に加担する親方は9名だが、今後増えることも予想される。

貴乃花親方が強気でいられるのも背後に強力なタニマチが控えているからである。
別に具体的な例を述べているわけではないが、中には「部屋住みで冷や飯を食い続けているくらいなら、いっそのこと大金をつかんで廃業してしまえ」と考える親方がいるかもしれない。

朝青龍関が結局丸く収まるようになった背景にも金銭問題が影響している。協会もみすみす金づるを切るようなまねはやりたくないのである。

お相撲さんを転ばす一番有効な手は49手目のカネである。
協会側もマスコミから一方的に悪者扱いされて憤懣やるかたないだろう。実際は「どっちもどっち」である可能性が高い。

安治川親方、一夜にして退職撤回/大相撲

と、記事を書いていたら、何じゃい、こりゃあ!?

≪退職、待った! 大相撲の立浪一門で元幕内光法の安治川親方(36)が3日、前日に日本相撲協会の理事選(1日)で一門外の貴乃花親方(元横綱)に投票したことを明かし、協会を退職する意向を示したことを一転させ、撤回した。立浪一門が“待った”をかけたもので、同日、安治川親方は東京・両国国技館で会見し、協会に残る意向を表明した。一門の理事でもある友綱親方(元関脇魁輝)が安治川親方と話し合い、強く慰留。一切の処分を科さずに“無罪放免”とした。≫

裏で手打ちがあったんですね。

ムゲな扱いできない?! 貴乃花、異例の大抜擢ポストも

仲直りも早かったなあ。

文科省が理事選の公正性で相撲協会に問い合わせ

≪1日の日本相撲協会理事選挙で、一門の取り決めを破って貴乃花親方(元横綱)に投票した立浪一門の安治川親方(元幕内光法)が、責任を感じて協会を退職する意向を持っていることについて、監督官庁の文部科学省が相撲協会に事実関係の問い合わせをしたことが3日、明らかになった。≫

直接的にはこれですね。
タニマチには議員さんもいるのかな?
お相撲さんは酒を飲むと強いが、金で転んで、権力には弱い。


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